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crageディレクター勉強会 第2回 金融業界のWEB案件を知ろう

デザイン×エンジニアリング×ディレクションをベースに「新しい価値観」を創造するクリエイティブ集団、crage(くらげ)株式会社のディレクションチームのおすぎです。

以前ディレクター勉強会をはじめてみるという記事を書きましたが、ディレクションチームでは毎月社内勉強会を開催しています。
今回の勉強会のテーマは「金融業界のWEB案件を知ろう」ということで、実際に前職で案件に携わっていたメンバーが担当してプレゼン形式で発表を行いました!


「WEBの金融業界案件について」

今回のテーマである「WEBの金融業界案件について」はcrageでは扱ったことがない業界の案件です。

金融商品という言葉だけでは、一般的にイメージされる様な銀行が絡む資産運用や株式といった、特定のユーザーしか取り扱わない商品を想像をするかもしれません。

ですが実際には、身近な商品も「金融商品」です。

例をあげるなら
・各種保険(火災、生命、終身、医療)
・証券
・クレジットカード
・銀行口座

など多岐に渡ります。

したがって、金融業界案件とは銀行のサイト、口座やクレジットカード申込みサイト、関連キャンペーンLPからローンシミュレーションや預金、ローン情報を取り扱うサイトも全て含まれます。

その中でも今回は、プレゼン担当者が前職で携わっていた保険・クレジットカード関連の案件を紹介します。

会社として必要なもの

案件受託の際には契約、NDAを結ぶのが基本です。金融案件の場合、更に必要となるのは、受託会社側のセキュリティと個人情報の取り扱いとなります。

金融商品は、サイトユーザーの資産に直結します。

その為、申し込みサイト制作やシステム開発・運用を行う際は、通常よりも案件資料や開発用のデータの取り扱い、そして検証環境を含めた制作フローそのものを厳しくする必要があります。

セキュリティ面はファイル・データ類の連携やアクセス権を制限、制作や検証はクローズド環境で通常とは違う進行管理や、確認が必要となります。

また、個人情報の取り扱いについては第三者が認証する制度として「プライバシーマーク」が必要になります。
これは会社全体で個人情報の取り扱いについて明確な規定を持ち、管理部門が整備されていることを証明できます。

つまり、プライバシーマークがあることにより個人情報の取り扱いがされていると形にできます。

プライバシーマークとは
プライバシーマーク制度は、事業者が個人情報の取扱いを適切に行う体制等を整備していることを評価し、その証として“プライバシーマーク”の使用を認める制度で、次の目的を持っています。

消費者の目に見えるプライバシーマークで示すことによって、個人情報の保護に関する消費者の意識の向上を図ること
適切な個人情報の取扱いを推進することによって、消費者の個人情報の保護意識の高まりにこたえ、社会的な信用を得るためのインセンティブを事業者に与えること

https://privacymark.jp/system/about/outline_and_purpose.html

プライバシーマークはcrageでは取得をしていないものなので、制度について初めて知るメンバーもおり、この話を興味深く聞いていました。

次は実際にプレゼン担当者が過去に経験した案件をもとに、ディレクターの役割と特に注力した部分を紹介しました。

事例紹介1

ローンシミュレーション制作とはローン申込みを行う際に借入金額や期間を顧客の入力したデータを元に算出するシステムの開発です。
フロントエンドの開発とバックエンド側との繋ぎ込みの両方を行います。
このシミュレーションの検品は、入力する金額の大きさや影響を鑑みて、テスターだけでなくディレクター自身も大量のテストをこなし入念な確認を行いました。

規模や開発の確認について、crageにはない進行や観点なども聞ける機会となりました。

事例紹介2

次の紹介はクレジットカードの申込みを行うサイトのフルリニューアル案件です。
案件の特徴は「サイトのコンセプト策定」「カード情報の管理」です。
コンセプト策定は通常のサイトでも行われますが、今回は画面で見るサイトとは異なり、ユーザーが手元の端末で操作しながら使用するサイトでした。
そのため一般的な組み方と設計から変える必要がありました。

主な思想としては
・タッチ操作を使用を想定したUI
・顧客、スタッフ両方の文章の読みやすさ
・カード情報の整理についての設計
・申込み導線の効率化

以上を踏まえて、実機を触りながら1ページずつ構成や導線を検討を行いました。
特殊な要件の部分は、実際にプレゼン担当者から経験を共有してもらったことで、学びに繋がった紹介でした。

WEBの金融業界案件はcrageで対応している案件とは毛色が異なるものが多く、メンバーもそれぞれも考えながら質問や感想を言い合った勉強会でした。

最後に

今回WEBの金融業界案件の勉強会の内容をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
チーム内で共有することで自身のスキルアップに繋がっていきます。
今後も様々なテーマの勉強会を行うので、またご紹介します。

今回もお読みいただきありがとうございました。
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