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【絵本log】

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私が読んだ絵本の記録。年間で何冊読めるかな~?自己満足の感想メインです。
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記事一覧

#039【絵本】おばあちゃんのにわ

今日もほっこり絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに 昨日の読書記録『ぼくは川のように話す』のジョーダン・スコットさんの、こちらは昨年発刊の新作。 今日の絵本 『おばあちゃんのにわ』 ジョーダン・スコット 文 シドニー・スミス 絵 原田勝 訳 発行所:偕成社 感じたこと 著者の幼児期の実体験、今回はおばあちゃんのお話です。 あたたかい空気感の中、ぐっと胸を打つ内容でした。 ポーランド人のババは、第二次世界大戦後カナダへ移住してき

#038【絵本】ぼくは川のように話す

今日もほっこり絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに オススメ絵本として紹介されていたので、読んでみました。 まだ最近の2021年の絵本。 今日の絵本 『ぼくは川のように話す』 ジョーダン・スコット 文 シドニー・スミス 絵 原田勝 訳 発行所:偕成社 感じたこと 大きくて穏やかに流れる川ではなくて、ごつごつした岩肌が見え、渦を巻いたスポットもある濁流のような田舎の山間にある川をイメージしました。 著者は吃音のあるカナダの詩人で

#037【絵本】こねこのチョコレート

今日もほっこり絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに 図書室の本棚に立てかけられてるのを見て、「そういえばこれ、どこかのオススメで見かけた絵本だったね」と思い出して借りてきた絵本。 今日の絵本 『こねこのチョコレート』 B・K・ウィルソン 作 小林いづみ 訳 大社玲子 絵 発行所:こぐま社(2004年) 感じたこと 4才のジェニーの子どもらしい可愛い出来事を書いた作品。 イギリスではこういった習慣があるのか、パパとママから別々でお

#036【絵本】ねぇ、どれがいい?/またまた ねぇ、どれがいい?)

今日もほっこり絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに こちらもnoterさんから教えていただいた絵本。読み聞かせでは、子どもたちに人気のある絵本らしいです。 読み聞かせ相手だったはずの息子たちも巣立っていて、現在の仕事も子供たちに会うことさえない事務なので、現場でどんな楽しい声があがるのか分からないのが残念で仕方がないのですが(T_T) 今日の絵本 『ねぇ、どれがいい?』 『またまた ねぇ、どれがいい?』 ジョン・バーニンガム さく

#035【絵本】ジオジオのかんむり(+ジオジオのたんじょうび/ジオジオのぱんやさん)

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに noterさんのレビューで、読んでみたいと思った『ジオジオのかんむり』という絵本。図書館蔵書検索したら他にもジオジオの絵本があったので、まとめて読もうと借りてきました。 今日の絵本 『ジオジオのかんむり』 作・岸田衿子 絵・中谷千代子 発行所:福音館書店(1960年) 『ジオジオのたんじょうび』 『ジオジオのパンやさん』 作・岸田衿子 画・中谷千代子 発行所:あかね書房(19

#034【絵本】きつねのきんた

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに この絵本は、私がスキなかこ・さとしさんのお話を基にして、いもとようこさんのラブコールでつくられた絵本のようです。 今日の絵本 『きつねのきんた』 かこ・さとし 作 いもとようこ 絵 発行所:金の星社(2005年) 感じたこと いもとようこさんの絵はやわらかいタッチで可愛らしく、見るといつもほっこりやさしい気持ちになります。でもこのおはなしは、わたしたちに現実をしっかり突き付け、

#033【絵本】11ぴきのねことぶた

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに 読んでみたかった馬場のぼるさんの『11ぴきのねこ』シリーズ。 1冊目から読みたかったけどすぐに借りられたのがこの本だけでした。 今日の絵本 『11ぴきのねことぶた』 著者: 馬場のぼる 発行所:こぐま社(1976年) 感じたこと 漫画チックな絵だなとネットで調べてみると、著者の馬場のぼるさんは手塚治虫さんとも親交があった漫画家さんでした。後に絵本の世界へ。お話もおもしろいのが納

#032【絵本】からすのパンやさん

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 はじめに 有名なこの絵本の存在を知ったのは20代前半の頃。隣のまた隣町の山の上に出来たオシャレなベーカリーでだったことを覚えています。 山の上にあるロケーションを使ってオープンテラスでランチやお茶もできるので、子連れ客も多く店内に絵本がたくさんあり、ふと手に取ってパラパラっとめくったのが初めてでした。あの時の絵本が今絵本を読むようになって好きになった”かこさとし”さんの絵本だったとは。子育て中には

#031【絵本】しりたがりのこひつじ

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 まずは一言 叔母からいただいたエリック=カールさんシリーズ。最後に読んだのは、前回の絵本で感じた「なぜ?どうして?」がテーマになった絵本でした。 今日の絵本 『しりたがりのこひつじ』 エリック=カール え アーノルド=サンドガード ぶん くどう なおこ 訳 発行所 偕成社(1992年) 感想 テンポあるリズム感のよい文章に、カールさんのコラージュが間違いなく鮮やかさをプラスしてます。興味

#030【絵本】やどかりのおひっこし

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 まずは一言 叔母からいただいたエリック=カールさんシリーズもそろそろ終わりですが、また素敵な私好みの絵本^^ 今日の絵本 『やどかりのおひっこし』 エリック=カール さく もり ひさし やく 発行所 偕成社(1990年) 感想 やどかりについて調べたくなりました(笑) 私の中の小さな私が、「なんで?どうして?」って聞いてきたから。 素朴な疑問は、一緒に読む子どもたちからサラリと出てきます

#029【絵本】ことりをすきになった山

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 まずは一言 マクレーランさんという人類学者の女性が作られたお話です。素敵なお話に、更にカールさんの鮮やかなコラージュが彩りを添えています! 今日の絵本 『ことりをすきになった山』 エリック=カール 絵 アリス・マクレーラン 文 ゆあさ ふみえ 訳 発行所 偕成社(1987年) 感想 カールさんのいつもの素晴らしい絵は健在ですが、文章も多く入っているので、じっと聞いていられる位少し大きい子

#028【絵本】うたが みえる きこえるよ

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 まずは一言 エリック=カールさんシリーズ。 今回もさすが!絵もさることながら、構成力がすごいです。 今日の絵本 『うたが みえる きこえるよ』 エリック=カール さく もり ひさし やく 発行所 偕成社(1981年) 感想 この絵本にはほとんど文章がありません。 はじめのページにバイオリニストが現れて、こう伝えるだけ。 バイオリニストが奏でる音が、エリックとカールさんの色で表現され、

#027【絵本】八郎

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 まずは一言 こちらも読んでみたかった絵本。 『モチモチの木』コンビ、 斎藤隆介さんと滝平二郎さんの作品です。 今日の絵本 『八郎』 斎藤隆介 作 滝平二郎 画 発行所 福音館書店(1967年) 感想 またうっかり笑、涙してしまう絵本でした。 こんな風に方言で綴られた物語。 絵は、白黒の版画で力強く描かれています。 線太で迫力があり主人公の八郎、男前!! 秋田に所縁がなく方言もあまり聞

#026【絵本】ペレのあたらしいふく

今日もホッコリ絵本の世界へ📚 絵本を読んだ記録として、感想を書いています。 まずは一言 またまた古いですが読んでみたかった絵本です。 『ピーターラビットのおはなし』のビアトリクス・ポターに匹敵すると言われたスウェーデンの絵本作家さんの作品です。 今日の絵本 エルサ・ベスコフ さく・え おのでらゆりこ やく 発行所 福音館書店(1976年) 感想 オススメですが、実は内容知らずに読みました(笑) 水色でやわらかいタッチの表紙で読んでみたいと思いましたが、中身の絵も