coyotekenkamei

高知にて、演劇を主に活動。劇団コヨーテ主宰。

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最近の記事

料理ってやつは、新作日記13

娘と息子の朝晩のご飯を作る。 久しぶり。 朝はお馴染み、ホットサンド。午前5時に起きて作る。昨晩はハッシュドポーク、昆布味噌汁、ニラ玉豆腐クレープ、今晩は焼きうどん、焼き鳥、目玉焼き、リクエストに応えまくり。 私はキャンプ道具的な調理道具しかない、包丁もない、ナイフ一本、ちっさい鍋とちっさいフライパンで料理する。 調理道具が揃っている時は楽々なものが、不自由であると大変に面倒だ。 最近、ケガもしたので身体すらおっくうだ。 そこに気づくものがある。 人間ってねぇ、と思う、

    • 久しぶり!新作日記12

      すんごい停滞してる。 気分と共に生活もだけど、でもよいしょっと新作準備を具体的に進めているのだ。 おっとお金かかるぞとか、色々と連絡するぞとか、バイクでコケたw足痛えとか、様々な要因でためらいがちになるけど、みんなステキに返事をくれるから、嬉しくて泣きそうだった。 泣いてない 酒飲んだ 泣いてもよかったよ ひとりで泣くのってさ、自分の潜在意識に問いかけてる感じあるよね 誰かの前で泣くのって、こみあげてくるけど、ちょいと甘えもありやんせ まあまあ、思ったことを

      • ハローハローロンググッドバイ、新作日記11

        いったん台本執筆を休止。 ただひたすら人恋しいのだ。 誰にとでもなく恋煩いなのだ。 触りたいけど触りたいものがない。 触られたいけど許してない。 愛しかないあっち側では、経験できない事を、愛を求めてばかりのこっち側で叶えてみたい。 ここでは未完成が美しいのに、完全なるものを高価な、高価ってなんだ? 高い価値があるものw ウケる その時点で誰かと計ってるじゃねぇかよ。 完全なるものにみえる高い価値に振舞ってみせる美醜がウロウロ偉そうに道のいいとこを闊歩する。 ウケる

        • どくんごを観たり、新作日記10

          昨日は昼間は息子の幼稚園で絵本読みきかせ。 息子リクエストで100万回生きたねこを読む。 年長の子達が素直にねこが死んでしまうと驚き、何回も死んでる!と反応し、ねこはこどもが大嫌いでしたと聞くとなんでー、と総ツッコミされた。 夜に息子にどうだったと聞く。 顔は真剣だったけど心の中で笑ってたよ、と言う。 みんなで100万回生きたねこごっこをやるそうだ。 ねこは誰がやるの? と娘が聞くので、そりゃもちろんお父さんの代わりに息子だろうと私が言う。 いや、ねこはみんなやりたいって言

        料理ってやつは、新作日記13

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        • 亀井健自然に帰る日記
          83本

        記事

          昼から酒盛り阿呆、新作日記9

          深夜、息子の寝小便で濡れる。 息子は私の身体に乗っていたり、顔に被さっていたりする。浅い眠りで私は警戒していたが、やはり私の服、寝床は濡れる。 息子、反省しつつ半泣き。 すまんな、ちゃんと小便してから寝なさいと言えばよかったが、娘がなかなか寝床で遊んで眠れなかったのだ。 しかし、女というやつは、大人になりたがる。 娘はすっかり、自立してる風の女だ。 1週間ほど前は甲斐甲斐しく私の世話を焼く彼女風だったのだ、それがもはや甘えのカケラを見せないのだ、おかげで息子はたっぷり私に甘え

          昼から酒盛り阿呆、新作日記9

          うたかたモエシャンドン新作日記8

          久しぶりに早起き、洗濯、軽く掃除、トイレ拭き拭き、コーヒーを飲み、執筆し、朝倉城跡を登り下り、買い物しつつ新しい風景を見つけ、おにぎりを食う。 朝とあるストーリーが生まれ、ふとワインを思い、最近ワインは飲んでない、なんか痒くなる。 ワイン、モエシャンドン、モネ、睡蓮の池などの連想ゲームをしている。 あらかじめこの運命は決まっていたのかもしれない。登場人物の名前は黒江だからだ。 ボリスヴィアン、うたかたの日々。 昔は日々の泡と訳されてた。 この奇妙なラブストーリーをシン

          うたかたモエシャンドン新作日記8

          生まれてごめんちゃい新作日記7

          2024.5/13日没前 歩いていたら、近所の保育園から聞こえてきた。 たんたんたん、たんじょうび〜 そこでふと思い出す。 俺の最初の記憶は3歳でさ、誕生日だ。 お母さんやら、女性達がせかせか働いて準備してた。ケーキには誕生日おめでとうって書いてあった、たしかたしか。 けんちゃんはなんか喉の奥がジュワッとした。 胸がキュッとした。 こりゃいかんね、目ん玉に汗がたまりゆうき なんて事で言葉にはなっていないが、泣きそうになったので、必死に、言う。 箸がないよー、 井上

          生まれてごめんちゃい新作日記7

          なんもしてないよ新作日記6

          今日の私は、何もしていない。 朝起きて、ちょいと水回りを掃除。 その後、施術サロンのため、パソコンに向かって広告づくり。 デザインが上がったが、入稿できず諦めた。 酒と飯にする。  もう夕刻になっていた。 食べて飲んでやる、ヒャハハ。 おいおい明日も飲み会だろう。 まあよいではないか、はやいとこ風呂入って寝よう。ちょいとはなんか考えようかな。 料理好きな人は床も好き。 おいおい、しょーもねぇな。 相性ってものがあるならば、匂いと味が大切。 匂いと味には経験が必要。

          なんもしてないよ新作日記6

          裏路地楽しい、新作日記5

          2024.5月9日もう夜。やるべき事をひとつやる。 目が覚めて、なんとなくパソコンに触る。 朝、コーヒー飲みつつ。 なんだかハッピーな始まりになった。 だけど、ハッピーじゃない事の後だろうと予想される感じだ。 どうなるかは、まだ僕にもわからない。 だが精神に起承転結がある。 目に見えないものが起承転結なのか。 それはまた小難しいことをね。 恋ほどの高まりはないけれど、なんとなく、繋がっているような、だけど高知とサンパウロくらいな感じもしてて、なんか気になる。 朝

          裏路地楽しい、新作日記5

          ふわふわタイダ、新作日記4

          少しの用事をすまし、マイヤーズを買うと朝に思い立ち、夕方に購入、さて、くちあけ一杯と思いきや、サッカー送迎頼まれる。 脚本をついにワードに打ち込もうという儀式を始めた矢先にLINEに気がつく。 あぶねー 没頭直前でよかったよ。 今日は筋トレもしてない。 枯れそうな食材を調理しまくる。 そのせいか、物語の始まりは、ひとつの食材を買い忘れた会話から始めた。 ユーモアだよ いいユーモアだよ クールすぎて伝わり難いんだよ、君! 君? おまんやき わし? けんどたっすいがはい

          ふわふわタイダ、新作日記4

          あざとく甘えてきた、新作日記3

          2024.5月7日雨上がり曇天 君がいいよと言うまで、言わせるまで、聖人を振る舞い生きてきた。 強いふりをした。 負けないように挑まなかった。 知ったかぶりをして勝利の気分を味わっているから、何もかも幻のようだった。 この世の男性よ、本能であるから仕方ないが、いや本能ではなく、歴史か、いやいやただの経過だな、俺はわかったよ、この世には勝敗や強弱なんぞないという事を。 ダセェな そんなふうに攻撃的な俺もダセェな笑 あざとさを確認した俺です。 今年の初めの頃、耳ツボの

          あざとく甘えてきた、新作日記3

          夜は明けるか、新作日記2

          2024.5月6日夕刻、雨の日。 朝から一日中、雨が降る。 高知の雨は日本画のごとく細い線だ。 私用というか、私がしているCS60salonたびびと、が沢田マンションから、150年続く蔵に移転するので雨の中、施術ベッドを運んだ。 とっても美味しい蕎麦屋さん、ドラゴン広場のそばマルシェの渋谷さんが所有する蔵なので、渋蔵と呼ばれている。 古物市やイベントで週末は賑わう場所だが、私は平日そこで施術をさせて頂ける事になった。 嬉しい。 渋谷さん、いつもありがとう。 そして高

          夜は明けるか、新作日記2

          久しぶりに綴る、新作日記

          2024年5月5日午後 男と女 7年周期 14歳から21歳、28歳、35歳、42歳、49歳、56歳つらつら、77歳くらいまでの時を、出会ったり、交差したり、別れたり、思い出したり、再会したり、再別したりの、物語を考えてる。 まだ断片だけど ナカヒラミキヒトさんとなんかやりましょうってお願いした。 快くやりましょうって言ってくれた。 矢野絢子にも脚本できたらお願いしよう。 市民劇で出会ったステキな人達も誘ってみよう。 高知で、劇団で、やろうかな。 稽古場とか、うまくやれた

          久しぶりに綴る、新作日記

          晴れる夜、演劇みたいな音楽のような、作品、その4

          人を信じること。 最近苦手になってた。 強さは信じることで生まれます。 そして精神の開放と意識の拡大を生きる。人になるため、身体に血が流れる。 指先にまで魂が通う。 身体が言葉になる。 深く深く息を吸って長く長く線の様に息を吐く。演じることは僕にはそんな感じです。演じることが技になる。

          晴れる夜、演劇みたいな音楽のような、作品、その4

          晴れる夜、演劇みたいな音楽のような、作品、その3

          ミュージシャン達の音が届く。 なぜだろうか、聴きながら、なんとなく涙が流れてしまう予感がした。 新しい稽古の方法をしている。 視覚を排除するという感覚。 なぜ、涙が出てしまいそうになったのか、それは愛するという行為のあまりのきれいさのせいだ。 僕は愛してるんだ、ドレミファソラシド、ポンココ、ポンポン、音の言語。 生でやるからさ手触りもあるよ、触れてるって感覚、記憶、すべすべつるつるざらり‥ 愛しいやん。 晴れる夜に誰かの寝息が聞こえる この作品はラブレターです。 誰に

          晴れる夜、演劇みたいな音楽のような、作品、その3

          晴れる夜、演劇みたいな音楽のような、作品、その2

          何もかもリスタート。それはいいね。 札幌で自分の作品を初めて発表したのは1997年12月だ。それから25年になるのか。 役者としては17歳から始めた、なんか不満足で、脚本を書き始め、発表のために劇団員を辞めて、劇団をつくり、ヘッドになり、脚本、演出、主演をかます、1997.12。 頭がちんちんの形で家から出られずにいる青年と母と弟の愛憎の爆発みたいなお話。 2019年に再演した時、そこに誕生日プレゼントの女をキャストに加えた。 初演は家族だけの話で絶望的だった。 再演は家

          晴れる夜、演劇みたいな音楽のような、作品、その2