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「天才」の耐えられない軽さに絶望した過去。【59日目】

継続するって難しい。

昔から「継続すること」が苦手でした。
なんやかんや言い訳を見つけては取り組まないことも多いし、時間にはルーズだし。

できることなら、やりたくない


だけど、とあるコミュニティにいた頃の出来事がきっかけで、「継続」を身につけることができました。


そのコミュニティで流行っているほめ言葉に「天才」ってのがあるんです。

「天才」。


なかなか人に言いませんよね。

最初は、いい気分で聞いていました。
「天才」なんてそうそう言われませんからね。もう鼻高々です。

自分は誰かに天才って言ってもらえる存在なんだ。
そうやって自分の満たされない心を補完してました。

満たされない理由を、見なかったことにしていました。


でもね。人は飽きます。
私も、飽きたんです。

「天才」ってやたら言われると、言葉の重みがなくなります。
軽くなるんです。
何でもかんでも、とりあえず「天才」で片付けている。
そんなふうに感じるようになったんです。


私は、天才じゃない。

それは、誰よりも自分が知っていました。
ただ、調子のいいことを言われて浮かれていただけだった。

自分が、自分のために努力しない言い訳として、使っているだけだった。


天才じゃないから本当はできないことの方が多いし、天才じゃないから新しいことに取り組むたびめちゃくちゃ時間がかかります。
無心に何かを信じて続けられるような純真さもひたむきさも、自分は持ち合わせていません。
だから、何かふわっとしたものを信じて継続なんてできない。


だけど「努力」ならできる。

泥臭く、自分のありたい姿に向かって。
いろんな方法を試し積み重ね、突き進む努力に向けてなら、自分が自分を信じて行動できるって思ったんです。

努力する自分のことだったら、何よりも一番信頼できる。
その努力が報われるかどうかは努力の方向性次第だけれども、頑張ってる様子を一番そばで見ているのは自分だからです。

手探りで壁にぶつかりながらも、「ライター」という自分にとって未知の世界での仕事を続けられているのは、信じられる自分がいるからでしょう。

「天才」って誰かに言われることは無くなったけれど、今の自分が過去最高に気に入っているし「かっこいいでしょ」って思っています。


最後に、私が好きなマンガ『怪獣8号』の好きなシーンをご紹介します。
いつだって、主人公だけがステージに上がれるんじゃないってことを思い出させてくれるマンガです。

大好きです。


俺は 天才じゃなかった
ヒーローになるのは 俺じゃなかった
この道もきっと 進む先はいつもの壁だ
たとえそれでも
叩いて 叩いて 叩き続けて
俺も必ず そこにいくから
先に行って 待ってろや!!

古橋 伊春『怪獣8号』より


↑伊春くんが表紙の『怪獣8号』7巻。
面白いので、ぜひマンガから読んでみてほしいです!






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今日の投稿は放課後ライティング倶楽部(AWC)の『66日ライティング✖️ランニング』のお題で書いております。

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