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PTAって悪の組織?

今年度からPTA本部役員やってるわけでして、次年度の新入生向けの資料を作る過程で、「みんななんでそんなにPTA嫌かね?」ということが気になって調べてました。

違法PTAとか、強制加入とかブラックPTAとかいろいろ出てきて、当然ながら問題も色々あるんですが、一種「PTAアレルギー」みたいなものも感じました。

私も数年前までは、地域の子育て支援ボランティアを10年もやってきていながら、「PTAだけは手を出しちゃなんねぇ!」と幼稚園から小学校、中学校と最低限の関わりだけで逃げることしか考えていなかったわけなんですが。

あらためて「どうして嫌だった?」と考えると「なんか大変そう」「人間関係ドロドロしてそう」みたいなイメージによるところが大きかったような気が。メディアやらドラマやらが、そういうイメージつけまくっていたからでしょうけれども。

ただ、ふと「なんで他人のお子さんを必死にボランティアしてて、自分の子どもに関わるボランティアをそんなに避けてるんだっけ?」と思ったら、我ながらおかしなことに気づいて、今年は本部役員になったわけです。

で、実際入ってみたらまあ、本部役員なので仕事はそこそこあって大変。
(まあ今年は途中で大き目なトラブルがあって、全役員目が点になったりしたので、良く乗り越えてきたな…ってくらい)だったけど、とにかく仕事ができる人が多いし、みんなできることはどんどんやっていくので、進行が早くて、もしかしたらクライアントワークしているよりもストレスないくらい(笑)

この辺りは、ほんと人によるところが大きいから、なんか昔からいるお局様みたいのに遭遇していたらこうは感じなかったと思うけれども。

ちなみにうちの学校のPTAは都P連にも日P連にも入っていないので、よくわからん「しがらみ」とかはないのです。
改革もし放題で、今年はPTA会則からごそっと変更しようと思っています。

ボランティアなんだから、できる人ができるときにできることをすればいいと思うわけです。
無理なことは、やめちゃってもいいとは思います。

でも、だからって、何もかもなくすのはどうなんですかね?
子どもが楽しめるもの、子どもの経験や成長につながるもの、将来に必要なものは、親が協力し合って、無理のない範囲で支えていったらいいんじゃないでしょうか。

誰もやりたくない、誰のためにもならないものはさっさとやめればいいし、必要なものは、事情があってできない人に無理やりやらせるんじゃなくて、そこはできる人がやって、できなかった人には、できる他のことをやってもらえばいいわけで。
無理なことを無理やりやらせるから、苦しくなるのは当然ですよね。

誰か一人に押し付けるから重たいんで、みんなで一緒に持てば、実はたいしたことなかった…なんてこと、全然あるわけですよ。
分担して協力して、「ここやっとくから、そっち誰かお願い!」「私やっとく!」って、うまいことやれればいいんじゃないですかね。

まあ、……おそらく多くのPTAはそれが許されない環境なんですよね。

結局「人間関係」に帰結してしまうんですけれども、そのせいで苦労する保護者と、利益を受けられなくなる児童、先生たち、誰も得しないわけで。

学校で子どもが学んでいる「他人の意見を尊重する」とか「みんなで改善点を話し合う」をぜひPTAの中の人たちも、ちゃんと学んだほうがいいんでしょうね。

あ、そうそう。
案外ワーママ&ワーパパ集団のPTAは仕事が早くて、あっさりしていて、(酒豪も多くて(笑))、楽しくPTA活動できることが多いんじゃないかと思います。みんな忙しいから効率追求して、改革もどんどん進むし。

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