見出し画像

3-2 AIはプログラミングじゃない?

AIそのものを開発(プログラミング)することは
そもそもほとんどする必要も機会もありません。

AIはプログラミングの中で利用するものなので
「機械学習」、「ベイズ統計」、「深層学習」とか
知っててもあまり役に立たないし、その技術を使う機会は本当に特殊な時だけでしょう。

では、使うことを意識したプログラミングのさわりを

簡単な概念的なサンプル

# OpenCVをインポート
import cv2 as cv

# 学習済みモデルの読み込み
cascade = cv.CascadeClassifier("haarcascade_frontalface_default.xml")

# 顔を検出
results = cascade.detectMultiScale(grayscale, minSize=(50, 50))

# 検出した顔を矩形で囲む
cv.results(image, tuple(results[0:2]),tuple(results[0:2]+results[2:4]), (255, 0, 0), thickness=2)


このように、AIといってもAIそのものの技術的な話はほとんどなく
普通にプログラミングや、業務で如何に使うかといった応用技術のほうが重要になってきます。

また、最近では規制のほうが注目される空気になっていて
偏見や差別を防ぐEU「AI法」が採択されたことで、日本でも顔認証AIなどが制裁対象の可能性が出てきています。

禁止や制限されるAIの例

  1. 人々の社会的な信用度の評価、分類に使うAI

  2. 犯罪を犯す可能性を予測する目的で人々の特性を分析、評価するAI

  3. 教育機関や企業が入試や採用で人々を評価するAI

  4. 金融機関が融資の可否を評価する際に使ったりするAI

  5. 実在する人物の姿や声に似せて生成AIで作成した画像や音声

違反した場合は最大で3500万ユーロ、日本円で56億円余りか、年間の売上高の7%にあたる巨額の制裁金が科される厳しい内容となっています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?