- 運営しているクリエイター
記事一覧
視覚障害者の外出ー驚いた嬉しかったこと
視覚情報で行動していない文化のひとたちの日々の体験、なかなか知る機会がないかとも思います。
視覚障害当事者のかたがたも、毎日毎日いろいろなところへお仕事へ出かけていろいろな体験が日常の中に埋もれていたり、そもそも発信されない、はたまた発信するにしても視覚障害は晴眼者ベースのこの社会文化の中ではなかなか文字情報を扱うことが困難である、発信弱者・情報弱者の一面もありますから、尚更、知っていただきにく
視覚障害者の日常―バスできつかったこととありがたかったこと
都営バスで少々きつかったことと、じんわり深くありがたかったこと。
〇きつかったこと
都営バス、停留所に止まる時、「〇〇行です~」と言いながらドアを開けてくれる運転手さんと、言わない運転手さん、いますよね?
そして、私は自分が乗っている時には、「〇〇行です~」と運転手さんの声、聞こえることが良くあるのですが…
自分が外側、つまり停留所で待っているときは、ほとんど聞こえない!運転手さんが言わないだ
Easy Going Life Community、座談会第1回
Easy Going Life Communityで始まりました座談会の音声アーカイヴ、第1回目の第1部を動画化、公開いたしました。
EGLCのYoutubeチャンネル名「いむら庵」の由来、EGLC代表イムラーン、副代表ゆか、監事ひろゆき、それぞれの紹介。
どんなひとたちのどんな会なのか?感じていただけたら嬉しく思います。
そして、ぜひWebsiteにも遊びにきてください。
Website
生活で視力を使えるとはどういう状態なのか―私が誤解されやすいところ・困っていること
私の、困っていること。
そして私自身の特徴でありながらも、それを家族にすら(いや、逆に近く長い付き合いの人であるほど、逆にひたすら隠し誤魔化してきてしまったがために)わかってもらうことがひどく難しいことについて、綴ってみたいと思います。
私は、ながらく、視覚障害であるとは思われていなかった時期がありました。
しかしながら、だからといってそれまで「視覚」で生活をしてきたかというとどうもそうではなく
読書の重要性―「読書」というだけのことが如何に「ヒト」が生きる上で必要なすべての要素を育てるか
私はここ2週間程、毎日、点字図書で借りてきた「銀河鉄道の夜」(宮沢賢治・著)を読んでいる。
私の目的としてはまず第一には点字を読む、ということ自体の訓練。
そこで、あらゆる事情が重なって、第一弾として宮沢賢治の銀河鉄道の夜を選ぶ運びとなった。
そのあらゆる事情というのはこの記事では割愛するが、そのうちの理由の中で大きなひとつが、今回の記事でお話したいことでもある。
元々その目的もあったのだが、毎
視覚障害者があなたの写真も楽しめる機能―ALT 代替テキスト
先日、ふと、あるかたと話していて、私たちは案外もう当たり前のように使っていたのですが一般には実は知られていないかもしれない、と感じた発見がありました。
そのため、本日は、代替テキスト機能というものを紹介してみたいと思います。
紹介できるほど詳しいわけではありませんので、興味があったらぜひその先へその先へと、もっと楽しい面白い便利な使い方へと進んでいただきたいものです。
代替テキスト機能、ALT
白杖使用者の冒険―通りすがりにわざわざ…!
#視覚障害者が嬉しいと感じた配慮 #障害理解 #視覚障害 #視覚障害者の日常 #バリアフリー
いつもいつも、さり気ない支えの暖かさ、本当に嬉しいのですが、これに輪をかけて感動した出来事がまた、ありました。
ある時、車通りも歩行者通りも少ないが歩道のない道路を歩いていると、後ろから自転車の車輪の音が。
ん、と思って歩く速度をゆるめると、私の右側を通り越しながら女性の声が「あ、ごめんなさいね、通り
「痛い」「眩しい」という言葉の一般的語弊
つい先日、私の主宰コミュニティで、ゲストも交えての座談会の収録を行った。
第1回目として、まずは、私自身の「視覚」の状態について。
私は、「眼球使用困難症」という呼び方をする他ない、という、要するに国の判断基準には当てはまらないが「視覚」自体を使うことが実質困難な、文字通り「眼球(というより視機能)使用困難状態」であるわけだ。
この辺りについては私の過去の記事をお読みいただきたい。
さて、とこ
相手が見えていない・聞こえていないから、気付かれないからといって…?
時々、ふと、思い出す、交代人格たちの記憶。
恐らくはこの器自体が、昔から(自覚ではそうは思っていないままに)視機能の異常があったからであろうと思われるのですが、視覚障害人格は多かった。
更には、脳性麻痺などの影響かわかりませんが、身体障碍の人格は多かったのでした。
半身不随の人格もいたし、聴覚障害の人格も数名おりました。
その中でも、聴覚障害の人格のひとりと、全盲の人格のひとりのエピソード。