草ww破滅部活動日記♯75日目 文化祭編1 練習

11月9日、谷武高校ではいつもと違う活気さを包んでいた。そう、今日から11の3日は文化祭期間だ。この日がやっとやってきた。生徒も先生も待ちに待った1年でも最大の行事。

各々生徒たちはクラス事のイベントをやりつつ、文化祭を回る。

椿たちの2年A組は喫茶店をやっている。コーヒーや紅茶、お茶やコーラなどを販売している。ちなみにこの文化祭で稼いだお金は学校に一旦預けられ、部費になったり学校内で使うことになっている。例えばあそこのトイレがびちょびちょになってて壊れたとか、そういう時に使う修理などのお金として使われる。

2年A組ではメイド喫茶のような喫茶店で、女の子はメイドの服を着ていて、男は執事の服装をしている。
かなり見応えがあってお客さんは沢山来てくれた。

少し忙しくしていた。椿も要も道久も汗たらしながら動く。

すると、3人がきびきび動くところをみた岩堀が声を掛ける。

〈岩堀〉3人とも! 大丈夫? アレもうすぐでしょ? 行かなくていいの?

それに椿が答える。

〈椿〉あー、もうすぐいくよ

〈岩堀〉見つからないようにね。成功させてね!

〈椿〉うん! ありがとう! じゃあそろそろ行っていいか? 大丈夫か? 人居なくなって

〈岩堀〉何言ってんのの? 大丈夫よ、みんな居るんだから

〈椿〉わかった! ありがとう! 道久、要! そろそろ行こう!

〈道久・要〉はーい! 了解!

そういうと、教室の黒板側に張った黒い弾幕、飲み物をつくる裏になっている。そこでメイドの服を着替える要。メイドの服の下に私服を着ているので、見られても平気だ。椿と道久も下はTシャツなので、すぐに執事の服を脱いく。2年生は全員椿がスカイラーのためにバンドをすることを知っている。椿はスカイラーには見つかっていけないので、協力を求めた。岩堀もその1人だ。

〈椿〉よし! 行こう!

すると、3人は教室からでると、音楽室に向かう。

音楽に急いで入ると、すでに一星は来ていた。

〈一星〉お、やっと来たか! さっそく練習するぞ!

〈椿〉悪い! 待たせた!

と、椿は音楽室の鍵を閉める。

そして4人は音楽を奏で始める。楽器編成は椿がベース、一星がドラム、道久がピアノ、要がギターだ。

このバンドをやろうと決めて早くも2ヶ月以上経つが、まだ完壁にはなっていない。だけど、少しづつ形にはなってきている。今回は2曲を想定している。
その2曲をひたすら練習する。だが、練習時間は限りなく短い次に音楽室で合唱部や他の部の文化祭のイベントで使う。スカイラーにも見られては行けない。いま13時、できても1時間~2時間だろう。

もちろん家に帰っても練習する。部室での練習は論外。

4人は不安もあったが、4人は持ち前のポジティブさでなんとか形にする。

このバンドの本番は明後日、11日で文化祭の最終日だ。

でもスカイラーが来ないと意味がない。
今日はスカイラーの姿は見てないようだ。文化祭の準備にもそんなに顔は出していない。

椿たちは時間が許す限り、この日も練習し続けた。

ー 75日目 文化祭編1 練習 ー 続く。

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