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コアコンディショニングの何に惹かれたのか?

前回は私がJCCAのマスタートレーナーを目指した理由について書きました。

今回はコアコンディショニングの何に惹かれたのかを書いてみたいと思います。

私はサッカー選手であった時は下手な選手でした。身体も小さかったので、当たり負けしないように鍛えて、ボールを奪われないように踏ん張って、そうしなければいけないと思っていました。常に力んだプレーしかできない選手だったと思います。力を抜くことが重要だと考えたのは国際副審となって世界のトップ選手と同じフィールドに立つようになった時です。

そして国際副審になったときも自分は審判員の中では短距離が速い方で、身体も小さいこととその特徴で副審になったと考えていました。なのでショートスプリント力を落とさなにためにウエイトして筋力を上げ、スプリントトレーニングを繰り返していました。しかし、本当に速く走るためにはもっと違うことをしなければいけないと考えるようになりました。そしてオフサイドの判定の力を上げるためには正しく物を見る力を上げないといけないと考えました。そのためには体を正しく動かす必要があると考え、様々な本を読んで情報を得ながらトレーニングの工夫をしていました。

ストレッチポールの定番エクササイズのベーシックセブンのセミナーを受けにいってテキストにコアコンディショニングの目的として「ヒトの発育・発達過程に沿って進められるコア機能再学習エクササイスである」とありました。ヒトが産まれてから立ち上がるまでの間に行う行動は泣くことや寝返りやハイハイも全て直立二足歩行のために意味のある事だったのです。それを再学習することで
●あらゆる身体活動に通ずる良好な姿勢を獲得し
●体幹と四肢が協調した動きを獲得することができるのです。

木に例えると枝葉は技術練習、幹がトレーニング、そして根っこがコアコンディショニングになります。

私が現役の審判員であった時に求めていたトレーニングがこういう部分であったと感じました。


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