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新しいサービスが新聞記事に掲載されるというお年玉をもらって、改めて感じる「行動なくして結果なし」

昨日付けの新聞「フジサンケイビジネスアイ」に弊社の新しい人材育成サービス「考トレ」が掲載されました(掲載された記事の内容は「こちら」です)。

新しいサービスをリリースする時、広告で何千万円というお金を使えるのであれば、いろいろとやりようがあります。しかしながら、弊社のような小さい会社の場合、何千万円はおろか、数百万円というお金をいきなり広告に使うことはできません。

今回はコンテンツの中味についてはかなり自信があったので、いろいろと作戦を考えました。

まず、挑戦したのがビジネスコンテストへの応募

締め切り間近だったのですが、なんとか内容をまとめてエントリーしました。

毎年開催されるこのビジネスコンテスト。例年は盛大に授賞式も行われるのですが、今回はオンラインでの投票を中心とする形式に変更されていました。

途中で投票結果の中間発表が行われるのですが、予想に反して、弊社のサービスがベスト10以内に入っていました。瞬間では私の確認した限り、5位に入っていたこともあり、「もしかすると、何らかの賞がもらえるかも?」という期待が膨らみました。

そして、ビジネスコンテストの受賞企業の発表があったのが昨年12月15日。受賞企業になると、そのコンテストを主催した会社のウェブサイトで発表される他、新聞にも記事が掲載されます。

しかし、残念ながら弊社のサービスは選外・・・。ビジネスコンテストで受賞して、認知度を上げるという皮算用はもろくも崩れ去りました。

一方で、次の手として打ったのがプレスリリース

今までも何回かプレスリリースを出しましたが、プレスリリース経由で取材を受け、どこかのメディアに掲載されたという実績はありません。

けれども、何もしなければ、取材も掲載もされないので、今回も諦めずにトライすることにしたのです。プレスリリースを出したのが12月4日。まだ、前述のビジネスコンテストの最終結果が発表される前です。

タイミングとしては、12月15日まで待って、「ビジネスコンテストで○○賞を受賞した・・・」と書いたプレスリリースを出すことも検討しました。その方がより相乗効果があると考えたのです。しかしながら、「善は急げ」ということで、結果発表を待たずにプレスリリースを出したのです。

なお、これらの施策に加えて、久しぶりに新しいサービスに関するランディングページも並行して作成しました。

その際にはあるウェブサイト作成ツールを使ったのですが、そのツールを使うのは初めてだったので、いわゆる作り方&使い方を学ぶ講座にも勉強に行ったのです。

最近はいわゆるノウハウやハウツーを教えてくれるセミナーには全然行っていませんでした。けれども、今回は幸か不幸か、私が行った日は受講生が私だけだったので、質問したいポイントをマンツーマンでじっくり教わることができました(つまり、私にとってはラッキーでしたが、講師の先生にとっては、実入りが少なくアンラッキーでした)。

そして、ランディングページができた後は、他のサービスと同様、広告を出してテストマーケティングを繰り返していたのですが、ある時、「考トレ」に関する質問のメールが届きました。

どうやら、先のビジネスコンテストで「考トレ」は最終選考の中には残っていたらしく、選考に加わっていた記者さんの中には興味を持ってくれた人もいた模様です。

追加の質問にも答えたところ、その後は特に何の連絡もなし。「やっぱり何も起こらないか」と思って年が変わり、成人の日の新聞を読んでいたところ、弊社の記事を発見したのです!

もちろん、新聞記事に掲載されたからといって、何かが大きく変わる訳ではありません。ましてや、昨今は新聞を読まない人も増えている中、そのインパクトは以前よりも小さくなっているのを感じています。

しかしながら、私がこの一連の流れを受けてお伝えしたいのは

たとえ仮説は外れても、行動しなければ何も変わらない

です。

仮説:ビジネスコンテストで受賞できれば認知度が上がる

については、受賞を逃した時点で検証不可能となりました(笑)。

仮説:プレスリリースを出せば多くの人に知ってもらえる

に関しては、まだ検証途中です。

けれども、恐らく今回の新聞記事掲載はビジネスコンテストに応募しなければなかったのではないかと推察しています。

私は「仮説・検証」とよく口にしているので、「考える」ことを重視しているように思われています。確かに「考える」ことを大切に捉えていますが、それはあくまで「行動」につながる「考える」力です。

新聞記事に掲載されたことを昨日あるSNS に投稿したところ、「『考える』とはなんですかね?」というご質問をいただきました。

それに対する私の回答は、

このコンテンツで定義する「考える」は、課題に対してその解決に向けて仮説を立てること、そして、行動した結果を検証して、次の仮説を立てること

です。

面倒くさいプロセスであり、誰かに言われた通りやる方がうんと楽かもしれません。

けれども、その面倒なことを乗り越えた先に、自分にとって新しい世界が広がっていると私は思います。


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