岩井徹朗@心意気から始める経営改革

マインドの感情とマネーの勘定を整えることで、したたかに生き抜く会社をつくる経営コンサル…

岩井徹朗@心意気から始める経営改革

マインドの感情とマネーの勘定を整えることで、したたかに生き抜く会社をつくる経営コンサルタント。その人を突き動かす原動力である「心意気」を言葉にし、売上アップや人材育成に活かします。★会社のホームページは「こちら」→ https://www.heeze.co.jp/

マガジン

  • 感情を整える

    感情の動きとそれに紐づいた思考の癖を言語化して仕事に活かすことで、したたかに生き抜く会社をつくりませんか?

  • 勘定を整える

    お金の流れを整えることで、したたかに生き抜く会社をつくりませんか?

  • PR作戦会議

    広告宣伝やSNSに力を入れているのに、思ったほど売上が伸びないとお悩みの経営者の方へ。広報活動という新しい一手を加えて未来を切り拓きませんか?

  • みずほ銀行に勤めている◯年前の私へ

    大手企業にお勤めのビジネスパーソンの方が、銀行員時代の私のマインドではなく、今の私のマインドで、日々仕事をしていたら、日本はもっと良くなるという思いがあります。私の経歴に沿って、経験したことやその時に感じたことを振り返り、「今の自分だったら、その時の自分に対して、このように伝えたい」というメッセージを綴っています。

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起業してからの15年を振り返る~自己紹介を兼ねて

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プロローグ:オーラがなくても「それでええやん」「岩井さまには正直申して、そのようなオーラがないのです。なぜないのかはよくわかりませんし、 どうやったら、そのようなオーラがでるようになるのかわかりませんが、とにかくそれがない限り、岩井さまがご自分の人脈を作り上げて、大きく成功することは難しいと思われます。」

このようなメールをもらったら皆さんはどのように思われるでしょうか。

さすがに、私もこのメ

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難しそうな問題はできる限り単純な課題に切り分けて解決する

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

世の中には、「一見すると簡単そうに見えるけれど、きちんと対応しようとすると簡単にはいかない」ことがあります。

例えば、資金繰りもその一つ。

資金繰りの基本は

前日残高+当日の入金額ー当日の出金額=当日残高

です。

足し算と引き算なので、資金繰り表を作ろうと思えば小学生でも作れます。

では、何が難しいかと言えば、「当日の入金額が計画通りにならない」こと。

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心理的安全性を担保しながら指示待ち社員が主体的に行動するための仕掛け

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

「指示待ちの社員が多い」とお悩みがある会社の場合、

状況の変化に関する情報の共有がない

考える際の価値判断の基準が明確でない

のいずれか、または両方にあたるケースがほとんどです。

状況の変化に関する情報を共有する例えば、朝礼の時は「今週はAを優先して取り組もう」と指示していたとしても、夕礼の時になると「明日はAではなくBを優先しよう」と指示せざるをえないケ

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優秀な社員を見つけるのは運次第、優秀な社員に育てるのは努力次第

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

「なまじ経験者じゃないほうがいいかも」

クライアントさんと打合せした時のこと。

そのクライアントさんはコンビニエンスストアを2店舗経営されているのですが、

・コンビニ経験者
・コンビニ未経験者

のアルバイト社員を比較した場合、最初のパフォーマンスはやはり経験者の方がいいそうですが、長期的に見た場合は、かえって未経験者の方が伸びるケースが多いそうです。

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見落としている当たり前の中にある価値に気づいて感謝する

見落としている当たり前の中にある価値に気づいて感謝する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

食卓縁起という言葉。

食卓でいただく料理の素材一つをとっても、それを作る人、運ぶ人、売る人や調理する人など、様々な人の努力や思いやご縁があって初めて、我々は口にすることができます。だから、食べる前に感謝をこめて「いただきます」と言う流れにつながります。

この話を聞いた時、「なるほど」と思いました。同時に「これは何も食卓に限らない」ということにも気づきました。

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「お金の見える化」と「仕事の見える化」を経て「人の見える化」へ

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

会社を経営していく際には必ず複数の人が関わってきます。

一人社長の会社では社員はいませんが、お客様、仕入れ先や外注先等のお取引先等を含めると、なんからの形で共有するものがないと、上手く経営できません。

人の見える化

仕事の見える化

お金の見える化

という3つの視点から考えると、簡単な順番は

お金→仕事→人

です。

お金の見える化お金の見える化で鍵と

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他人の評価を軸に仕事を無駄に転回せず、自分の価値基準を軸に仕事を有益に展開する

他人の評価を軸に仕事を無駄に転回せず、自分の価値基準を軸に仕事を有益に展開する

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

他人からどういうふうに見られているか?

「まったく気にならない」という人はいません。

経営者であれば、見込み客から「自社の商品はどのように評価されているのか?」は気になるところです。

そして、「もしかしたら、買ってくれるかも?」と思って商談に臨んだのに、手応えがなく、次のステージに進めなかったりすると、大なり小なりがっかりします。

先日もあるクライアントさ

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準備なくして成果なしは事業再生もキャリアアップも同じ

準備なくして成果なしは事業再生もキャリアアップも同じ

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

事業再生の仕事をやる際、最初に確認する資料は

・資金繰り表
・決算書や試算表

です。

資金繰り表は資金繰りを見るため、決算書や試算表は利益は把握するためです。

・前者は現金主義
・後者は発生主義

で作りますが、それぞれ一長一短があります。

今月販売した商品の売上は来月末、その商品の仕入れ代金は再来月10日に支払う場合。

売上高:100万円
売上原価:

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新年度が始まるにあたって新たな決意を抱いている方へ

新年度が始まるにあたって新たな決意を抱いている方へ

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

3月決算の会社なら、今日が実質的な期末という方も多いのではないでしょうか。

今年度を振り返ると、いかがだったでしょうか?

来週から新年度が始まるにあたり

自分のこれからに自信を持って、可能性を仕事に活かしたい

自分の信念を持って、自分として明確な強いメッセージを発信していきたい

新入社員には自分の力を発揮して自律的に仕事に取り組んでほしい

と感じておら

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やりたい仕事でお金が稼げない時のマインドセットで自分の「裏」を活かす

やりたい仕事でお金が稼げない時のマインドセットで自分の「裏」を活かす

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

前回

表:自分が本来の力を最大限に発揮できる姿

裏:自分が本来の力をあまり発揮できない姿

と定義した場合、同じ努力をするなら、自分が本来の力を発揮できる表で頑張る時間をできるだけ増やした方が気持ち的にも楽になるという記事を書きました。

ただ、いわゆる「裏」であっても、上手に活用することで、仕事に活かすことはできます。

自分がやりたいことを評価してもらい仕

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他者の評価が低いなら、自分の「裏」で頑張っている可能性あり

他者の評価が低いなら、自分の「裏」で頑張っている可能性あり

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

自分では頑張って努力しているのに、人からはあまり評価されていないと感じる。

前回、「昭和のオジサンパターン」に陥っている可能性があることをお伝えしました。

実は、もう一つ「裏で頑張っているバターン」があります。

ここでいう「裏」とは自分が本来の力をあまり発揮できていない姿のことです。

表:自分が本来の力を最大限に発揮できる姿

裏:自分が本来の力をあまり発

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他者の評価が低いなら、下駄の部分に関するギャップに着目する

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

自分では頑張って努力しているのに、人からはあまり評価されていないと感じる。

このような場合、「昭和のオジサンパターン」に陥っている可能性があります。

他人が自分を評価する場合、本人の実力とは直接関係ない部分も含めて評価します。

誰もが知っている超有名企業に勤めているAさんと、あまり名前を聞いたことがない企業に勤めているBさん。

たとえ、AさんとBさんに実力

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最も力を発揮できる「立ち位置」が分かると、仕事がもっと楽になり成果も上がる

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

起業して一人で仕事をする場合でも、組織に所属して仕事をする場合でも、どのような「立ち位置」で仕事をするかによって、結果が変わります。

「4つの立ち位置」とは弊社では、その立ち位置を4つに分けて、ご説明しています。「4つの立ち位置」とは

機関車型

センター型

見守り型

演出家型

ざっくり定義すると

機関車型は先頭に立って引っ張るタイプ

センター型は輪

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経験者に依存して教育しないより、未経験者を育成して経歴に依存しない方が確実性は高い

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

「なまじ経験者じゃないほうがいいかも」

クライアントさんと打合せした時のことです。

そのクライアントさんはコンビニエンスストアを経営されているのですが、

・コンビニ経験者
・コンビニ未経験者

のアルバイト社員を比較した場合、最初のパフォーマンスはやはり経験者の方がよくても、長期的には、かえって未経験者の方が伸びるケースが多いそうです。

経験者の場合は、指

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「社員を増やせば利益も増えるのか?」は見たくもないし、言いたくもないし、聞きたくもないけれど、真正面から向き合う課題の一つ

「社員を増やせば利益も増えるのか?」は見たくもないし、言いたくもないし、聞きたくもないけれど、真正面から向き合う課題の一つ

ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

売上を増やす方法を経営者にお伺いした際、必ずと言っていいほど出てくるご回答が「社員を増やす」です。

ただ、「社員を増やしたら、利益も増えますか?」と追加で質問すると、「利益も増えます」という明確にご回答される方はぐんと減ります。

1×1=3

算数の式としては間違っていますが、会社経営においては、この数式が成立するかどうかで、その後の業績の伸びが大きく変わりま

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目指したい会社経営の理想像をオーケストラの果敢な挑戦に見い出す

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ヒーズ株式会社の岩井徹朗です。

指揮者なしでベートーヴェンの第九を演奏する。

以前たまたまテレビでやっていたので、ついつい見てしまいました。

オーケストラには必ず指揮者がいて、楽団員はその指揮を見ながら曲を演奏します。同じ演奏者でも、指揮者が変わると曲が変わると言われているくらい、指揮者の役割は大事です。

しかも、ベートーヴェンの第九は第4楽章で合唱が入るなど、バラエティに富んでおり、指揮

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