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記号で人を見る

今月の産業カウンセラー協会の会報に大越健介さんの講演の記事がありました。
大越さんはNHKで記者をされています。
年も違い、お会いしたことはありませんが高校の偉大な先輩であります。
高校時代は野球部に所属されており、ソフトテニス部と野球部はネットを挟んで隣で活動するので時代はずれてますがかなり勝手な親近感を持っています。かなり一方的ですが。

大越さんの記事でもっともインパクト大だったのが、「記号」で人を見ていないか?というものでした。

昨日の転妻カフェでの話にも出ましたが、求人案件を見ていると「年齢が過ぎてしまっていて応募できない」というものがあります。
原則求人は年齢制限を禁止しています。
しかし例外もあり、
「長期勤続によるキャリア形成を図る観点から、若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集・採用する場合」として35歳未満を対象とするケースが少なくありません。

子育てがひと段落して「よし!働くぞ!」と思ったお母さんたちが応募したい求人に応募できないのです。

大越さんの話を読んで昨日の話もありふっとこのことに繋がりました。
年齢で切ってしまうのは、効率的にはいいのかもしれません。
たくさんの履歴書を見て、選考するのは時間がかかります。
でも「35歳」という記号で見ることで見えるものが見えなくなっているのじゃないかと感じました。

統計とか、ビッグデータとか数字が大事ということも分かってはいるのですが、なんだかモヤモヤしています。

そういえば、逆手にとって、
35歳からのハイクラス求人
といったサービスもあるようです。
なんでもやりようですかね。

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