COoMOoNOの創作レポート

舞台芸術を創作する団体です。 公演の創作過程を発信したり、 演劇論や開催したワークシ…

COoMOoNOの創作レポート

舞台芸術を創作する団体です。 公演の創作過程を発信したり、 演劇論や開催したワークショップについて記事を投稿しています。

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    -つかえない-online

    『つかえない』2023年12月13日~17日@ギャラリールデコ B1上演映像の観劇URL付パンフレットです。PDFデータに記載されたQRコードを読み取ることで視聴できます。※iphoneの場合、一度スクリーンショットを撮って頂くと、 QRコード長押しで読み取れます。+++++++++<脚本・演出>伊集院もと子<出演>畑中研人松本優美世古峻佑寺原航平小田みらい安井美沙米山愛美(声の出演)<スタッフ>演出助手 松尾曉那イラスト 安井美沙DMデザイン BAL制作 増田彩乃制作助手 大木槙子協力 海藤春樹 小駒豪 なゆたふらっと映像編集 畑中研人写真 松室隆教企画製作 COoMOoNO
    ¥1,100
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    GESSO VOL.3

    COoMOoNOのZINE(機関誌)として発行を開始した『GESSO』その第三号です。◆目次◆*特集「写像・ハムレット」モデル・畑中研人×撮影・松室隆教*寄稿文「ホンのしたごしらえ」著・伊集院もと子*エッセイ「せこ釣り奇行」著・世古峻佑 *COoMOoNO's Information◆◆◆◆B6判 全16P2023年12月13日発行編集:畑中研人表紙写真:松室隆教
    ¥660
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    GESSO VOL.2

    COoMOoNOのZINE(機関誌)として発行を開始した『GESSO』その第二号です。◆目次◆*特集「なくなっていく場所」*フォトエッセイ 詩・伊集院×写真・松室×被写体・松本*紹介 - コンテンポラリーダンスカンパニー「Von・noズ」*インタビュー 小田みらい*エッセイ「透明のお金、幽霊の土地」著・畑中研人◆◆◆◆B6判 全16P2022年12月1日発行編集:畑中研人表紙写真:松室隆教
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    『つかえない』2023年12月13日~17日@ギャラリールデコ B1上演映像の観劇URL付パンフレットです。PDFデータに記載されたQRコードを読み取ることで視聴できます。※iphoneの場合、一度スクリーンショットを撮って頂くと、 QRコード長押しで読み取れます。+++++++++<脚本・演出>伊集院もと子<出演>畑中研人松本優美世古峻佑寺原航平小田みらい安井美沙米山愛美(声の出演)<スタッフ>演出助手 松尾曉那イラスト 安井美沙DMデザイン BAL制作 増田彩乃制作助手 大木槙子協力 海藤春樹 小駒豪 なゆたふらっと映像編集 畑中研人写真 松室隆教企画製作 COoMOoNO
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    COoMOoNOのZINE(機関誌)として発行を開始した『GESSO』その第三号です。◆目次◆*特集「写像・ハムレット」モデル・畑中研人×撮影・松室隆教*寄稿文「ホンのしたごしらえ」著・伊集院もと子*エッセイ「せこ釣り奇行」著・世古峻佑 *COoMOoNO's Information◆◆◆◆B6判 全16P2023年12月13日発行編集:畑中研人表紙写真:松室隆教
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    COoMOoNOのZINE(機関誌)として発行を開始した『GESSO』その第二号です。◆目次◆*特集「なくなっていく場所」*フォトエッセイ 詩・伊集院×写真・松室×被写体・松本*紹介 - コンテンポラリーダンスカンパニー「Von・noズ」*インタビュー 小田みらい*エッセイ「透明のお金、幽霊の土地」著・畑中研人◆◆◆◆B6判 全16P2022年12月1日発行編集:畑中研人表紙写真:松室隆教
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【レポート】コモノノモコの演劇教室#2

コモノノモコの演劇教室を受講して                  松尾曉那 今回のコモノノモコの演劇教室は「話し方・演技初級クラス」と「演技中上級クラス」に分かれており、私はその二つどちらも受講させていただきました。 私は演技者を目指しているわけではないのですが、WSの講師をしてくださる伊集院もと子(モコ)さんが主宰するCOoMOoNOの演技に惹かれ受講させていただきました。 私は演劇活動をしていきたいと思っているくせに、演技に対して若干の苦手意識がありました。今までその

    • 哲学する演劇

       東京で演劇作家をしている、COoMOoNOの伊集院です。  先日、私が講師をした演劇ワークショップを見学に来てくれた大学の恩師から「生真面目に、哲学する演劇を続ける覚悟が素晴らしい」という身に余る賛辞をいただいてしまった。  近年は厳しい世情もあって、積極的に自分の作品や演劇観を世間に問うことが出来ないでいたが、恩師をはじめ敬愛する先人たちも歳を取り、私もいつのまにか若者でなくなってしまったので、そうも言っていられないと、出来そうなことからちょっとずつ発信していかなければ

      • 【レポート】コモノノモコの演劇教室#1

        『コモノノモコの演劇教室』 受講感想レポート   俳優 関場理生  先月、COoMOoNOのWS(ワークショップ)が、8回にわたって開催されました。  受講者数は各回5人ほどで、俳優としてのスキルアップを目指す人から、演出などの視点でセリフ術を学びたい人、また演劇とは関係なく日常的なコミュニケーションと向き合いたい人など、さまざまな目的で参加していました。  各回とも同じ内容で進みますが、リピート回数も人それぞれ。もちろん1度参加の人もいましたし、一番多かったのは2度参加す

        • 【公演を終えて】カスケードとカテーテル #18

          COoMOoNOは、明確な方法論と、主宰であり作・演出を務める伊集院もと子(以降もこさん)という明確な基準のなかで稽古し、作品を創っているので、「演技が習熟する」ということが起こる。 今回、演者は、少女を演じた20代前半の2名と、ABCを演じた30代前半の3名の計5名。本番は皆それぞれの役割を果たし魅力的だったが、稽古当初、演技に関して、この2人と3人とは大きな違いがあった。 30代の3名は、「相手と関係すること」が演技の前提としてある。その上で、もこさんの演出指示や自身の

        【レポート】コモノノモコの演劇教室#2

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #17

          2022.4.30(土) 今日は本番2日目でした。私は開場の15分前から外に出てお客様をご案内しているのですが、そのときにちょうど作品を想起させるようなことがありました。 会場に入るためのエレベーター近くでご友人と待ち合わせをしていた男性と少し話をしました。その男性のご友人が近くに自分の店を構え、お店でビールを安く提供しているので共通の友人と出店祝いに駆けつける、そのために待ち合わせをしている、とのこと。きっと最近は、空きテナントに新たに出店するという事例は多くあったことと

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #17

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #16

          2022.4.29(金) ついにCooMOoNO新作公演『カスケードとカテーテル』、開幕しました。 今回、毎日2回公演があるのですが、今日は両公演とも雨でした。しかし足元の悪い中でもお客様は来てくださり、大変嬉しく思っています。 昨日のゲネプロから、さらに台詞の変更がありました。あるシーンの長い台詞の内容がもとは政治的なものだったのですが、そこから変わることで(ネタバレになってしまうので詳しくはお伝えできません…)、それ以外の台詞の底にある作家の感情(登場人物が話すのでそ

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #16

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル#15

          2022.4.28(木) 今日から会場入りです。照明、音響、舞台セットの設置など、明日の本番に向けて動いていました。 4月26日の稽古日誌に「前作は会場入りしてから大きく変わった。今回はどうだろう」といったことを書いていたのですが、結論から言えば、やはり変わりました。 想定していた配置から、変更後は場所の区切り方が明確になり、回想シーンがより象徴的になりました。照明スタッフの方もすぐに対応して美しく見える照明にしてくださり、また、演者も声の出し方を変えなければいけないのです

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル#15

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル#14

          2022.4.27(水) 今日は稽古場での最終稽古でした。衣装を着ての物語中盤の抜き稽古(シーンを抜粋しての稽古)と、止め通し(気になった箇所を適宜修正しながらの通し稽古)を行いました。 衣装を着て止め通しをすることで、以前演出のもこさんが言っていた「カッコいいアンダーグラウンド」な雰囲気が色濃く出ていました。明日、会場に入って照明・音響と合わせてゲネプロ(本番同様に行う通し稽古)をしますが、会場とすごく合うだろうなという予感がして、ワクワクします。 今日抜き稽古や止め通しで

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル#14

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #13

          2022.4.26(火) さて、COoMOoNO新作公演『カスケードとカテーテル』、ついに今週末開幕です。会場入りするので、今週の稽古日誌はそうした場所の変化を受けての演技・演出の変化などをイキイキとお伝えできたらと思っています。 今日はシーンごとの稽古と通し稽古をしました。通し稽古後の返し稽古(直すべきシーンを抜粋して行う稽古)で、ラストシーンに新しい動きが加わりました。 今回のお話は抽象的な場所設定なのですが、どこかの「内」であることは確かなように思います。「内」は「外

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          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #12

          2022.4.22(金) 今日の稽古は昨日の通し稽古を踏まえ、間や動作の細かな修正をしました。そのときに出たアドバイスを1つと、昨日の稽古日誌のつづきを書きたいと思います。 演出のもこさんから、「動きも一台詞」というアドバイスがありました。 たとえば、ある役(以降A)が「え?」という台詞と同時に、自分に繋がっているものを発見するというシーン。そのときに、心のなかで「何これ?」や「いつから?」などを言う。大事なのは相手役が、Aが心のなかで台詞を言っている間を待ってあげること。

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #12

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #11

          2022.4.21(木) 今日は通し稽古(最初から最後まで止めずに行う稽古)と一部シーンの修正をしました。 今日の通し稽古や日々の稽古を観つつ、演出のもこさんから貸していただいた本『俳優になる方法・増補版』(山崎哲著 2011年 青弓社刊)を読んでいて、なるほどと思ったことがありました。 コモノの俳優はその存在にいやらしい主張がまったくない。代わりに、「いる」「在る」ということが直に、怖いくらいに肌感覚でわかります。下手な俳優にありがちな余計な恣意性を感じません。 一方、上述

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          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #10

          2022.4.20(水) 今日は座った状態での会話の稽古でした。 昨日まで、何日か連続して立ち稽古でシーンを作ることに時間を使っていたので、座り稽古は久しぶりでした。座り稽古の重点は、「相手とコミュニケーションを取る」「会話を成立させる」「役ではなく、しっかり自分自身で相手と関係する」ことの再認識です。 今日のアドバイスはすごく大切な視座がふんだんにありました。次のアドバイスを入り口に、何がどう大切なのか、解説していきたいと思います。 <ちゃんと即興になっているかは「相手」

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          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #9

          2022.4.19(火) 今日は通し稽古(最初から最後まで止めずに行う稽古)と後半部分の動きの整理と修正をしました。本番が10日後に迫り、作品の精度を上げていく段階です。 今作について、ネタバレにならないようにして触れていきたいと思います。 今回の作品は、前作『 - ひきょう - 』とテーマが反対な作品だと私は感じています。 前作は、大きく言えば「生活」のお話でした。作中で触れられる範囲は幅広く、政治的な問題から身近な人間関係、そして現代における宗教性まで。そしてそれら

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #9

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #8

          2022.4.16(土) 今日は昨日の続き、作品の後半部分の立ち稽古(台本を置いて舞台上で実際に動く稽古。台本を持った稽古は半立ち稽古と言います)でした。 後半は登場するキャラクターたちが何を思ってここにいるのかが明らかにされていき、ドラマに拍車がかかります。 稽古場にいると、どうしても前作『 - ひきょう - 』と重ねて見てしまうのですが、主として描かれている人物像が反対のように私には読めました。面白いのは、反対のように読めても2作品とも演者の演技の質が同じであることも

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #8

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #7

          2022.4.15(金) 今日は立ち稽古(台本を置いて舞台上で実際に動く稽古。台本を持った稽古は半立ち稽古と言います)でした。 印象的な構図、カッコいい構図を探しながら決めながら、舞台を立体化していきます。今回の会場は奥行きがあるので、縦の構図が印象的に見えます。今日も縦は実際の長さをとって稽古していましたが、台本の冒頭、奥で行われる二人の会話を聞いていて「これが会場で、薄ぼんやりした照明だったりしたらすごい引き込まれるだろうなぁ」と妄想していました。 今日は台本の最初か

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #7

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #6

          2022.4.14(木) 今日の稽古は主にいろんなシーンの読み稽古でした。 特に時間をかけてやっていたのが、けっこう激しめな言い合いのシーン。そこで演出のもこさんから出たアドバイスが、「共通の物を指す」ということ。 共通の思い出を持っている二人の掛け合いのシーンなので、たとえば、「その」という代名詞を使ったとき、代名詞が指しているものを互いに理解していないと会話が成立しません。 事前に「その」が指す内容を話して決めておく必要がありますが、決めておいても脳内イメージだけでは共

          【稽古日誌】カスケードとカテーテル #6