見出し画像

熊野の真髄・・これを観ずして熊野を語るなかれ!!-coolなkumano13-

熊野は自然崇拝を起源とします。(熊野とは①
岩、水、川、森、山など自然と自然の営みを畏敬し、感謝するという日本人誰もが持っている心がここ熊野にあります。

(トップフォトの真ん中に見える小さい一筋が那智の滝。
そう那智の滝は海から見えるのです。最強パワーの写真です。)

熊野に多くの外国人が来る理由
熊野は、世界的評価をいただき海外から多くのお客さまにお越しいただくようになりました。
その理由は、日本列島を形作る大地の営みから始まり、
その自然を信仰し神道、仏教、修験道と習合し聖地になっていく。
(詳細:熊野とは
日本独特であり、熊野ならではもの。
この1400万年前から始まるストーリーの雄大さ・面白さ、寛容性、日本人らしさを今もなお、感じることができる
このことが、海外の評価を高めているのです。
唯一無二のところ。
あとはちょっとだけPR戦略の巧みさ 笑

自然を神としてお祀りしている無社殿神社。
熊野には多くの無社殿神社があります。

熊野川沿いにはたくさんの無社殿神社が残っています。

相須神丸の高倉神社
川が神さま
清流を目の前にゆっくり時間が流れる
そんなひとときを過ごせます。

川の恵みに感謝し、時に暴れる川を治める。

熊野には、今のなお多くの無社殿神社がありますが、
明治時代の神社合祀で多くは廃されました。


志古の稲荷神社

磐座(神が宿る岩、石)。
熊野には磐座がたくさんあります。
得たいのしれない強烈なパワーを感じます。

ちちさま(ちごら石、乳子大師とも)
熊野本宮大社から徒歩15分程度

ほぼ同じ大きさの整った丸石が並ぶ奇跡の石です。
子育ての神さま。

地質学的にはノジュールというらしいです。

古座川は、熊野カルデラの痕跡の岩群とその中を流れる清流。
ここにも無社殿神社は多く存在します。

洞尾の矢倉神社

鳥居も社殿もない。森?が神さま。

祓いの宮
このあたりで最も古く
川筋の総宮といわれている

ここにも鳥居、社殿はない。ケヤキの大木が本殿。


河内島を何周もまわる
河内祭り御船渡御
河内島の周辺はこんな風景も
見せてくれます

古座川の神が宿る島。島がご神体です。
河内島を舞台に河内祭りが毎年7月に開催されます。
すごくいい祭りです。


古座川河口にある神戸神社
町中にある風格が漂う神社
ゆっくり過ごしたくなります

ここにも鳥居、社殿がない。
森そのものが神さま。

古座川は今も昔も清流と岩と森の郷。
自然を神さまとしてお祀りしているのはごく自然なこと。

三重県の熊野には、自然信仰の原型をとどめるものが多くあります。

丹倉(あかくら)神社

修験の場「大丹倉」への途中にあり、
熊野の自然崇拝を感じられるところです。
岩が神さま。


まないたさま
正式な名称は「天の真名井戸」で
水の神が祀られています。

気が充満しているような。
すごいところ。

三重県の熊野地方は、山が高く、深い。しかも海の近くまで迫っている。
手つかずの自然が残っており、自然崇拝だけの熊野の創成期の風景が多く残っています。


那智の「自然が神さま」は、熊野の代表スポットでもあります。

白蛇弁天さま

トップフォトの白蛇弁天さま。
中潮、大潮の干潮時だけに
この神さまへの道が出現します。
神さまに会うのは運が強い人。

最近は海外のお客さまもきています。
最強のパワースポット。

熊野の無社殿神社の代表はここ。
熊野の真髄。

滝を神としてお祀りしています。
神の滝。那智の滝です。

神の滝
滝のしぶきを浴びて
大地のエネルギーを
いただいてください


自然が神さまの熊野。
無社殿神社は、
今も熊野に多く存在し、
熊野を語るうえで最も重要で、
わかりやすく、
大地のエネルギーがみなぎる熊野の真髄たるものです。

私は、この信仰の対象となった
自然こそが、
聖地たる所以と思っています。

熊野に来られたら
是非、社殿のない神社にお訪ねください。


かげろう、かげろうカフェの株式会社福菱さま
熊野本宮の川湯温泉の山水館川湯みどりやさま

にリンクを張っていただきました。
ありがとうございます。


これまでの記事は各マガジンに収納しています。
こちらもよろしくお願いします。
マガジン「熊野とは」 ↓

マガジン「coolなkumano」 ↓

■撮影許可が必要なところは許可を得て撮影しています。


この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

旅の準備

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?