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さんざしを食べます!【中華を喰らう】


はじめに

 みなさんこんにちは!
漢字って商品の見た目や味をパッケージだけで知らせるのに重要な役目を果たしていますよね。
でも本場中国の漢字だけの商品は本格的過ぎて逆に読めないだらけで不安になったりします。
そんな読めない中国の商品を分からないながらに今まで培ってきた漢字の知識と雰囲気で予想しながら食べて楽しんでみようというのがこの【中華を喰らう】シリーズの主旨となります。
この記事では東京大田区の蒲田にある中華物産店で赤い実がデザインされたお菓子を買ってきたのでご紹介したいと思います。

購入品

 今回購入したのは赤い果実が鮮烈な「山査子」を購入しました。
読み方は「さんざし」でこの商品は以前から購入して食べたことがあったので読み方を知っていました。
表面の文字「酸酸」がすっぱい、「甜甜」は甘いなのですっぱくて甘いまではわかりますが好とあるのでおいしいよ!という事だろうと推測、裏面には日本語表記もあって割と親切なパッケージ。

200g30本入


という事で早速何が書かれているか裏面をチェック、原料はさんざしと砂糖のみ、果実を絞って砂糖と合わせて練り込んだ一般的な果肉をそのまま乾燥させるドライフルーツとは少し違う体を成している感じです。
パッケージを見る限りだと果実と同じように鮮やかな色味をしているように見えますね。
成分表はフルーツだけあり炭水化物が殆ど、内容量が200gなので全部食べると600KCalオーバーなので食べすぎ注意ね。
とりあえずパッケージからはよくあるドライフルーツのそれと分かったので開封して食べていきましょう。

ブロック状のさんざし

感想

 開封すると甘酸っぱい香りが漂います。
さんざしはバラ科の植物という事なので、ハーブティーでよく飲む「ローズヒップ」の香りに近い感じがしました。
そして中身を開けると驚きはその色、パッケージと異なり赤ではなく茶色です。
パッケージと全然違う色味で驚きですが、練ったりピューレにするとリンゴなどでもこのような感じになるからそういうものなんでしょうね。
手に取った感じかりんとうの様な硬さはなく、手で簡単に割れ噛んでもサクッとシャリシャリ食べられる練って柔らかめに仕上げました感があります。
味の感想は砂糖の甘さを突き抜けて酸味が一気に押し寄せる甘酸っぱい味わいがとても美味しいです。
アプリコットなどの甘さと酸味がしっかりしているフルーツが好き中方なら食べられる味かと感じましたが、食べ始めの鼻から抜ける香りはどことなく漢方の様な独特な香りが一瞬するので生薬などが苦手な方は一瞬躊躇するかもしれませんね。
実際にさんざしは煎じて煮詰めたものを服用すると健胃などに作用するのだとか。
私はスパイスや漢方にあまり苦手意識がないのでこの甘酸っぱいさんざしはとてもお気に入りです。
他の味わいに例えると山形に「のし梅」という梅を原材料にした和菓子があるのですが、それの味わいにかなり近い感じがしました。

和菓子らしい品のある甘さ


関東圏だと神奈川の小田原にあった和菓子屋さんで「笹梅」という笹に包まれた同様の梅菓子がありまして、もうお店も畳まれ頂くことができませんが、このさんざしを食べると幼少期にそれをいただいた記憶が蘇ります。
と懐かしさを感じつつ頂いたさんざしですがドライフルーツという事もあり、ヨーグルトにくぐらせておいて朝食べる等工夫もできそうですし、何よりそのまま食べても美味しく、更にはビタミンCが豊富との事ですから常備しておいても美容に良いお菓子として機能してくれそうだと感じました、ただかなり甘く砂糖多めなのでとりすぎ注意ね。

甘酸っぱいドライフルーツ

おわりに

 中華物産店を幾度となく通ってはその都度購入する程お気に入りなさんざしですが、このブロック状の形状のさんざしがベーシックな商品となっていて、派生形として半生のような商品やそれとサクッとした板状のさんざしを重ね合わせたもの、更には乳酸菌をまぶしましたなんていうような形態で販売されているのも目にしてきました。
それ程に中国では一般的なドライフルーツなのかと感じましたが、お洒落な輸入品が多く揃えてあるスーパーではマンゴーやプルーンなどが多くさんざしは目にする機会多くないかもしれません。
この記事をご覧になってさんざしに興味ある方は是非お近くの中華物産店で手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました🐾

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