40周年とほろ苦さ
あのPERSONZが40周年を迎えると聞いてビックリした、もう40年も経ったのかと。小学校の高学年、中学生の先輩の家に集まり、アレやコレや色んなことを教えてもらった、そのなかの1つが音楽だった。
先輩達からCDをなんとか貸してもらって、親父が何処からか持ってきた、CDウォークマンとWラジカセを接続して、カセットテープにダビングして何度も繰り返し聞いてことを思い出す。CDコンポなんて買ってもらえる訳もなく、CDウォークマンで聴いている方がカッコいいんだぜ!そんなオーラを全開にして、同級生に我が家の生活事情がバレないように必死で隠していた気がする。新聞配達で稼いだお金で買ったCDも、何度も何度も繰り返し聴いていたなと、そんなニュースを見て思い出した。
そんな時に聴いてバンドの1つがPERSONZ。僕が今まで聴いた女性ボーカルで、一番好きな歌声がJILLだ。当時、シンディ・ローパーに似ているなと思い、日本人でもこんなカッコ良い女性ボーカルがいるんだなと驚いた。歌声を聴いて更に驚いたことを思い出す。6月19日に40周年記念アルバムが発売されるらしいので、あの頃を思い出して久しぶりにCDを購入してみようと思う。
あの曲を聴くとあの人
僕がPERSONZ【7COLORS Over The Rainbow】を聞くと思い出すのが、高校一年生で片想いしていた2つ上の桜庭先輩。めちゃくちゃヤンキーで、ソバージュヘアーが妙に色っぽい女性だった。コピーバンドのボーカルをしていて、学校祭ではPERSONZの曲を歌い、めちゃくちゃカッコ良かった。もうすぐに一目惚れしてしまい、なんとかお近づきになれるように頑張った。先輩や兄貴を通じて、少しずつ話してもらえるようになったが、身の程知らずの僕は何を血迷ったのか、思いきって告白してしまった。その結果は…そりゃもう本当にお子ちゃま扱いされて撃沈した。みんなに言いふらされて、また兄貴達にイジられるんだろうと思っていたけど、桜庭先輩は誰にもそのことを話さなかった。めちゃくちゃ助かったけど、ほろ苦い高校一年生の想い出、元気にされているかな…。今でもありがとうと感謝している。笑
そんな失恋の後には【Singin In The Rain】を何度も聴いたて、ひとり泣いたような気がする。
そんなほろ苦い想い出の曲だけど、今でもふと思い出して、仕事中に聴いてみたりする。何も考えずに遊びまくっていたあの頃…楽しかったな。本当に箸が転んでもおかしい年頃、一切勉強もせずに遊ぶことに全力を注いでいた。勉強に専念していたら、今はどんな仕事をして、どんな人間だったのだろう。
最近そんなことばかり考える。
歳取ったんだなと身にしみて感じる。
母ちゃんの寝ている隣の部屋で、イヤホンを挿して見ていた、土曜日の深夜に放送されていた『三宅裕司のいかすバンド天国』。あの頃が無性に懐かしいなと思う今日この頃。
PERSONZ 40周年
おめでとうございます。
あなたの想い出の曲はなんですか?
では…また
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