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よく喋るね。

4日ぶりに会った彼に「ほんとよく喋るね。」と言われた。その時は一瞬カッと頭にきて、すぐに恥ずかしくなり人生やり直したいと思ったけれど、次の日には笑いに代わり数人に笑い話として報告し、その次の日にはすんなり受け入れられた。

そうだよ、私はクールだと思わせて心を許したらずっと喋っているんだよ。

“よく喋る”はそもそも悪口なのか?とネットで調べたり(モテない人がやるやつ)、なんで自分はよく喋る様になってしまったんだろう。と考えた。

20代の私は人見知りなのと本当に語彙力が無く、人と話す事が出来なかった。偏りすぎた人間で、極力音楽を聴いていたかったし、人と話すといえば映画とファッションの話だけだった。
わたしは自分の意思表示がとにかく苦手で、笑っていれば過ぎていく”無駄な時間”をたくさん過ごしてきた。
嫌な事を言われても、なんとなくやり過ごす事だらけだった。
ハッキリ言って、覚えていない。

そんな私は今日、憧れの女性とお電話をした。
美人で素直でまっ直ぐで、仕事にはプロフェッショナルで陰口を言わない。
今どきの若い者はうんぬんが無く、「その子たちは若くて明るくてとてもプロフェッショナルな子なのよ!」と、仕事で絡んだ人々の事を楽しそうに教えてくれる。
彼女と話していると、小さな気づきがたくさんあり
電話を切った後には晴れ晴れする。
よく喋ったっていいんだ。暗い話の代わりに、思いっきり笑えばいいんだ。
彼女の様になるのは到底この人生では叶わないけれど、まっすぐに生きていこう。

よく喋るね。を悪口と捉えない、引き続きマインドギャルで生きていこうと思う。




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