もっと軽くなりたい。もっと軽く生きたい。
なんだかなぁ。
また大変な方を選んでしまって、
また人よりまどろっこしいことをしてしまって、
同じ到着点のはずなのに、私には障害物と迷路化された道のりがいつも一緒に付いてくる気がする。
こうなんというか、
容量が悪いというか、
大変そうな方を好んでしまうというか、
選び取る前に、なんだか未来に、山に登ったキラキラした達成感のようなものを夢見てしまうというか。
常に真剣に、常に全力で生活していた成長期の私の生き方が、良くも悪くも癖付いてしまっていて、
頑張っていないと誰にか分からないけど、悪いような気持ちになるし、
ちょっと気を緩めていたりだらだらしていたら、張りがない自分を自分が焦らせてくるし。
だから、
こうやって軽く生きるのがヘタな者が持つ利点を教えて欲しい。
生きづらい人の気持ちが分かるとか、人に寄り添えるとか、
そんなことは正直もう要らなくて。
誰かの何かの負の感情を察知したり、
人を支える言葉を思いつけたり、
話を聞くことができたり。
そんなことはもう十分で、
むしろ人の気持ちなんてそっちのけで、
自分が暴れ馬になって、
周りを巻き込んで困らせる。
そのエネルギーがほしい。
相手の奥底の気持ちを言語化して、捉えることができる。それは私の長所ではあったけれど、
思考ばかりに囚われている自分があんまり好きではなくなってきたかもしれない。
後先顧みずに適当でいたい。
直感を後悔しても、
後悔したことすら忘れてしまうような、
とにかく軽くなりたい。
私は私をどうしてあげればいいのだよ。
だからせめて、生きるのがヘタな私の利点を教えてください。
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