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逢おうと思ってやってきたから

本日はアニマルペットロス療法士の視点で少しだけ綴ります。

家族である最愛のペットを亡くすと、残された家族のその哀しみ、別れの辛さは表現できないほどに大きなものです。

ワタシはお別れしたばかりのご家族(飼い主さん)と接する機会があるので、その深い悲嘆と向き合うことも多いのですが、、、

残されたご家族の悲嘆のなか、人との死別よりも断然多いなぁと思われるのが、

『自分のところに来なければもっと・・・』

というものです。

『自分のところに来なければもっと長生きしたのかもしれない』

『自分のところに来なければもっと幸せだったのかもしれない』

『自分のところに来なければ留守番ばかりで寂しい思いをせずに過ごせたかもしれない』


この言葉がご家族から出たときだけはワタシはきっぱり言い返します。

『違いますよ!そんな風に思わないでと言ってますよ』と。

悲嘆療法士、悲嘆に対する心理療法などを用いて、想像している以上に心に堪える悲嘆、ペットロスを拗らせてしまわないようにサポートする役なのですが、ワタシはひとりの人間として強く信じている事があるので、そのお話を悲嘆に向き合うことになってしまったご家族にさせて頂きます。


この世に生まれる人や動物は生まれる前から、生まれたらどういう場所で生まれ育ち、誰と出逢うのか、どういう死に方をするのかまで決めてきていると思うのですね、だから自分と出逢い共に時間を重ねた者たちも、亡くなった愛おしい子も、ご家族に逢おうと思って、共に時間を重ねようと思って、この世にやってきたんですよね。
逢うべきして出逢い、その環境で生きることを選んでいたということで、アナタと出逢い共に生きるそれこそが、その子の魂の成長に繋がることだったわけです。
勿論アナタの魂の成長にも必要不可欠であったことですね。

なので、『自分のところに来なければもっと・・・』は、そもそも有り得ないことなのです。


人は後悔するいきものです。

死別の場合ですと、亡くなった者と共に生きた時間のなかで、もっとこうしてあげていれば・・・という部分だけを引っ張り上げて後悔します。

でも、少しだけ考えてみてください。

その子と過ごした時間は本当にそれだけだったのでしょうか?

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