2分で読める子育てエッセイ№857『イモムシより早く、ハイハイの赤ちゃんよりもうんと遅く』
ある日、おやつをとりに行ったはずの小4の息子イチが、ワタクシを呼ぶ。
「お母さ~ん! ちょっと来て~」
毎度毎度なに? おやつがみつからない?
息子の様子を見に行くと、息子のあり得ない状況に驚いた。
1.5リットルのペットボトルに水を入れ、なぜかその上に乗り、壁づたいにコロコロと転がしながら、ちょっとずつ進んでいる息子。
「なにしてんの?」
ワタクシの頭上には無数のハテナマークが飛んだ。
「ムズイ。前になかなか進まない。片手運転は危ないからおやつを運んでくれる?」
そりゃそ