お題

#ほろ酔い文学

お酒をテーマにした小説やマンガなどの、創作作品を投稿してください!

急上昇の記事一覧

あちらのお客さまからです

バーで飲んでいると、 注文していないカクテルを バーテンダーが差し出す。 「え、私、注文していな…」 顔を上げて言おうとすると 「あちらのお客さまからです」 とバーテンダーが訳知り顔で微笑む。 あちら、と言われた方向を見ると、 いかにもモテそうな若い男性が片手を挙げて、 人当りのよさそうな笑顔で合図をしている。 私もカクテルグラスを持ち上げ、 お礼を込めた乾杯を気取る。 …なんてドラマみたいなこと、 実際の生活で起こるのかね? と思っていた20代前半。 でも起こったんだよね

スキ
118

母への手紙 (詩)

Xに投稿しました。 深夜のニ時間作詩のお題は、母への手紙でした。 母の死後、健康で暮らせるありがたみを、ひしひしと感じてます。生前に、ちゃんと感謝の言葉を伝えてなかったので、心残りです🥲

スキ
86

俳家の酒 其の六「白雪」

 鰯雲ひとに告ぐべきことならず 楸邨  俳句の歴史は、試行錯誤の連続だ。子規の唱えた写生がむしろ足枷となり、哲学が欠落した言葉の羅列が横行。文学者・桑原武夫氏に第二芸術と揶揄されて、反論に窮した終戦直後の記憶もある。  そんな中でも生きながらえたのは、句会を中心とする座の文芸としての性格を有しているからだろう。言わば、文学というよりもゲームのような面白みが、多くの人を引き付ける。だが、それもまた芸術から乖離する要因だ。  川柳は、既に芸術性を捨て去っている。それ故に自由だ。

スキ
67

未熟な僕が描く点線

僕は失明宣言を受けて 失う全部を 失う前に ポータブルのテープレコーダーに 話し閉じ込めてしまう事を思い付いた 長く歩いて 吹き込んだのは つぎの様な事だった 海は海の様に広がり 木々は木々の様にそびえ 光は光の様に射し 最後に吹き込んだのは… 闇は闇の様に覆った

スキ
13

YouTubeはじめました😊

おくればせながらYouTubeの配信(1分間のショート動画)をゆる~くはじめました😊 『ゆるふわ短歌朗読ちゃんねる』というチャンネルです。 記念すべき第一回目の配信は『夏のはじめ』という短歌を朗読しました🌳 とはいっても顔出ししているわけではなく、今のところ詩歌を主体とした画像と朗読音声のみの構成です。 これまでstand.fmで配信していたゆるふわ1分間朗読をYouTube上で行ってみようという試みです✨ まさに試行錯誤しながらの配信となりますが日々少しずつより良

スキ
98

【連載小説】アイちゃんがいた居酒屋(第7回)

 翌朝、道江は施設でアイちゃんの着替えを預かって、すぐに病院へ向かった。  バスは通勤通学の時間で混み合っていた。大きな荷物を持っていたためか親切な学生に席を譲られて、いつになくはにかんだ気がした。  バスが病院に着いた時には、乗客は道江の他に三人だけだった。彼らは病院に勤める職員らしく先に急ぐように降りて行った。道江は荷物を持ったままドアの取っ手をつかみながらゆっくりとバスを降りた。  来島愛は先に来ていた。玄関口のガラス越しに見えた彼女の白いセーターのジーパン姿が清々しか

スキ
3

終末の日?

数日前から太陽フレアの話題が賑やかだ。 ときたまある、宇宙から我が地球を脅かす現象。そんな時、僕は必ず一冊の本が浮かぶのだ。伊坂幸太郎の終末のフールー。 おすすめの本を聞かれたらこの一冊を紹介するほどの個人的名作。 地球があと僅かで滅亡する。そんな状況下での人間模様をユーモアたっぷり描いている。 そんな今、僕はコンビニワインとカジキの刺身を食べながら太陽フレアの影響で、北海道にて観測中のオーロラをYouTubeで眺めていた。 もし数時間後に地球が滅亡しても僕は悔いなく、良い

スキ
25

Diaryというか心象?_帰国して

なんでだろうな。 沢山、ヨーロッパの景色をみてきて 結構、どこも似てて、 感動が薄まってしまったなぁなんて 旅する度に思っていたのに、 NHKでヨーロッパの風景とかみると 無性にまた行きたくなる。 人の悩みだって 表層的な部分を取り除けば 実は、日本でもドイツでも そんなに違ったりはしなかったりする。 それなのに、 やっぱりまたヨーロッパに行きたくなる。 不思議だ。 もう自分にとっては おとぎの国でもなんでもない。 そういう存在になった。 だけど だけど 何かが違う

スキ
17

【風呂酒日和129-2】 蕎麦と地酒 香取屋

蕎麦屋飲み、好きなんだけど蕎麦屋は閉まるのが早いのが難点だ。 しかし今日はいける。ちょっと早めにお風呂を出た私はウキウキと狙いを定めていたお蕎麦屋さんに向かう。 カラカラと扉を開けると「はい、いらっしゃーい」と優しそうなおじさんが迎えてくれた。 「1人なんですが...」 「じゃあそこの手前の席どうぞ。上着、この上にかけてね」 言われた通り右手の一番手前にあった2人用のテーブル席に向かい、ちょうど真上にあったハンガーに上着をかける。 「メニューどうぞ〜」 奥さんがメ

スキ
41

楽しいって最強

楽しいって最強だよねって彼に話したら『私たちは最強です』って言ってくれて。だよね、楽しい時間を過ごせる私たちは最強だよねって。 いつも彼が野球のチケットを取ってくれるんですね。 チケット代を渡す時はポチ袋にいれて渡すんです。その時にポチ袋の封を開けたところにメッセージを書いているんですけど、それに気がついているのか分からなくて そのことについて聞いてみたら『気がついてますよ!なんならそれを楽しみにしてます』と言ってくれて。 今までお付き合いしていた人からお手紙とかメッセ

スキ
71

「ありがとう」は嬉しいサプライズ

今日は4月から社会人になった後輩と飲んでいたら、仕事をしても上司や先輩から「ありがとう」を言われないんですよーと愚痴を受けました。会社で「ありがとう」や「感謝の気持ち」を伝えれば円滑に仕事が回ると思うので、とても大事です。大事ですが… 事例を紹介しつつ個人的な意見を。 まぁいいか最近あった事例です。 他部署の新人さんから資料を頼まれてメールしたら「○○さん、ありがとうございました!!」と返信がありました。○○さんは私の上司なので人違いですが、私に実害もなく新人さんの問題

スキ
12

キャズム

今日もnote・詩、ブログを読んで いただきましてありがとうございました。 カウンセリングを受けたいかたは 稲垣美和のFacebook、一言メッセージくださると予約がとれます。Facebookアカウント↓ facebook.com/miwa.Inagaki8/ pixivファンボックス始めました。 フォローしていただけると嬉しいです。 【お知らせ】 <心の中のプラトニック> 目次 ・静けさの中の恐怖 ・幼いころの記憶 ・恋愛依存度チェックリスト ・離れられない訳 ・子

スキ
8

半分こ (詩)

あなたの悲しみ 半分、私に分けて そしたら悲しみが流れたぶん 楽になれる 嬉しいことがあった日も 私に伝えて あなたの喜びを分かち合いたい あなたの悲しみを吸いとって 喜びも享受したい あなたの喜びも悲しみも半分こ、ね いつも、あなたに寄り添いたい

スキ
91

夜の果て

夜が更けてきた。 雲が、星が、月が、空がじじじと地球と摩擦して流れていく音が聞こえてきそう。 ひとりだと世界から私だけ切り離されて止まっているみたい。 雲の影がゆっくりと流れるのを目で確かめて、まだすこし冷たい空気に肺が沁みる。 弱く脆い人間の夜だ。 夜に名前をつけることで思い出を作る。 宇宙から見たら、私のいる部屋の明かりなんてわざわざ見つける気もしないだろうな。 それでも、コンビニの明かりが私は1人じゃないと言ってるみたいに感じた。 人間は数えきれない傷を

スキ
2

夕暮れに咲く

薫風に 金色ひかる 夕暮れの かたわらに 咲く 一輪の花 photo & words by なおみ *朗読バージョンはこちらです✨

スキ
84

それなりの山を越えてきた

彼に、就活で苦労した話や入社してから正社員になって役職者に就くまでの話しをしたんですね。そうしたら『すごい頑張りましたね。苦労人なんですね』って言われて。 いままでこんな苦労話をしてもそう言ってくれる人がいなかったから、嬉しかったのと何だかびっくりしちゃって。 苦労したけどその先の結末は全て良い結果だったから結果オーライ!ということを伝えたら笑っていて。私そんなに苦労してなさそう?って聞いたら、そんなことはないけど、自分はずっと地元にいて友達もずっと地元にいる子ばっかだし

スキ
69

226回目の配信は『夕暮れに咲く』という短歌をゆるふわ朗読いたしました〜✨ https://stand.fm/episodes/663760a171111d9cb14ffe1b https://note.com/le_bouquet_style/n/nf4c6208ef83c

スキ
61

俳家の酒 其の五「男山」

「大将、よく知っているね。」 「なに、うけうりだよ。」  あいつの言っていることだから信憑性は保証しないと前置きし、「俳句」の名称自体は既に松尾芭蕉の時代に存在していたことを教えてくれた。それは、川柳につながる前句附にも適用。滑稽を表す「俳」の意味を考えた場合、 「川柳こそが正当俳句と呼ぶにふさわしいのかもしれない」 と笑いつつ・・・。  川柳は、江戸時代中期に活躍した柄井川柳の個人名を冠するジャンルだ。俳句と同じく俳諧の流れを汲むが、俳句が発句から進化したのに対し、川柳は

スキ
83

ちるchillチル

chillhopなんて名前のついた プレイリストを聴いてます 梅酒ソーダを飲みながら ソファに横になってます お風呂ができたと アナウンスが聞こえました でもまだ横になっている 酒も残ってるし 梅酒の中の梅の実をかじったら 酔いが覚めそうになりました 理性と本能 ここがぶつかるとしんどいです 食べたいものを我慢するとか 好きになってはいけない人を好きになるとか どーすればいいの どーもしないよ バリバリ理性あるからわかってんの だからつらいの しんどいの どーでもよ

スキ
2

花冠

シロツメの 花冠を 編む キミに 小鳥も ささやく 花残月 photo & words by なおみ *朗読バージョンはこちらです🌸

スキ
89