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企業課題解決プログラム  日本通運株式会社×流通科学大柿沼ゼミ

企業課題解決プログラムの初会合で、狙いを説明する柿沼教授(手前)(流通科学大で)

4月26日(金)、日本通運株式会社と流通科学大学商学部・柿沼英樹ゼミとの「企業課題解決プログラム」が始まりました。改めてご紹介いたしますと、「企業課題解決プログラム」とは、大学生らが企業の抱える課題を解決しよう!と挑む授業です。柿沼ゼミからは、3年生5人が参加しました(うち2人は留学生)。

今回の企業課題についてゼミ生に説明する島岡次長(右奥)(流通科学大で)

初会合では、日本通運の島岡朋広次長から、「採用ブランド力を上げるアイデア」という課題が出されました。日本通運といえば、物流業界のリーディングカンパニー。それがなぜ、この課題に?

日本通運は、2022年のホールディングス体制移行に伴い、ロゴを一新。赤丸に「通」の漢字が書かれた「マルツー」から、フレッシュグリーンとネイビーブルーの「NX(NIPPON EXPRESS)」のロゴになりました。ただ、一新から日が浅く、浸透が不十分なためか、「NX=日本通運=物流業界」という認識に至っていない、というのです。

また、「物流業界のイメージも良くない」という指摘もされました。運転手不足がもたらす物流の停滞といった、いわゆる「2024問題」。労働基準法の改正で、運送業の時間外労働に上限が設けられ、業界はまさに過渡期にあります。しかし、2024年問題が話題になればなるほど「物流業界=労働条件が厳しそう」というイメージがついてまわるというわけです。

企業からの本気の課題を前に、静まるゼミ生。柿沼教授が助け舟を出すように、「(就職活動で)みんなも会社から選ばれるけど、会社も学生から選ばれるんだよ。日本通運が、どんな見せ方をすれば、学生に選ばれるのか、ってことを考えてほしいという課題だよね!」との言葉が出ました。

緊張がほぐれたゼミ生からは、積極的な質問が。「日本通運は、職種が多く、楽しそうなイメージ。英語力はどれくらい必要なのか?」「留学生の採用比率は?」といった質問が出ました。ゼミ生の楊璐舟さんは、「外国人に優しい会社と感じた。世界で事業を展開しており、大変魅力的な会社だと思う」とにっこり。ゼミ生が、感じた企業の魅力を、どのようにして形にしていくのか。期待したいですね。