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企業課題解決プログラム・キックオフ(株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター×流通科学大学・関ゼミ)

2024年4月26日(金)流通科学大学講義棟にて、株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター(本社:神戸市中央区)と流通科学大学経済学部・関陽准教授のゼミ生(3回生)による、企業課題解決プログラムの取り組みが始まりました。

事業やプロジェクト課題について説明する㈱日本データーの弘原海氏

①株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンターの事業内容・課題について 
最初に、日本ビジネスデータープロセシングセンター(日本データー)人財企画課の弘原海氏と松田氏からは企業ロゴが入ったお菓子がゼミ生に配られ、みんながリラックスした雰囲気でこれからのプロジェクトについて楽しみながら考えていきましょう、という声掛けからスタートしました。
 
「目的と目標の違い」を確認
弘原海さんから学生たちにまず伝えられたのは「最初にこのプロジェクトの目的を確認し、到達目標を共有することから始めたい」ということ。
“目的を明らかにして課題に取り組むことは企業で仕事をする上でも大事で、常にターゲットを明確にした課題設定・提案・目的の明確化を行っている。このプロジェクトについても各自が主体的に取り組んでもらわないと前に進まないので、皆さんには「主体的に学ぶ」、「グループでの学習成果を作る」を到達目標として取り組んでもらいたい。この機会に社会人としてのスキルを身に着けながらやっていきましょう“との提案がありました。
「目的と目標の違いとはなに?」を学生たちと考えた後、“「目的」とはありたい姿・理想・最終ゴール地点であり、「目標」は目的達成のためのステップである”という認識が共有され、今回のプロジェクトも小さな「目標」を積み重ねた先に「目的」達成となる順番のイメージを皆で持って課題に取り組んで欲しいとの説明がありました。弘原海さんの話からは、このプロジェクトに取り組む機会を積極的に利用して、ちょうど就活に直面する学年である彼ら自身が社会人基礎力を身に着け、就活に活かす機会にもしていって欲しいという想いが伝わってきます。学生たちもその後の事業や課題説明を熱心に聞き、課題の背景にある状況や具体的な取り組み内容について確認していきました。
 
今回の取り組みでは、「理系・情報系学生をターゲットとした採用強化を目的とした、学生目線での提案や体験の実践」をメイン課題としていますが、学生はこのプロジェクトへの取り組みを通して「主体的・協同課題解決のための提案・実践をし、社会に適用する思考力・判断力・表現力を磨く」ことも目的として取り組んでいくことになります。

②グループワークとゼミ生から企業への質問
チームを作ろう!
プロジェクトに取り組むためのグループ(3グループ、各5名)に分かれて、チームビルディングからスタートしました。

チームの名前はどうする? 学生同士で自己紹介しながらグループ名を決めることからスタート

チーム名が決まった後は、企業をもっと深く知るための質問を考えていきました。学生からは「外国人社員の割合は?」「企業理念にある“やるときはやる”を働きながら実感するのはどんな時?」「ビジョンの“笑顔でつなぐ仲間と未来”というのは?」など、企業の理念や働き方に関わることや、「IT企業に入る時に、学生時代にやっておいていいことは?」「採用面接で聞かれることが多いのは?」など、就活を控えた学生ならではの質問や、「AIについてどう思っていますか?」といった時代のニーズと企業の取組についての質問など、多数の質問がありました。

このプロジェクトでやりたいことは何だろう? 企業への質問を考える

最後に、関先生と弘原海さんより、「学生のみなさんにはこれから主体的に動いて欲しい。そのためには役割を決めて果たしていくようにして欲しい」として、次回ゼミまでの課題が共有されました。
今後は、課題への取り組みや、オープンカンパニー体験を行い、10月に中間発表、その後企業からのフィードバックを経て、1月下旬の成果発表を目指していくことになります。
 
③所感
関ゼミの3年生15名は、経済学部の複数の学科を横断して集まったメンバーで、4月から新しく加わったメンバーも複数います。お互いにまだ知らないメンバーもいる中でプロジェクトチームを組むことになった学生同士、プロジェクトに取り組みながら仲良くなってお互いの成長に繋げたいという前向きな気持ちがそれぞれにあふれた明るい雰囲気に、これからのプロジェクトの進展と共に、関ゼミの3つのチームの成長も楽しみにしていきたいと思いました。これから、企業さんと密な連携を図りながら、解決策を模索するプロセスの中で、各チームの「目的」に向かって「目標」を立てながら確実に進むことを大切にしながら、社会人力も身に着けていって欲しいと思います。どのような提案となるか、これからの進展を楽しみにしています!