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コンロ家公式note、はじめます。

はじめまして。コンロ家note編集部です。

この度、一度はバズった「コンロ家」を一発屋で終わらせたくないが為に、皆さんに新しいコンロ家を知って頂く場として、note公式アカウントを立ち上げることになりました。

はじめましての今回は、ご挨拶の代わりにnote公式アカウントを立ち上げた経緯や、noteでどんなことをしていきたいのかについてお届けします。

みなさんは、最近どんな乾杯をしましたか?

慌ただしい仕事を終え、今日一日頑張った自分へのご褒美のための乾杯。
いつもの食卓で、大切な人との会話の潤滑油としての乾杯。
最近ハマっているアウトドアを家族で愉しむ乾杯。
コロナになってからはじめた、趣味の釣りで釣った魚での乾杯。

私たちが考える居酒屋の本質は、そこでしか味わえない「楽しさ」と「体験」。
今、人々が魅了されるのは「その時・その場でしか味わえない体験を楽しみたい」 という事だと思います。
個人的な体験が、SNS上に氾濫するようになることで、あらゆる体験に既視感が生まれている。
既視感が再現性の高い体験への欲求を薄めた結果、「今そこでしか体験できない」再現性の低い「トキ」の過ごし方を楽しむことに価値を見出すようになってきている。
そう考えています。

新型コロナウイルスが落ち着き、またあの頃のように。
もっと言えば昭和初期のあの活気があった頃のように戻れたら。
そんな期待にも似た想いから、このnoteを開設することにしました。

具体的にこの場でやっていくことは、これから徐々にお伝えしていきたいと思いますが、スタッフがそれぞれ書きたいことを描いていければと思います。

今回は私から、コンロ家一号店である「代々木店」へのロードマップを超短編小説とともにお伝えしたいと思います。


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大衆和牛酒場コンロ家 代々木店
東京都渋谷区代々木1-52-5 ベルテ南新宿 B1F
03-6383-4866

◆代々木駅徒歩5分
◆新宿駅徒歩9分
◆南新宿駅 改札出て右へ。
①【徒歩】・・・約20秒
②【全力疾走】・・・約6秒
③【久しぶりに空を眺めてみた。
道すがらすれ違う人はどことなく疲れているようで、足取りは重い。

見上げた空は、西の空をオレンジに染め上げ、赤から紫へ、青から紺へと見事なグラデーションを成していた。
ーーーもう、辞めようかな
そんな思考と行動の結果が、路上で立ちすくし、一人空を見上げるサラリーマンの姿だった。
誰も待っていない家には帰りたくない。
このまま自分が消えてしまえばいい。
そう思った時だった。

『何してるの?』
幼い、たどたどしい声が聞こえた。
気が付けば俺の隣には白いワンピースを着た少女がこちらを興味深そうに眺めていた。
年の頃は5〜6歳と言うところだろうか。

『......なんだって?』
子ども相手には少し乱暴な物言いだったかもしれない。
しかし、少女はにっこりとほほ笑むと、その小さな手を差し出して、そのまま真上を指した。
つられて俺もその方向を見る。
そこには【霜降り和牛鍋】と書かれた大きな看板があった。

あぁ、こんなお店ができたのか。
ついこの間まではラーメン屋だったはずだが。
右手にコロッケと缶ビールの入ったコンビニ袋をぶら下げて、その大きな看板を見上げていると、無性に腹が減ってきた。

普段使いの発泡酒ではなく、ビールにしたのはせめてもの奮発だった。
そんな行動が気を大きくしたのだろうか、ガラス張りの店内をのぞき込み、空席を確認すると、そのまま吸い込まれるように入口の引き戸を開けた。

『すみません一人...いや...二人なんですけど』
振り返り、『お嬢ちゃん、お腹減ってるかい?』
そう尋ねたが、既にそこに少女の姿はなく、オレンジ色の空だけがこちらを見ていた。

少しだけ寂しい気持ちを噛んで、もう一度空を眺めてみる。
さっきより、空が澄んで見えるのはきっと気のせいだろう。
『えっと...あとで二人になります。大丈夫ですか?』
『もちろんです!こちらへどうぞ!』
仕方ない。今日のところは後輩の奴でも誘ってやるか。
携帯電話を手に取り、「集合」とだけ書いてメールを送る。
『いらっしゃいませ!!』
威勢のいい店主の声が、なぜか耳に心地よく響いた】・・・約10分

南新宿駅から62m


noteでみなさんと乾杯でつながって、あの頃のようにまた居酒屋が楽しみになるような、そんな場所を一緒につくっていけると嬉しいです。

一緒に楽しい体験ができる時間について考えませんか。
コンロ家公式note、はじめます。


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