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長い詩はあまりないので、ぜひさかのぼって読んでみてくださいね。
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【 #詩 】雲の行列

【 #詩 】雲の行列

残忍な神話の説法を聞く黄昏時
天には雲の行列が行進を続けている
死の轍に脚がはまりじきに沈んでいく
脚の幻覚にほだされ
電線は一斉に悲鳴を上げて
倒錯の輪舞曲〈ロンド〉に酔いしれる

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】 

【 #詩 】耳の雨

【 #詩 】耳の雨

いかだの端に
人がふたり立っている
空から耳の雨が
降ってきて
いかだを満たしてしまった
じきに宙に沈むだろう

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】「黒」の一行

【 #詩 】「黒」の一行

いやにとげとげしいセンザンコウの刃が
コウモリ傘の膜を突いた
昼の花壇には霧雨の静寂が響いている
見慣れない「黒」の一行は
無限に続く階段を上っていく
コウモリ傘は水をたくわえ靴に注いでいる

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】徒花に添えて

【 #詩 】徒花に添えて

徒花に添えて
この醜い葉を教唆の矢としよう
手帳を遡っても
昨日の日付が続くばかり
四次元の扉は目次にある

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 #イラスト 】陽は昇る

【 #詩 #イラスト 】陽は昇る

今日も今日とて陽は昇る
窓からの明かりは部屋の直線と交錯し
室内に大きな十字架をかたち作った
もしも明日が来るのなら
このクロスの中心に身を置いてみようか
アルコールに溶かした昨日の記憶
供物のような空き缶は冷たく光っている

これはトウソクジン自身が描いた絵をテーマに編んだ詩です。

【 #詩 】解読不能3

【 #詩 】解読不能3

─解読不能─甘美な時間よ
背徳とともに腹を貫かれ墓標に墜ちた凶星よ
残明(※)にかき消され喉をかき切った魚よ
死を前に死を忘れ、粘膜へと溶け込んだものたちよ

※該当する言葉なし

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 #イラスト 】脈動

【 #詩 #イラスト 】脈動

私の心音の共感覚は□かったのに今は□い
どうやらこの心臓はハリボテになったようだ
こんなものはもう磔にしてしまおうか

──ああ、血の色なんて知りたくなかった
傷つけなければ気づかずにすんだことだろう
それはまるであなたがくれた薔薇だった
あの花束は疾うの昔に手放したはずなのに
私は血液の奔流を見ている、ずっと見ている

耳をつんざくような悲鳴、鉄の味
なまぐさい臭い、降りそそぐ棘の雨
クオリアに

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【 #詩 】午前五時

【 #詩 】午前五時

午前五時、時間と草木とのささやかな連関により生み出された、宴の刻が迫っている。鉛筆は紙面を滑り、黒鉛をまき散らし、今日も世迷い言を吐いている。記録係は両手に黄色い紙片を持ち、夜の静けさとともに徘徊をする。

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

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【 #詩 】花が咲いている

【 #詩 】花が咲いている

花が咲いている
花が咲いている
空一面が花畑になっている
音符はつぼみに
五線譜はすすきに
月は耳を傾けている

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】採択の時

【 #詩 】採択の時

採択の時だ
超常を受け入れるか否か
温室を冷やし尽くすかどうか
綿花を燃やし尽くすかどうか
心に釘を刺すかどうか
池のほとりを歩き回るかどうか
宇宙の真理を解析するかどうか
電気より速く動けるかどうか
勿忘草の芽を摘むかどうか

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こ

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【 #詩 】解読不能2

【 #詩 】解読不能2

あくまで可能性の話だが
面影は時間が経つとなくなってしまうらしい 
だから夕闇のなかで心を叫び
あの日の思い出を─解読不能─おこう

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】ミシガンのほとり

【 #詩 】ミシガンのほとり

不義を捨て
意義を拾い
ミシガンのほとりで
一息をついたころ
カモメが一羽飛んできて
彼らの肩にとまった

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】

【 #詩 】黄昏の蠕動(ぜんどう)

【 #詩 】黄昏の蠕動(ぜんどう)

生死の境目にはらんだ朝焼け、黄昏の蠕動を感じてそのときを待つ
短い短い生涯のひとときの、また一瞬のなかにある輝きに、一縷の望みを託した
さよなら母星よ、私は旅に出る

※「自動記述」の手法によって編んだ詩です。仮名から漢字への変換、明らかな文法間違いの修正など、原文より調整を行っています。解読不能な箇所がある場合も、可読部位を文字に起こして投稿します。

【原文】