第三セクターを隠れ蓑に、支持者個人に利益供与をする石丸市長 @saktshare @tell_futeko

2024/04/13追記:市の出資比率は53.3%と判明したため、一部記載を修正しました。
2024/04/14追記:制作者「TELL」が報酬支払の事実を認めました(末尾に当該投稿掲載)

前提事実

・「道の駅三矢の里あきたかた」は安芸高田市が保有する施設であり、「株式会社道の駅あきたかた」が指定管理者として運営している
・「株式会社道の駅あきたかた」の大株主は安芸高田市
「株式会社道の駅あきたかた」の代表取締役は石丸伸二(安芸高田市長)
・LINEスタンプを販売しているのは「株式会社道の駅あきたかた」

本稿は上図が全てだが、以下で詳述する。

LINEスタンプを販売する「株式会社道の駅あきたかた」とは?

 「株式会社道の駅あきたかた」は、石丸の顔貌が描かれたLINEスタンプの販売を4月12日に開始した。
 その制作者は「TELL」(https://twitter.com/tell_futeko)である。

 LINEスタンプを販売する「株式会社道の駅あきたかた」は、
・安芸高田市が大株主
・代表取締役が石丸伸二
 の第三セクターであり、実質的に安芸高田市と一体であるといえる。

販売元の表示

「株式会社道の駅あきたかた」はTELLに報酬を支払ったのか?

「株式会社道の駅あきたかた」が石丸支持者「TELL」に報酬を支払ったのかは判然としない。
 しかし、TELLは「いくら売れても僕が儲かるわけではない」と投稿する。無報酬ならこのような言い方はせず、素直に「ボランティアで引き受けました」と表現するだろう。
 普通に考えれば、「報酬は固定額であり、売上に連動する歩合制・成果報酬型ではない」という意味で、つまり報酬自体は発生したと考えるのが自然だ。したがって、利益は間違いなく供与されたことになる。

問題は「第三セクターを隠れ蓑にしたTELLへの報酬支払」
公募入札不要、議会監視なしで恣意的にTELLを選定可能

 石丸がTELLにイラストを発注して報酬を支払う場合、上記3パターンが考えられる。
 ①石丸個人がTELLを選ぶパターン。これは個人がポケットマネーで誰にカネを支払おうが自由である(選挙区の有権者への寄付は除く)。問題は石丸の懐が痛むという点のみだ。
 そして、石丸は身銭を切ってまでTELLにカネを渡すのは嫌だったのだろう。
 
 ②安芸高田市役所がTELLに報酬を支払うパターンだが、自治体の調達は一般競争入札がキホンであり、TELLより優れた応札者がいた場合は当該応札者が落札する。つまりTELLに確実に報酬支払できるかどうかわからないのだ。
 また、議会監視、公文書開示や住民監査請求等の住民監視の対象にもなり、石丸としては恣意的に利益供与する手段としては使い勝手が悪い

 だからこそ③の第三セクターなのだ。
 第三セクターは、出資者が自治体というだけで株式会社である。つまり、誰にイラスト制作を頼もうが自由であり、また議会はなく、公文書開示や住民監査請求の対象外である。それでいて代表取締役は石丸自身であるから、つまり石丸の胸先三寸ですべてを決めることができる、やりたい放題が可能なのだ。

 これは、まさに第三セクターを隠れ蓑にした、支持者への恣意的・選択的な利益供与であり、市政の私物化である。

石丸支持者TELLさんのご発言一覧

正直お腹いっぱいなので読みたい人は
https://twitter.com/tell_futeko
を見てください。

「為政者の思う壺」と警鐘を鳴らす一方で
為政者から利益供与受けるTELLさん

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