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富士ヒル試走に行ってきた【データ等公開】

タイトルの通り、本番2週間前あたり、2024年5月15日に試走に行ってきました。


流石に本番を初見で迎えるのは,,,と考えていて、かといって関西在住なので簡単に行けるわけでは無く,,,。

ズイフターな事もあって、Zwiftのクライムポータルで富士スバルラインのバーチャルコースが登場(期間限定)。このバーチャル富士ヒルで一度TTしてみたものの、実際の感じはやはり確かめておきたかった。

バーチャルですが、コースがどんなものか把握できるので有難かった。
平地、室内、ズイフト機材、ローラーでいつも通り踏み込むと、1時間3分台。速すぎる,,,。


特に体感をしておきたかったのが、所謂、標高の高い所で起こる高地デバフ。富士ヒルは、平地でのパワーが1割程下がるというやつだ。
おそらく酸素濃度が薄くなる云々が絡んでくるのだろうが、専門家でも無いからそういう事なのだろう。
平地で1時間出せるパワーだと、このデバフがかかった状態では、もちろん目標タイムには届かない。
トレーニングを積んできて、実際はどんなものだろうかと実力テストをしておきたかった。

車で現地まで移動

そんな所で、2024年5月16日㈬の午前中にアタックしに行く事に。
前日、仕事終わりでそのまま新東名を使い、車で現地入り。夜中23時過ぎに着いたか,,,会場近くのホステルで個室が空いており(4千円弱で停まれた)、着いてシャワーを浴びてすぐに寝た。翌日6時前起床。


試走までの時間の過ごし方

試走開始の3時間前から行動開始。
TT開始を9時に設定していたので、その3時間前に朝食を終えておく。
前日の移動時から含め、夕食は炭水化物、糖質が中心。

移動しながら食べた夕食
朝食もエネルギーになるものを中心に

大体、1時間ほど全力でペダルを踏んでいると、1000kcal程消費する体なので、体重が増えすぎない程度に放り込んでおく。

朝食後の体重がこれ(全裸で計測)
56.7kg

前日から糖質中心なので、いい感じむくんでいるのか,,,

軽くストレッチをしてから、TT開始2時間前の7時にチェックアウトし、車で富士山麓公園まで向かった。


試走当日の機材について

試走の時に使った機材と装備について。
機材:TNI 7005mk-2 フロントシングル使用( F/40T R/12-30T )_8.55kg
ウェア類など身に着けたもの:画像参照_1.7kg
人間(全裸時):56.7kg
合計:66.95kg

パンク対策など最低限なモノを用意し、ツール缶へ
本番と違うのは、ゴープロとウイブレ
シューズも込みの重量

機材で8㎏ありますが、つきつめるとしたらフレームやらコンポですが、今シーズンはTNI 7005で戦うと決めているので。進むので好きなんです。


スタート前まで

富士山麓公園駐車場に到着したのが午前8時あたり。
同じく試走に臨む方がチラホラ。有名な方もいらっしゃいました。
いよいよだなって感じです。
いつも通り、ローラーで25分程アップをし、体を温めてからスタート地点へ向かいます。

X(Twitter)のTLでよく見る富士スバルラインの料金所へ。
アップ時から感じましたが、やはり酸素は薄い,,,。

このポストにも書いている通り、平地の感覚でへばらないで踏み切れるパワー(260w : 4.5~4.6倍くらい)で試走をする計画でした。
高地デバフ(酸素濃度が薄くなり、富士ヒルはパワーは10%ほどダウンする)がどれくらいのものかを体感、データ取りしたくてここまで来たと言っても過言ではありません。
結果は後で書きますが、来て本当に良かった。

ちなみにですが、走っている間のコースがどうだとか、どれだけきつかったとかは書きません。他で色々と出ているのでググってもらえればヒットすると思います。
結果から得られた、データなど中心に話を展開します。

ちなみに感想としては、「酸素薄いな、パワーでねぇ」です。


試走結果

試走結果としては、タイムが70分55秒でした。
ストラバのタイムが少し遅れるのは、大沢の片側通行の所で停止があったためです。

サイコンのラップタイム。

コースのコンディションが良かったとは言え、単走で初見という事も考え、全開では無い事を考えたら、ボチボチな結果かなと思います。

やってきたことが、そんなにズレては無かったので一安心です。

平均の出力としては、230wという結果でした。
260w平均で踏もうと考えて、260w × 0.9 = 234w なので、高地デバフで1割ほどマイナスというのは正しい結果に。

以下がデータ詳細です。
StravaのPCウェブサイトから見れる所を抜粋。

いわゆるSS(スイートスポット)強度で1時間。
PWRで、4倍ほどで走った事に。
ほぼ一定をキープしていました。酸素が薄いのでもっと苦しい感覚はありましたが,,,

PWRで4倍ほどの強度で1時間ちょいといった感じです。
先日まとめた記事とほぼニアな数字になりました。

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富士ヒル シルバーを獲得するに必要と考えるスペック
(あくまで私自身の考えです)
私自身の目標タイムは、70分切りと設定しました。
(理由は後述)

結論から言えば、
FTP 245w(富士ヒル完走時の平均パワー目安)
総重量 69㎏(当日の体重57kg+装備2kg+自転車重量9kg)
PWR目安 4.29倍(FTP÷当日の体重)
これを最低限のシルバーリング(自分としては70分切り)の達成数値とします。
*ここでのFTPのワット数は、富士ヒルの場合、標高が高く平地での数値を0.9掛けしたものにしています。
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試走結果から、雑な感じでまとめると、

出力 230w ÷ 当日全体重(ヒト+機材+身に着けるモノ) 67kg = PWR 3.43倍
で、71分切りは可能だという事です。

だいぶ乱暴なまとめ方ですが、条件がそろえばタイムは出るという事。
当日のコンディションがどうなるかはわかりませんが、その他のプラス要素(集団で走行できる、走行ラインを選べる、ピーキングでベストな状態で出し切って走れる等)も加味すれば、タイムアップは可能です。

私としては、70分切りを目標にしているので、そこを目指して残りわずかですが、着実に積み上げていきたいと思います。

ちなみに、ゴープロをぶら下げて走りましたのでリンクを貼っておきます。
動画内のデータは20~30秒ほどズレているので参考程度にしてください。


それでは残り僅かな期間ですが、みなさんも体調管理に気をつけてラスト乗り切っていきましょう。
当日、会場でお会いできるのを楽しみにしています。

では、ボチボチ登りましょうか,,,

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