見出し画像

思いがけず同年代上司ができてしまった話

どうも。今月の引き落としで過去最低貯金額を叩き出し、流石にやばくね?となったComiです。

旅行代金とか、高速代とか立て替えてたからね…しょうがないよね…?

今日は、今年一番私の人生を変えてくれた、というか引っ張ってくれた人の話です。

突然メッセージが来た

6月中旬。それは突然でした。SNSではないんですがある日メッセージがきてインスタ投稿の画面デザインの案件相談の話を持ちかけられました。
↓あ、ちょうど現在フリーのデザイナー1周年を迎えました。プロフィール更新しよう。

1通目のメッセージはめちゃくちゃ固い文章だったのに、返信の返信はめちゃくちゃ緩くて、あまりいい印象ではなかった。危ないんじゃないかと。

語尾にびっくりするくらい「〜」が付いていて、しかもそれが伸ばしてるんじゃなくて意図を読み取ってくださいと言わんばかりの省略よう。

仕事が始まってからもしばらくは「ってことはどういうことだ???」と咀嚼時間がすんごい必要でした。

今はもう意思疎通完璧すぎて、「〜」のゆるさにすごく助かってる。

なんだかすごく私のこと信用してくれてるぞこの人

初めの仕事は簡単なインスタ画像作り。この時期たまたま「おてつたび」という「お手伝いしながら旅をする」がコンセプトの、簡単にいうと地方の人手不足な農家さん、ホテル、旅館、観光地…にアルバイトをしにいきながら泊まり込みでその地域の魅力を発見する、みたいなものに参加していました。

2週間初めましての家族の家に泊まり込み。朝早くから夜まで慣れない環境。それだけでハードだったんですが、夜の唯一の自分の時間を割いて、PCに向かいました。

そしたら文字起こしの仕事も追加で振られました。そこそこ量があった。マジか。(し、もう2件別で仕事抱えてて、超多忙だった。)

多分今私今年一限界なことしてるな、と思いながら想定よりも早い納品目指してこなしました。

それらが一通り落ち着いた頃、デザイン的な仕事を振られたわけじゃないのに、私の作ったものをそんなに知らないはずなのに、いきなりチラシやパッケージのデザインを振ってきた。

印刷会社に勤めていたことくらいしか実力を把握する情報はないはずなのに、なぜか仕事をくれました。

なんだかこれからすごいことになりそうだぞ。

初めて見る世界ばかりの毎日

今思えば、その時振ってくれた仕事は、初歩的な、実力をはかるような案件でしたが、とんとん拍子で話が進み、10月時点ではあっという間にWEB系の仕事も一緒にさせてもらえるように。印刷物も数十ページ余裕で投げてこられて信用されっぷりがすごい。

その、WEB系のお仕事をはじめ、初めて見る領域がとても増えました。「それってそうなってたの!!!」「それってそういうふうにするんだ!!!!」

もう毎日IQ3状態。

私、所詮業務委託なのに、いろんな資料を見せてくれて、ソフトの使い方を詳しく教えてくれて、「この人なんでこんなに私に色々与えてくれるんだろう」といつも思っていました。(今も)

あと私が世の中で一番苦手な横文字もめちゃくちゃ使う。テレカン??トンマナ????なにそれ誰????

慣れた今も、私が言う時は日本語です。身の丈に合わな〜い。

32歳くらいだと思ってたら1こ上だった

いつも通りスラックで通話していたとき、珍しく最後の方に打ち合わせ外の話をするタイミングがありました。8月だったかな。それか先月かも。

お互いのことをあまり知らなかったのでここで「いくつですか?」みたいな話をしたんですが、向こうに「あ、26歳ですか?じゃあ僕の1こ下ですね〜!」って言われました。

は??????????

え?一人で会社しててデザインもディレクションもできて27??????

後ろから殴られたくらいの衝撃でした。

私と1年しか生きている年月が違わないのに、こんなにできる人、いや、できた人(人として)がいるのかと。

ちなみに素直に物申してしまうから「32歳くらいかと思ってました…!」って言っちゃったんだけど絶対に落ち込んでたと思う。申し訳ない。

対等に、それでもって上司のように、そして普通の人として

業務委託、という形もあるのかもしれないですが、最初からすごく対等に仕事を進めることができているのも、私がこの人と仕事をしていてやりやすいと思う理由の1つ。

まぁ、フリーになった時点で、なるべく下手に出ないようにしないと舐められる、と思っていたのもあるのですが、すごく対等に話を進めてもらえるのがありがたいです。

お互い同じ業界を同じ年月経験したことがあって、その知識に関しては完全に対等に話せる。そして私が圧倒的に知識が足りない部分に関しては、「そんなことも知らないんですか〜」という素振りを、全く、本当に全く、見せることなく対応してくれる。

先述通り業務委託なので怒られることはもちろん無いですが、不満?じゃないな、違和感?を感じた点に関してはしっかり伝えてくれる。
わからないところを聞くと120%で返してくれるし、いつでも何かあったらどんなことでも聞いてくださいと言ってくれる。

仕事以外でも、仕事のやりやすさにつながることがたくさんあって、例えばスケジュール。プライベート優先で、といつも言ってくれるし、「じゃあちょっと出てきます…!」とメッセージを送ると笑顔のリアクション&「行ってらっしゃい気をつけて!」と残してくれる。

今月の頭、訳あって入院しましたが、入院中は一切連絡しないので!と言ってくれて本当に連絡が来なかった。(PCは一応持っていくつもり、と言っていたのに本当に連絡が来なかった。これすごいことじゃない???)
退院日にはAmazonのギフトカードを突然送ってくれました。ちゃんとメッセージを添えて。

昨日も通院したのですが、その結果を伝えるとめちゃくちゃ安心してくれた様子でした。基本お互い即レスだけど本当に即レスだった。

多分これから長い付き合いになる人だ

目の前の仕事をこなして4ヶ月。1日の稼働時間は短いものの、毎日なにかしらが動いていて、特に9月10月は常にバタバタしてました。

フリーランスでやっていると、自分の実力以上の仕事ができない、と口を揃えてみなさん言うのですが、私、去年よりも明らかに成長している。

多分というか絶対にこの人が声をかけてくれたおかげだし、多分、誠実に仕事をしてきた自分の努力でもあるかもだけど、それ以上に、私以上に私のことを信用してくれて、やりたいことを聞いてくれて引っ張ってくれて、感謝しかありません。

そう、いつものスラックでの打ち合わせでは、メインの内容が終わったら速攻で「じゃ、お願いしま〜す、失礼しま〜す」と終わってくれるthe仕事できる人なんですが、デザイナーとしての自身の話になるとめちゃくちゃ喋ってくれます。(それもちゃんと私が知りたいことから脱線せず。)

その時の、その人の今までの経験量、やりたいことの多さ、デザイナーの存り方論、そしてデザインに対するワクワクが本当にすごい。

私が1年後この人みたいになれるんだろうか、いやなりたい、いやでもなれないだろうな…

って思わずそのまま口に出したら、「なれますよ〜だって僕よりデザインできるんですもん。僕はデザインはなれてディレクションだけしていきたいんで(キッパリ」って。

どこまでも対等に物を言ってくれる人って、まじでいるんだな…

今までの経験上、この人すごい!って思う人は、本当にすごいか、洗脳パターンかの2つだと思っているので、簡単に人を信用しないようにしているんですが、多分この人はこれから長く私が尊敬してやまない人で、引っ張っていってくれる人なんだろうなと最近思い始めました。

いろんな素敵なデザインを一緒に世に出したい、かもしれない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?