#43 「エンジェルを探せ!」でクラスが盛り上がってるよ。って話。
どうも。こみっくです。
いまクラスで【エンジェルを探せ!】というゲームに取り組んでいます。
今年度は2年生を担任していますが、この盛り上がりが半端ないです。
「先生、明日もエンジェル探ししようよ〜!」と子ども達がリクエストをするほど。
過去のクラスでも実践したことある取り組みですが、今回も子ども達の反応は概ね良好です。
今回はその内容をシェアしようと思います!
「エンジェルを探せ!」のやり方
そもそもエンジェルを探せとはどんなゲームなのか、このゲームではどんなことが期待できるのか、お伝えします。
「エンジェルを探せ」というゲームの良さ、それは…
【クラスの友達の良い行いをどんどん見つけていくことができ、その着眼点を養える】
という点です。
では、どのように取り組むか。以下に説明します。
このゲームの面白いところは「エンジェルが誰かわからないという点」です。さらにこのゲームは「クラスの友達のいいところをみつけようとするものの見方」を持っていないとうまくいきません。
面白いことに終わりの会でエンジェルが誰かと発表してもらうと、エンジェルじゃない子の名前が挙がります。
そこで、以下のように子どもたちに伝えます。
❶エンジェルじゃなかったのに、エンジェルじゃないかと自分の名前が発表された人
→エンジェルじゃないのにクラスのためにすすんで活動してくれた人たちですね。素晴らしいです!
❷エンジェルの予想を発表することができた人
→人のいいところを見つけるのがとても上手ですね。着眼点が素晴らしいです!
❸エンジェルだった人たち
→クラスのために動いてくれた人たちです。素晴らしい活躍でしたね!
このように価値付けることで、まさに三方良しのゲームになります。
取り組むときの3つのポイント
ただ取り組むだけではなく、教師側が持っておくべきポイントが3つあります。
①教師が楽しむ姿勢を常に見せること
教師が笑顔だと自然と教室は笑顔に包まれます。
「誰がエンジェルだと思う?」と教師が子どもたちに楽しみながら積極的介入をすることで、子どもたちはこのゲームは楽しいんだ。と思えるようになります。
②中間発表を設ける
取り組み始めた最初の方は終わりの会までのどこかの時間をつかって「エンジェル予想タイム」を設けます。
これはエンジェルを探せというゲームを子どもたちに意識づけるためです。
1日は長いですから、子どもたちはどうしてもこのゲームのことを忘れてしまうことがあります。
そのために、教師が意図的に気づかせる時間を設けることで、このゲームを意識づけることができます。
③エンジェル役に助言する
エンジェル役に指名した子が「何をしたらいいのかわからない」ということがあります。
そんな時にこっそりと「いま教室の本棚が乱れているよ」などとアドバイスを送ります。
ここでは「〇〇したらいいよ」という直接的なアドバイスより「いま教室がこんな状態だよ」と間接的にアドバイスして自分で考えさせるよう言葉掛けがいいかと思います。
大事なのは教師の価値づけ
どんな取り組みでも同じことがいえると思いますが、最も大切なのは「教師による価値づけ」です。
先ほど、このゲームは三方良しということを書きましたが、このマインドが大事だと思っています。
この価値づけ、視点を教師が持ちながらエンジェルを探せをすすめていくと終わりの会の結果発表の時にあたたかい空気が流れます。
そして、このゲームを通じて子どもたちが得た「友達のいいところに目を向ける意識付け」がゲームをしなくても自然と出るようになると素敵だなあと思います。
これがこそがこのゲームが目指す子どもたちの姿です。
ぜひクラスの実態に応じてアレンジしてもらえればと思います!
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