星野源と知識マウンティングと友人

先日、星野源氏のインスタアカウントが立ち上がっていると聞きつけすぐさまフォローした。
投稿された画像を1枚1枚めくっていくだけで自分でも信じられないくらい感情が高ぶり、通勤電車の中でものすごいちっちゃい声で「は〜〜可愛らしわぁ…」と姪を愛でる叔母さんみたいになってしまった。末期だ。

持て余したこの感情を共有すべく、同じく星野源氏ファンの旧友Oちゃんに4カ月ぶりくらいに唐突に連絡してみた。週半ばの通勤時間帯、彼女にとっては甚だ迷惑な話であろう。ましてインスタアカウントが立ち上がった当日ならまだしも、すでに数週間も経っていた。

だがOちゃんはいつもすごく良い距離感の返事を抜群のタイミングでくれる。今回も私と同じか少し落ち着いたくらいのトーンで星野源氏のインスタアカウントについて感想をくれたし、なんなら近日出演する番組情報までくれた。聖女過ぎない…?

ここで思ったのが、私の周りには生粋のオタク気質の友達が多い中で、彼女はすごく「節度のあるオタク」もしくは「相手の反応を大切にできるオタク」なのだと感心しまくった。
オタクにありがちな、相手を圧倒するほどの熱量と情報量で相手の熱を冷めさせてしまうことが一切ない。

ちなみに私は星野源氏の雰囲気が好きなので知識やらはあんまり持ち合わせていないため、よく星野源フリークの方からは「え、こんなことも知らないでファン語っちゃう感じ?」的なマウントを取られてちょっぴり悔しい思いをしたことも数知れず。

そんな私でもOちゃんは、一緒の星野源氏出演番組を見ながら「可愛いねぇ〜」「可愛らしなぁ〜」と同じ温度感でただただ星野源氏を愛でる行為に付き合ってくれるのだ。

(一応彼女の名誉?のために弁解しておくと、決してOちゃんはにわかではなく、星野源氏のライブ情報から出演番組、雑誌に至るまでチェックしまくっているいわゆる「ガチ勢」なのだ。)

彼女の「相手の温度感に寄り添う」スタンスは一緒にいてとても心地が良い。大した言葉を交わさなくても、自分が、自分の価値観が尊重されている感覚を与えてくれる。

かくいう私も人にはマウント取りがちなので、Oちゃんのような姿勢で人に接することを心がけていかないとなぁ…としみじみと思うのであった。おしまい。

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