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自衛隊元最高幹部が教える経営学では学べない戦略の本質

元書店員のfumioです。
今日ご紹介する一冊は、折木良一著 KADOKAWA出版 『自衛隊元最高幹部が教える経営学では学べない戦略の本質』
【目次】
第1章 なぜ経営学では「戦略の本質」を学べないか
    ー巷の戦略論が見落としている五つの視点ー
第2章 戦略に必要なすべては先史が教えてくれた1
    ーキューバ危機、ノルマンディー上陸作戦ー
第3章 戦略に必要なすべては先史が教えてくれた2
    ーミッドウェー海戦、ガダルカナル戦ー
第4章 「きれい戦略」だけでは、人も組織も動かない
    ー自衛隊式「IDA」サイクルと現場の士気の高め方
第5章 ビジネススクールにはない「地経学」の教授
    ー「地政学」を超える最新理論がビジネスに教えること
第6章 日本人としての「集合的無意識」を自覚しよう
    ー「他者への甘え」を脱しなければ真の国際化は図れないー
第7章 「休む」ことで戦略の成功確率は上げらる
    ー自衛隊が震災時に行った「戦力回復」の真髄

わたしは、この書籍をオーディオブックで購入して、ウオーキングや車の運転中に聴読しています。お値段がオーディオブックでお高めですが、何ども何度も隙間時間に聴けるので、高い買い物をした印象はありません。

そして、書籍とオーディオブックで比べてないので読後感がお伝えし難いのですが、2017年出版の1冊ですがコロナ後、ロシアのウクライナ侵攻下の現時点で、日本と世界、経済や政治を戦略眼的ポジションで「読者の置かれている主観的な今」から思考できる貴重な体験ができます。

■元書店員が熱くなったポイント
 シン・ゴジラのベースになった東日本大震災下の原子炉への放水作戦、国内外に目を配りながら、自衛隊一人一人のパフォーマンスを落とさず未曽有の国難へ向き合った氏の覚悟と人柄、そして、根拠をもった行動(作戦)方針が舞台裏の一部ですが垣間見えたところでしょうか?

■相談援助職としてのポイント
 人の弱さ、人と向き合う姿勢、人を動かす態度・・とその判断する手段など、今にもしっかり通じる内容を戦史の分析や心理学など。自ら世界と渡りあった経験。歴史と経験に学ぶ命を預かる人のポジションが、私たちの日常に人を援助する際、経済・社会・・・外国人の特定技能実習生、コロナ、経済と人からの複雑な関係を世界情勢を読み解くことが介護や医療の場面でも必要と気づかせらる1冊。

是非、読んで頂けると読み飽きない1冊だと思います。

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