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心の病は「引き寄せの法則」から成り立っている

パニック障害、うつ症状、抑うつ神経症、適応障害、過食症、拒食症、etc・・・

この世界にはとても多くの心の病が存在している。

そして、多くの心の病は心身を蝕んでしまい、普段の生活はおろか社会生活にさえ影響を及ぼし、大変な思いで生きている人もいるだろう。

人によって心の病の発生原因は様々だ。

その多くは人間関係と言われているが、場合によってはその人しかわからない現象で心の病に陥っている可能性もある。

さて、人によって原因は様々であり社会生活も不憫を強いられるほどの心の病だが、実はそこに「引き寄せの法則」というものが関わっているのをご存じだろうか?

「引き寄せの法則」というとスピリチュアルなイメージがあるかもしれないが、人間社会はこの「引き寄せの法則」が関与していることが多々ある。

今回は、そんな「引き寄せの法則」と心の病の関係性について述べていこう。


「引き寄せの法則」とはいったい何か?

数十年前とくらべてかなりメジャーになってきた「引き寄せの法則」だが、あなたも聞いたことがあるのではないだろうか?

「引き寄せの法則」を簡単に説明すると、自分がイメージしたこと、発言したことなどが引き寄せられ、その通りに具現化していく、というものだ。

もちろん全員が全員何かをイメージする、発言したからといって「引き寄せの法則」は発動しない。

「引き寄せの法則」が発動するのは、イメージや発言に対して強い意識や強い感情が乗せられ、それがアリアリと具現化されている体感をし、その具現化したいことに対して多くの努力をしたときのみだ。

なので、単にイメージしたり発言したからといって「引き寄せの法則」は発動しない。

あくまでそこに強い意識、強い感情、具現化されている体感、そして突き進む努力が揃っているとき「引き寄せの法則」は発動される。

「引き寄せの法則」というとどうしてもスピリチュアル系だと関連付けられるが、実は脳科学の域にある。

具現化したいことを自分の力で引き寄せられること、頭の中のイメージや頭で考えているものを発言することなど、科学の領域で説明できることが多い。

また、「引き寄せの法則」は良いことを引き寄せられると思われがちだが、逆に嫌なことも引き寄せられる。

良いこと、嫌なことは陰と陽の関係であるので、どちらかにのみ発動するということはない。

あくまで自分が具現化したいことがあり、それに対して強い意識、強い感情、具現化されている体感、そしてそれに対しての努力が揃っていれば、「引き寄せの法則」は発動される。

良いことでも嫌なことでも、あなたがそれを叶えたいという強い意志があれば、「引き寄せの法則」は十分発動可能だ。


心の病には「引き寄せの法則」が関わっている

「引き寄せの法則」について、簡単ではあるが説明をしてみたが、いかがだろうか?

「引き寄せの法則」の大きな特徴は、先ほども述べたが良いこと、嫌なこと、どちらでも引き寄せが起こるということだ。

さて、ここからは今日の本題になるが、心の病には「引き寄せの法則」が関わっており、「引き寄せの法則」によって成り立っている。

心の病になりたくてなる人はおらず、様々な要因や原因から発症が促されてしまう。

しかし、例えば単に人間関係による強いストレスが原因となり心の病が発症するのかといえば、その答えはNOだ。

同じストレスを受けた人がいても、心の病に陥る人、陥らない人に分けられる。

強いストレスを受けたからにはダメージは受けるが、それにより全員が全員心の病まで展開していくとはならない。

このような強いストレスなどは確かに大きな引き金ではあるが、心の病に至るまで、そこには「引き寄せの法則」が絡んでいる。

いま一度「引き寄せの法則」がどのように発動するか?思い返してみてほしい。

「引き寄せの法則」は、

・それを叶えたい強い意識づけ
・それを叶えたい強い感情
・それが具現化されている体感
・叶えるための努力

この4つが揃ったとき発動されると述べてきた。

心の病が発症したとき、それを思い返してみると、どうだろうか?

そこに強い意識づけ、強い感情、具現化されている体感、努力が揃っていないだろうか?

もちろん心の病を「叶えたい」というのは大きな語弊があるが、色々な形式はあるにせよ、この4つが揃っていることは事実だと言える。

「引き寄せの法則」が発動する4つの条件、そして心の病に関係性についてもう少し細かく述べていこう。


強い意識

心の病が発症するとき、そこには「強い意識」が介在している。

「強い意識」というのは、こんなことをされた!こんなことがあった!こんな嫌な目にあった!というように、意識づけされたしまった現象のことだ。

本来の「引き寄せの法則」の意識は、

「それを叶えてみせる!」

というような意識づけのことだが、心の病発症には「意識づけされてしまった現象」というほうがしっくりくるのであえてそうしている。

なんにせよ、起きてしまった自分にとってとても嫌な現象が、意識にアンカリングされた状態と言える。


強い感情

強い感情というのは、起きてしまった自分にとってとても嫌な現象に対して湧き上がった感情のことだ。

本来の「引き寄せの法則」であれば、ここに伴う感情として、期待感、ワクワク感、喜び、嬉しさ、などが挙げられるだろう。

だが、心の病に関しての強い感情は「不安感」「恐怖感」「孤独感」「悲哀感」「焦燥感」などが挙げられる。

起きた現象によって湧き上がる感情は変わるが、これらのような感情が強く湧き上がり、そしてやはり感情面でアンカリングされてしまう。

これらのマイナスな感情は消えることなく、心の病の発症に強く貢献してしまう。


具現化されている体感

具現化された体感というのは、本来の「引き寄せの法則」であれば叶えたい願望や欲望などをアリアリと感じ、さもそれが叶ったかのように体感していくことだ。

だが、心の病については強い嫌な意識づけ、強いマイナスな感情によって心の病の状態が無意識で具現化されてしまい、体感してしまう。

・元気、やる気が無くなった
・夜に眠れない
・食欲がかなり落ちた(または異常に増えた)
・生きているのがツラくなった
・自分を無意識で責めてしまう

など、挙げたのは一部ではあるが、このようなメンタルを削られるような体感が起こり、それがさらに心の病を引き寄せる要因となる。

気分転換がうまい、自分なりのストレス解消を持っている人などはこの体感まで陥らず回復していけるが、心の病に陥ってしまう多くの人はそこがあまりうまくない。

嫌な体感が日々加速してしまい、気がついたら心の病の入り口に立っていることはザラにある。


努力

本来の努力というのは、どちらかというとプラスの方向を向いて進めるものだ。

叶えたい願望や欲望などあればひたむきに反復的に努力していく。

そしていつしかその努力が実り、「引き寄せの法則」は発動され、喜びや嬉しさに満たされる。

だが、心の病でいう努力はむしろマイナス方向への努力であり、先ほど述べた「具現化されている体感」を助長するための努力と言える。

ため息が多くなり日々気力が削られている、モヤモヤといつまでも考えてしまい日々眠れない、できなかった自分をただ責め続けてしまう、など、マイナスを助長するため日々無意識で努力してしまう。

とても嫌なことだが、この努力が実った結果、心の病は「引き寄せの法則」によって発動されてしまう。

マイナスな方向へ心から望んで努力したい人など存在しない。

厄介なのは、無意識でマイナスを助長してしまう努力をしてしまうということだ。


今回は「心の病は『引き寄せの法則』によって成り立っている」というテーマで述べてきた。

逆にいうと、このマイナスの「引き寄せの法則」を発動させないためには、

・強い意識づけをしない
・強い感情を抱かない
・具現化されている体感をうまく手放す
・努力をしない

となるだろう。

これらを達成させるポイントは「上手な気分転換」「自分なりのストレス解消を持つ」など、別方向に自分を誘導していくことだ。

そうすればマイナスの「引き寄せの法則」は発動せず、心の安寧を計ることができる。

人は生きていれば、マイナスなことプラスなこと、本当に色々なことが起こる。

だが、マイナス面ばかりに目を向けず、できるだけプラス面に目を向ける習慣を意識して欲しいと願う。


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