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嫌な人間関係を終わらせるとパニック障害も改善に向かっていく

「人間はひとりでは生きていけない」

と言われますが、これは本当にそのとおりだと思うんですよね。

この世界はなにをするにしても、なにをどう動こうとしても、ほぼ必ず他人が介在します。

スーパーやコンビニでの買い物しかり、電車やバスに乗るのもしかり、スポーツを楽しむのもしかり。

誰かを通してそれは繋がっていき、最終的に求めていたことや物にたどり着く、というのがセオリーですよね。

人間は感情の生き物であり、1分1秒ごとに感情は変化し、その感情を意識的であれ無意識であれ味わいながら日々を生きてます。

そして、その感情は人間関係にも色濃く反映されて、一人一人自分のなかの他人像として感情を伴って刻み込まれていきます。

最初に「人間は一人では生きていけない」と言いましたが、なにか物事を成すとき、そこに誰かが介在する限り、あらゆる感情を感じながら接するのってけっこう厄介ですよね。

例えば、人間全員がすべて自分の好きな性格の人であったり自分の好みのタイプだったら、とても生きやすく心軽くこの世界を生きられるだろうと思います。

自分が好きな性格の他人というのは自分にとって心地よく、気を楽に持ちおかしな緊張もなく接することができる存在だからですよね。

このような人たちが自分の周りに集まってくるのは理想的であり、楽しい毎日になりますよね。

ですが、現実は理想とは違い、様々な人間がいて必ずしも自分の理想とする人間ばかりではありません。

理想としない人間のひと言で傷ついたり、気持ちが落ちたり、怒りが湧いたり。

もしかしたら悶々としてしまい、眠れなくなることもあるでしょう。

これらが積み重なると最悪、心の病が顔をだすこともあります。

いわゆるうつ病や適応障害、摂食障害、睡眠障害、私が専門としているパニック障害などと診断されて、生き辛い毎日を過ごすことになるかもしれません。

私のクライアントも、けっこう多くの人が人間関係に疲弊した結果、パニック発作、パニック障害を引き起こしてます。

ただの人間関係では片付けられない問題がそこにはあって、いつしか心を蝕まれてしまい、心の病に陥っていくんですよね。

人間関係は厄介で複雑であり、簡単には片付けることはできない、というのは辛いところではあります。

生活における関係性、例えば仕事での関係、学校での関係、家族での関係、プライベートでの関係など、このような関係性があるがゆえに複雑化し、簡単には解消できるものではありません。

ですが、簡単には解消できなくとも、少しだけ距離を置く、少しだけ離れる、少しだけ遠ざかるといった、

「ほんの少し」

の行動はできるのではないでしょうか。

・会社で嫌なときは食事会、飲み会には極力行かない
・仕事で嫌なときは関りは最小限に抑え、できるだけ離れる
・プライベートで嫌なときはあいさつ程度の会話に抑え、その場を離れる
・自宅で嫌なときはできるだけ自分の時間を確保する

など、あげればいくつかありますが、そういったことを念頭におき、過ごすことも大切です。

「いや、それはできない」
「わかるけどちょっと無理」
「何か言われたりするかも」

とあなたは考えたり感じたりするかもしれませんね。

だけど、よく考えてみてほしいんです。

嫌な人間と常に接し心を疲弊させ病に陥ってしまうのであれば、心を健康に保ち、健やかに毎日を過ごすほうが大切ではないかな、と。

全員ではありませんが親しい人以外、あなたを気遣って細やかなところまで助けてはくれる、ということはほとんどありません。

そんな他人がどう思うかより、自分の心を守ること、自分の気持ちを楽にすること、毎日を楽に過ごすことのほうが大事ではないかと。

もし、少しだけ離れる勇気、遠ざかる勇気、その場にいない勇気を持つことができたら、あなたの世界は圧倒的に変わるでしょう。

どうか、あなたの心を守るためにも、どうか一歩だけ、勇気を持って欲しいと願います。

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