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イギリス|1661年 チャールズ2世 戴冠メダル【SP60】

滅多に出てこない激レアの戴冠記念ゴールドメダルになります。

表面:王冠とマントをかぶったチャールズ2世の右胸像
裏面:王室のローブを着たチャールズは玉座に座り、上空に浮かぶ平和を即位させ、戴冠
発行枚数:不明
重さ:11.77g
直径:29mm
彫刻家:トーマス・サイモン

戴冠メダルは、新しい君主が誕生した時に一番最初に作成されるコインになります。

今回ご案内のメダルは、トーマス・サイモンがチャールズ2世を初めて描写したメダルと言われております。

トーマス・サイモン(Thomas Simon)のイニシャル「TS」が、表面のチャールズ2世の左下に小さく刻印されています。

チャールズ1世は、父ジェームス1世(ユナイト金貨発行)から受け継いだ王権神授説をとなえ絶対王政を維持しようとしましたが、議会と対立したチャールズ1世はオリバー・クロムウェルを中心とした議会派によって1649年1月に公開処刑されました。

ここでイングランドの王政は一旦終焉しました。

いわゆる清教徒革命(ピューリタン革命)です。

1649年からオリバー・クロムウェルが共和政を開始しますが、1658年にクロムウェルがインフルエンザで急死して事態は急速な進展を見せました。

その後亡命していたチャールズ2世は、父チャールズ1世の悲劇的な死から11年の歳月を経て、1660年に王政復古を果たし、英国は再び王制を取り戻すことに成功しました。

(チャールズ2世)

その後チャールズ2世は、ハンマーコインから機械打ちへと移行させ、ギニー金貨を発行する流れになります。

チャールズ2世時代の1668年からアフリカのギニアで産出された金の地金による21シリングの価値の金貨が登場して「ギニー」と呼ばれました。

ギニー金貨は、ノーブル、ユナイト、リアル、ローレルなどの金貨を統一するために作られた金貨になります。

チャールズ2世は、英国貨幣史上において最も重要な人物の1人になります。

「イギリス王室系の戴冠記念 金メダル」の中でも、最も見かけない抜群の希少性を持つ1枚だと思います。

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