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人は金なり

学生時代にバイトをしていた頃から、『時は金なり』という言葉を知ってはいたのですが、単純な私は、「それってお時給のことですか?」と思っていました。

最近よく思うのは、「やっぱり人だなぁ」ということです。
ここのところ、事業主さんや経営者さんとのご縁をいただくことが増えてきて、そのお仕事ぶりや生活スタイルに触れて、とても良い経験をさせていただいています。
新しい世界が拓けること、関わりのないものだと思っていた知識を授けていただくこと、全てが新鮮で、大きな刺激を受けています。

また、『無償の笑顔』を持っている方にも多く出逢っています。
これは、ほんとうに、そのかたの心根、心掛け、生き方や精神性が表れてくると思います。
マナー講座などで研修を受けて、表面だけの丁寧さで人と接している人とは大きな差があります。
表面だけの、形だけの立ち居振る舞いというのは、受けているこちら側も気を遣ってしまい、あまり居心地が良いとは言えません。
やはり、心がそこに宿っているか、だと思います。

先日、某宝くじを買いました。
外出した帰り、ふと、売り場に立ち寄ってみたのです。
でも、シャッターが降りていて、「ああ、なんだ、閉まってるのか」と思って、信号を渡ろうとしたとき、ガラガラガラ、とシャッターが上がっていきました。
「あれ?買えるんだ」とラッキーを感じて、お財布を見たら、3千円しか入っていませんでした。
確か3千円あれば買えるはずだけど、なんか値上がりしてたりしたら困るなぁ、と思って、一旦家に帰ってきて、1万円をお財布に追加して、改めて宝くじ売り場へ向かいました。
「こんにちは〜」と声をかけて、「某ジャンボの連番10枚ください」と伝えると、大きいほうと小さいほうの確認をしてくれて、「3千円です」とお会計をしてくださいました。
千円札を3枚トレーに乗せて、「お願いします」と言ったら、「はい!」と気持ちの良いお返事が返ってきて、「大きく当たりますように」と、レシートと連番の包みを渡してくださいました。
とても品の良い、そして温かみのある笑顔の素敵な女性でした。
「ありがとうございます!」とお伝えして、売り場をあとにしました。
とても気持ち良かったです。
正直、あの方に出会えたこと、素敵な笑顔をいただけただけでも、3千円を遥かに超える価値があると思いました。宝くじが仮に外れたとしても、私は大きな宝物を貰ったし、今日のことを忘れないだろうと思います。

なんてことない、小さな日常の出来事だけど、私はおかげさまで幸せな気持ちに包まれています。
私も誰かに幸せを届けられるように、笑顔を差し出せるように、生きていきたい、と思いました。
そう在れるように、精進していきます。
感謝です。


読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。

ちなみに、宝くじは3,300円当たりました。
めでたしめでたし。

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