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めんどくさいが消える脳の使い方⑥

■家族のめんどくさい

私の嫁様はとても料理が上手です。
汁物、煮物、サラダを好んで作りますけど
肉料理やパン作りなど手間のかかる料理も絶品。

料理上手な嫁様のおかげで
「苦手だったはずだけど好きになった料理」が
数えきれないほどあるくらいです。本当にすごい。
そんな料理の鉄人レベルの嫁様ですが

「洗い物がほんっとうに、めんどくさいー」
とボヤかれることがあります。心底嫌そうに。

それをはじめて聞いた私はたいへん驚きました。
(こんなに料理が上手いのに苦手なことあるんだ)
という不思議な感覚が湧き出たからです。

これは、以前の私が
「料理は開始から片づけまで料理人の仕事」
という謎理論を信じて生きていたせいでしょう。

そこではたと気付きました。
私は料理を作ることがめんどくさい。
料理の工程を調べて、手順通りやると考えると
もう非常にめんどくさく感じてしまう。

でも洗い物はできるしめんどくさいとは感じない。
だったら私が洗えばお互いオールOKでは?と。

そうして嫁様が「料理をメインで作る」
そうして私が「後片付けをメインでやる」
と決めたところこれが上手くハマりました。

お互い「めんどくさくないこと」だけを行うと
台所での会話が劇的に増えたばかりでなく
感謝の言葉もモリモリ増えました。
皿を洗う手に力も入るってもんですよ。

めんどくさいの対処の一つに
「観察」があります。
家族は何をめんどくさいと感じているのだろう?
と関心を持って観察することで
解消につながるヒントが見つかります。

この観察をするとき
わくわくした気持ち(能動的)で観察するのと
言われたからやるよ(受動的)で観察するのでは
脳のエネルギー消費が段違いです。
「言われたからやる」では消費が激しいどころか
めんどくさくてそもそもやりたくありません。

まとめると、見ないふりをするのではなくて
あえて関心を持って能動的に見る姿勢を意識する。
それでめんどくさいの大部分は解消されます。


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