鈍感側から見た繊細さん
繊細さんという言葉をよく耳にするので
本を読んで調べてみました。
このような特徴を持つ人が繊細さん。
約5人に1人の割合でいるようです。
小グループを作ったら普通にいます。
あ、ちなみに私は繊細さんではない側。
ほぼ間違いなく鈍感側です。根拠は…
他人から頼まれても普通に断るし
周りの機嫌は気になるけど放置だし
仕事は適度に力を抜いてやっているし
間違っても「心配性」なんて言われない。
そんな鈍感側に居る私が
繊細側に居る人のことをどう見ているのか。
その辺を少し書いてみたいと思います。
思い返せば私の友達とか同僚とかにも
(この人細かいなぁ)って人がいました。
正直、こういう人は苦手でした。
重箱の隅でもつついてんの?みたいに
過干渉っていうか気張りすぎというか
私ってそんなに信用ないか?って思う。
たとえ私が失敗したとしても
それは私の責任なんだから。
あなたが気にすることじゃないでしょと
いつも思ってしまう。だから苦手。
もっと言ってしまうと嫌いな部類。
でも、繊細さんの本を読んで
考え方が少し変わりました。
なぜなら、繊細さんというのは生まれつき。
足が速い人とか、歌が上手い人とか
イケメンとかスタイルがいいと同じで
完全に生まれつきの気質だと分かったから。
「もっと力抜いてよね」
「もっと鈍感になれば?」
「気にしすぎなんだよなぁ」
私のような鈍感側の人間からいくら
こんなことを言われたところで変われない。
だって生まれつきなんだから。
「お前もっとイケメンになれよ!」
って私が言われてるようなもんです。
そんなこと言われても無理ですもん。
なんて私は酷いことを言ったんだ…。
しかも繊細さんの割合は5人に1人。
社会において圧倒的に少数派なわけです。
少数派の意見は黙殺どころか批判もされる。
つまり、繊細さんは周りに理解されにくい
なんてこった、です。
最近でこそ繊細さんの言葉が広まって
世間の理解度も少し上がったとはいえ
まだまだ誤解されていると言っていい。
多数派こそ無条件で正義!って
思考停止で生きる人はとても多いですから
そりゃ理解もされないなぁと思います。
私も本を読むまでぼんやりと捉えていたし。
もちろん、少数派だからといって悪だなんて
短絡的すぎる決まりはありません。
むしろ繊細というのは、すごい能力。
少なくとも私には持ちえない感覚と能力。
空間に流れる音の大小
部屋を照らす光の強弱までもが分かるし
気温や湿度の微細な変化もキャッチする。
周りの人の機嫌は当然のように分かるとして
顔色や動作、雰囲気から体調までもが分かる。
物事を微細な所まで追求することにより
閃光のようなインスピレーションを得るなど
鈍感側の私からしたら
(え?そんなことまで分かるの?)と
驚きを隠さずにはいられません。
そのくらい繊細というのは長所。
これだけ感覚が鋭いと、そりゃ疲れます。
でも、その分、多くのことを感じられる。
物のにおい、味。手触り、質感、ひんやり感。
声の響き、視線の優しさ、他人の気遣い。
感謝、愛情、心地よさ、幸福感。
こんな素敵な感覚を、おそらくだけど
私のような鈍感側の何倍も感じてる。
ちょっとうらやましい。
んー、でもその分疲れちゃうのかと考えると
どっちがいいのか分からないけど。
noteとかの執筆、クリエイティブなことには
間違いなく向いてるけどね。繊細さんは。
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