嫁ちゃんとのんびりお花見
そこかしこに桜が咲いている。
春だ。すっかり春がやってきた。
五分咲きの桜を見て嫁ちゃんが提案。
「夫くん、一緒に行くかい?」
「もちろん行くよ。嫁ちゃん」
というわけで花見決定。
花見という名のピクニック決定。
昼間から屋台が出ている桜の名所に大決定。
「夫くん、そうと決まれば買物だね」
「ピクニックランチを作るのかっ!」
桜の木の下で広げるピクニックランチ。
溜まりに溜まったピクニック熱が迸る。
近所のスーパーで材料を買い準備万端。
「夫くん、明日は特製花見弁当を作ったる」
「あーもう勝った。明日の花見勝ち申した」
料理の鉄人たる嫁ちゃんが作る特製花見弁当。
天気だってぼくたちが一緒だから当然晴れる。
(嫁ちゃんとぼくは超絶晴れ女&男です)
明日の花見は95%勝利が約束されたも同然だ。
・・・
翌日、どこまでも続く晴天の下
コーヒーショップでドリンクを買って
いざ、お花見へ!
平日ということもあって桜の名所の込み具合は
やや控えめ。駐車場にも余裕で停車。
さあて、歩いて桜&屋台の広場まで登ろう。
春休みの学生が多い。良い感じの賑やかさ。
可愛い犬を連れている方も多くてほっこり。
日差しも燦燦と輝いて、いざベンチへ着席。
「ぐふふ。さあ召し上がれ」
「こっ、これはちいかわ!」
広げたランチボックスはちいかわづくし。
ちいかわ風呂敷
ちいかわランチボックス
ちいかわおにぎり包み紙
(タイトルの画像がそれです)
この妥協の無さは嫌いじゃない。
ランチボックスの中身は
卵焼き、タコさんウインナー、マカロニサラダ
そしてちくわの大葉チーズ巻き。
さらにおにぎりはじゃことゴボウの混ぜご飯。
相変わらず隙のないお弁当を作ってくれる。
爽やかな春の風がそよぐ桜の下で食べるランチは
予想を超えてすばらしく美味しい。
最高だ、最高のお花見だ!
「嫁ちゃんさぁもぐもぐ、すごく美味しいね」
「そう。そりゃー良かった。ぐびぐびぷはー」
すっかりお弁当を食べつくしたぼくたちは
屋台をひとつひとつ見て回った。
買い食いタイムの始まりだ。
・おでん×5種
・味噌田楽
・謎の団子
・チョコバナナ
・クレープ
ランチの〆にしては食べ過ぎだけど
たまにはいいよね。春だし。天気もいいし。
「桜が全て満開じゃないのが惜しかったね」
「ひっひっひ。わたしは花より団子だから」
たまに食べる屋台の食べ物にご満悦の嫁ちゃん。
最近食欲が増してきたみたいでなにより。
そのあと神社とか桜とかをぐるっと冷やかして
ぼくたちは帰路に着いたのだった。
春は桜。
桜は花見。
花見はお弁当、ついでに屋台。
のんびりお花見は春のぜいたくだ。
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