私の好きなところ言って

「私の好きなところ言って」

来た。きたきた。
女性と一定期間付き合ったら
唐突に起こるイベント
私の好きなところ言って。

これ苦手なんだよなぁ。
「性格が良いところ！」
「おしゃれなところ！」
「可愛らしいところ！」
といくつか言っても
ほかには？と返ってくるし。

がんばってもう10個くらい言っても
ほかには？と返ってくるし。
どないせいっちゅーねん。

そもそも、付き合っている時点で
好意があるのは確定してるじゃないか。
なんでわざわざ言わせるんだよぅ。
こんなの口に出すの恥ずかしいしさぁ
困っているのを見て楽しんでいるの？
うーむ、わからん。

---

長年「私の好きなところ言って」イベントに
不満たらたらな私でした。

しかしついに対策を編み出したのです。
このイベントには必勝法がある！

それはどういうものかというと
『発想の転換』です。

そもそも
「私の好きなところ言って」と問われて
答える側（男）はどうして困ってしまうのか？

いくら好きなところ答えても「他には？」と
無茶ぶりを何度も要求されるから困るのです。
こちとら芸人じゃねーんだぞ！状態なのです。

でも、ここで、発想の転換。
ピンチをチャンスに変えるのです。

「私の好きなところ言って」と問われたら
待ってたぜ、この瞬間ときを！状態にすればいい。

具体的にどうすればいいのかというと
あらかじめ好きなところを100個用意しておく。

男性側が100個も「君のここが好きだ！」と
ぶつけてみたことがあるか？いいやないはず。

そうです。防戦一方だから苦しいのであって
一方的に攻めまくれる状態なら楽勝イベント。
これで攻略達成です。

もちろん、イージーイベントにするためには
男性側の下準備が必須になります。
チラシの裏でもなんでもいいので、とにかく
パートナーの好きなところを
ひたすら100個書きましょう。

おそらく、20～30個書いた時点で
（ううん、もう出ないぞ）状態に陥りますけど
別に一気に100個書く必要はないのです。

パートナーと一緒に過ごした時間の中で
（おっ）と思ったことをその都度書けばいい。
気が付いたら100個書き終えているはずです。

この攻略法の良い所はwin-winなところ。
男女どちらも傷つかないんです。
むしろ好感度が爆上がりですよ。

先日、久しぶりにウチでも
「私の好きなところ言って」が発生しました。
慌てず、騒がず、30ほどの「好きなところ」を
解説付きでぶつけたところ、嫁ちゃんは沈黙。

「もっとおかわり、いる？」と私が問うと
「いやおなかいっぱいです」との返答。
すっかりこのイベントは余裕です。

ひとつだけ注意点を挙げるとすると
間違ってもメモを見ながら答えないことです。

ひたすら復唱して暗記してしまいましょう。
知人に聞いてもらって練習するのも良きです。
私は日頃から惚気ているので自然と覚えました。