2023.12.18 難しさの実感

 今日は今週初出勤ということで、先週から数えて3度目の出勤をしてきました。今日は、実際にドリンクを作る作業について細かく教えてもらってきて。やっぱりカナダと日本とで全然違うっていうのを改めて感じました。そして何よりもハンドドリップの難しさを改めて感じてきました。

 普段毎日2回くらいずつハンドドリップを家で飲んでいます。この時には自分が飲むためのコーヒーを自分のドリップレシピを使って抽出しているわけで。このコーヒーの味が仮にブレたとしても、結局飲むのは自分だし、あぁ今日のコーヒーは味がこんなかんじだな。となった場合、その原因を自分で明らかにして次こうしたらいいよねって修正を重ねていくことで、毎日の変化を感じてより美味しいコーヒーを目指していく途中なだけで。でも、お店でコーヒーを提供するということは、その1杯で全てを表現する必要があって。ドリップにムラが出ればその分雑味につながったり、1杯の味の触れ方が尋常じゃなくなってしまって。だからこそ、自分の技術面の向上もそうだけど、お店としてどこまで統一していくかってところが重要になったりもして。たとえば、ヘッドバリスタの人のドリップに対して僕のような新人のドリップの差ってすごく大きくて。なんならきっと同じ人でも違ってきて。それは人の差であったり、あるいは豆の状態の差であったり。色々な要素が絡み合ってくる。からこそ、せめて僕はまず、お店のレシピに対していかに正確に、いかに忠実にそれを再現していけるか。という部分。それをまずは追求していく必要があって。難しいのは100も承知。ダメで元々。とにかく必死に練習し続けて。100点満点のドリップっていうのがないからこそ、日々励むしかないなって。それらを完全に再現できるようになった上で、この方がとか、こっちの方がっていう提案をしていけるようになりたいし、最終的にはお客さんに合わせて。あるいはその日の豆の状態に合わせてドリップなんかを調節していけるようになりたいと思ってて。もちろん、モーニングやランチを提供しつつ、あるいはドリップ以外の業務をこなしつつっていう条件かでは実現が難しい部分ってあるけれど、それでも自分にできることにチャレンジし続けたい。

 家で飲んでいるコーヒーがどんどんなくなってきて。毎日1回のドリップで20gも使ってればそりゃすぐなくなるか。って感じなんですけど、今までは今のところ色々なロースターさんの豆を飲んている段階で、ある程度そういった経験ができたら今度は自分のお気に入りの豆を見つけて行きたいなって思ってて。カナダには自分のお気に入りのカフェがあって。そこは珈琲自体の味もそうだけど、お店の雰囲気だったり、店員さんの接客であったり。何もかもが自分の好みとマッチして。足繁く通っていました。そこではハンドドリップも出していたけど、自分の中のいいバリスタの人がいる時だけ注文していたのを今でも覚えてます。あそこの豆買ってこればよかったってめちゃめちゃ後悔してて。なんならカナダにいる友達に買って送ってもらおうかって考えたくらいに。そういうお気に入りの豆を日本のロースターでも見つけて行きたい。なんなら近場で。京都くらいなら定期的に書いにいけるけど。なんなら、東京もいけるか。今手元にあるのが、東京で買った豆と、福岡で買った豆。東京で買ってきたのは3種類。全部浅煎りで、2種類は同じロースターで購入したもので、1種は海外のロースターのを輸入したもの。福岡で買ったのは2種類でどちらも自家焙煎の深煎り。飲むのが楽しみ。でも定期的に買い足しにいくには若干遠いな。オーストラリアにも留学は見送ることにしたけれど、旅行みたいな感じでコーヒーを楽しみに行くのもいいかなって思ってる今日この頃。やりたいことだらけで頭整理しよ。

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