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短歌 悪あがき

勝たなくていい負けなけりゃそれでいいにこにこしてりゃご飯もうまい

その昔、今より生活も精神的な体調もひどかったころ、とある女性に言われた言葉があります。

「勝たなくていい。そんなことより、負けないことのほうがずっと大事」

当時は「同じこと言ってんじゃん、ただの言葉遊びじゃん」程度にしか受け取れなかったのですが、今日ふと気づきました。

仕事でちょっとしんどい場面があり、「どうして目の前のこの人は、『気に食わなさ』をそこまで言葉で飾り立てて正当化して、不機嫌を美化するんだろう」と、はたと俯瞰している私がおり、そのまま引きのカメラで状況を見続けていたら、「ああ、この人も疲れているんだなー」と思い至りました。

真正面から議論や対話するだけ徒労だな、と感じたので、とりあえずこちらは不機嫌にはなるまい、大人なんで😊とその場をやり過ごしました。

私は、目の前にいたあの人に勝つことはありませんでしたが、同時に負けることもなかったのです。

あれこれ気にするから「勝敗」に余計な価値がくっついて「勝つこと」に執着が生まれる。だから苦しい。

逆に意に介さなければ、相手が憤慨しようが論破気取りで鼻の穴を広げようが、そんなの私には関係ないことなんだよな。

あ。あの言葉。

言葉の真の意味に自力で辿りつくまで、ずいぶん時間がかかりました。うんうん、年齢は重ねるもんだねぇ(嬉しい)。


コンプラを気にするていで笑ってるそんな奴らに救いが要るか

ここ最近とくに、「コンプライアンス」がメディアなどでも声高に叫ばれることが増えた気がします。

例えば誰かが何か差別的・侮蔑的な言葉を口にしかけて、

「あ、でもこの言葉って今はコンプラ違反になっちゃうからね〜」

とニヤつきながらその言葉を引っ込めるポーズを取る、そんな場面に出くわすたび、

「なんでその言葉がコンプラ違反なのか、そもそもコンプラはどこの誰が決めた基準・規範なのか」などには一切思考を巡らせることなく、「だってコンプラ違反だから」で配慮したという実績をアピールしてくる人たちとは、なるべく大きく大きく距離を取りたいものです。

どうしても逃避が叶わない場合、私はコミュニケーションを拒絶するために、とりあえずスマホを取り出して、いかにも必要なメールをチェックするそぶりで写真アプリを開き、お気に入りの写真を眺めます。とんだ悪童め。

いちごのタルト
いつか食べたいちごのタルト🍓
「美味しい」とは、回復魔法なのだ✨

似顔絵を吉沢りょうに寄せてみる悪あがきならみんなやってる

芸能人に疎い私でも、この人は知っています。とても素敵な人です(語彙力)。ふと目にしたプロフィールで、2月生まれの水瓶座であることを知りました。

あっけなく調子に乗る仕様の私は、思わず「この人も水瓶座だって! 水瓶座には美男美女が多いって説があるんだよー」と夫に報告したのですが、間髪を容れず

「その説が正しいなら、心琴はマイノリティってことか……」

と返り討ちに遭ったのでもう寝ます。

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