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入社式の思い出【キャリコンサロン編集部】

いまでは毎年、新入社員を受け入れる側になりました。
毎年、気を付けていることがあります。
入社式に立ち会う場合、セレモニー服にすることです。
それは私の入社式での経験からでした。

鋭い視線にさらされる入社式会場

入社1日目。私は会社を”なめていた”ことを知ることになります。

私が入社した会社の入社式は、都内の豪華ホテルのフロアを貸し切って行われました。

会場に入った時から感じたのは「見られている」という感覚です。
同じく入社した数百人の同期は同じ大学出身者でまとまったり、
内定者合宿で知り合った人と話をしたりして、これから始まる社会人生活に緊張しながらも、その場を楽しんでいるようにも見えました。
そんな同期たちとは全く異なる、鋭い視線がいろいろなところから飛んできていることに気づいていた私は、何だか落ち着かなかったのです。

視線の主は

会場の中、黒いベルベットのパンツスーツを着て、凛と姿勢を崩さず新入社員をずっと見ている女性がいました。
佇まいから只者ではないと感じ、他の新入社員がほぼ素通りする中、私から近づいて挨拶をしました。

その後の式次第や研修内容から推測すると、おそらく会社が手配した研修担当者であったと思われます。
多くの新入社員が就活のときに用意した一般的なダークカラーのセットアップスーツを着ていました。
私もそうでしたが、もっと準備ができなかったものかと恥ずかしくなりました。現在、入社式の時の服装を気を付けるきっかけになりました。

入社式では、祝辞をもらい、新入社員代表の言葉などがありました。
いまだに覚えているのは祝辞で「今年の新入社員は粒ぞろい」と言われたことでした。
数百人いる社員をそれぞれ戦力に育てるには、見極めが段階的に必要になると思っています。
私の場合、新入社員研修の集合研修や、本配属後は気の合う先輩社員と一緒に過ごさせてもらいました。
仕事内容は完全に私の望む内容ではなかったですが、同じような人が多かったことで将来的にこうなりたいと思うことも多かったです。

人事として有益なキャリアを提案できるように

選別を兼ねた緊張の入社式を経験したことで、人事となってから真剣に一人一人の新入社員の良さをフィットさせられるかを試行錯誤しています。
入社式では、新入社員をサポートする立場として、本配属までの教育役として時に厳しく付き添っています。
厳しい視線を送る人がいたほうが、新入社員も身が引き締まりますからね!(引き締めてくれ~!)


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