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【CEO×CTO】挑戦する会社であり続けるための意思決定と組織づくり‐Cocone V Advent Calendar 2023 #26‐

Merry Christmas!cocone v note編集部の留置です。
シリーズ「Cocone V Advent Calendar 2023~今年の漢字1文字~」では、cocone vのリーダー全員を対象にインタビューを行い、今年の活動やこれからの挑戦、それぞれの思いを伝えています。

最終回となった第26回目のインタビューはCEO 崔 童竣(チェ ドンジュン)さん、CTO 柳 熙東(ユ ヒドン)さんにインタビューを行いました。

挑戦する会社であり続けるため、会社・サービスづくりをリードするお二人。今年は既存サービスに加え、4つの新規サービスプロジェクトを始動してきました。
「手で触って確かめたと言えるぐらい、成長を実感できた」そんな1年を振り返ります。
お二人の選ぶ「今年の漢字1文字」は何になるのかを想像しながらご覧ください。


挑戦する会社であり続けるための意思決定と組織づくり

留置)崔さん、ヒドンさんのそれぞれの役割や活動について教えてください。

崔)僕のCEOとしての役割は、事業、会社づくりなど経営に関する最終的な判断者、最終的な責任を負うことです。
リーダー達とディスカッションし、どれだけリスクヘッジしながら成果を出せるかアドバイスをすることで物事を進めています。

今年は4つの既存事業に加え、新たに4つの新規サービスプロジェクトを始動させてきました。
それらを進めていくことはもちろん、メンバーが1度失敗しても立ち上がって次に挑戦していける「末永く挑戦できる会社」であり続けることを意識しながら意思決定をしてきました。

ヒドン)私は2019年にcocone v(当時cocone fukuoka)の開発者採用やサービス作りに携わってきましたが、一度ココネに戻ってのブロックチェーン開発をサポートした後、今年1月からcocone vのCTOに就任しました。

私の役割はcocone vを世界一の開発部隊にすることです。
開発者たちが楽しくものづくりをしながら成長していくサイクルを作るために、開発カルチャー作り、組織づくり、プロジェクト支援を行ってきました。

グローバルに向け0からのサービス作り。それを支えたのは高い成長率を維持した既存サービス

留置)今年1年を振り返ると、どんな1年だったでしょうか?

崔)今年はココネグループ全体で掲げた「グローバルへの挑戦」に向かって、がむしゃらに走り続けてきました。

その思いが初めて形になったのがアートトイを作ってデジタルワールドを楽しむアプリ『TOYVERSE』です。

デジタルワールドを楽しむアプリ『TOYVERSE』

『TOYVERSE』はcocone vで初めて0ベースからグローバルを視野に入れて企画・開発を進めてきました。
新しいものを作っていく中での苦しみ、言い換えれば成長痛をたくさん感じた1年だったのではないかと思います。
経験を通して学んだことや感じたことは人それぞれあると思います。いつか必ずどこかで活きてくる経験ができたはずです。

『TOYVERSE』の他にもアバター、ゲーム合わせて4つの新規サービスづくりを行ってきました。
忘れてはいけないのが、既存サービスのメンバー達の存在です。
新規への投資をしながらも高い成長率を維持してきたのは、既存サービスの皆さんのおかげです。改めて感謝を伝えたいと思います。

会社づくりの面に関しては、今年はコロナが5類に移行したことで、やりたかった施策ができるようになりました。
今年一新した綺麗なオフィスで集まれるようになって職場の良さや事業の成長を実感したでしょうし、イベントなどを通して会ったことのないメンバー同士が面と向かって話せたことで今までより一層結束力が高まった年になったと思います。
それらの施策のおかげで、今のcocone vの雰囲気を作ることができたのだと思います。

今年移転した新しいオフィスと、全社員向けBBQイベント

世界に誇れる開発部隊をつくる。その第一歩は「開発カルチャーづくり」

留置)開発部門においては今年1年はどんな1年だったでしょうか?

ヒドン)cocone vのCTOとなり、開発部門をさらに成長させていかなければという思いや、事業部やプロジェクトごとに縦割りの開発部門の壁を取っ払い、開発カルチャーを作りたいという思いが強くありました。

入社してからまず開発者皆と1on1を行い、スキルや長所を把握していきました。
そして開発カルチャーづくりの施策として、開発者が交流できるきっかけとして開発者イベント「CoCoDay」を定期的に開催してきました。

CoCoDayことCode and Cocktail Dayイベントの様子

最終的には開発者から率先して何かを作り出すプロジェクトを進めて欲しかったんです。
開発者にとって成長するためには、本を読むことだけでなく自分が「作りたい」と思うプロジェクトが一番飛躍できるんです。

最初は企画者がいなくて何からすればいいか...という感じでしたが、カルチャー作りの施策をしていくうちに、「自分たち発案で何か作ってみよう」という姿勢を感じられるようになりました。
最終的には、社内システム作りや新規サービスなど、4つのプロジェクトに取り組むことができました。

あと、今年印象に残っているのはリーダーの成長です。
去年、同時に3つの新規サービス作りに挑戦すると聞いた時、CTOとして「開発できる」と言い切って良いのか迷いました。

2019年にも既存事業に加えて新規事業に挑戦していましたが、当時はプロジェクトを引っ張るリーダーがおらず、私の方で全てリーダーの役割をしていました。
今年のように新規サービスの数が増えると、さすがに各プロジェクトの細かい部分のケアや組織管理ができるリーダーが必要となりました。

どうやって任せていくか、すごく悩みました。
『TOYVERSE』を任せたジェソップさん、新規アバターサービスを任せた平山さん、新規ゲームを任せた深町さんとサブリーダーのお二人。
最初は不安でしたが、今は心配無く役割を任せられているのが何より嬉しいです。

リーダーだけでなく、新規プロジェクトに入って手を動かしているメンバーも「この人からこんな技術的な言葉が出てくるなんて...!」と思うこともあるほど成長を感じられています。

もちろんイシューが発生したり、足りない部分もありますが、そこで僕がなんとかしてしまうと成長する機会が無くなってしまうんですよね。
ヒントを出しながらも、口出しするのを我慢してメンバーに任せる。
リーダーとしては、僕自身も成長出来たのではないかと思います。

手で触って確かめたと言えるぐらい、みんなが成長を実感できた1年でした。

どれだけ頑張って自信のあるものを作っても、サービスが成功するかは分かりません。
でも、成長や経験は確実に得ることができます。
それはその後のプロジェクトで必ず活かすことができるので、会社にとっては資産です。

崔)そうですね、『TOYVERSE』を例に挙げると海外の一部地域でローンチしてみて、立てていた仮説のうち、当たっていた部分もあれば、全く違う結果もありました。

『TOYVERSE』はそういった「ヒストリー」、どういうアクションをして、どうなったか。何で躓いたのか。何をして良くなったのかといったことを細かくストックしてます。
他のプロジェクトにも同じ間違いをして欲しくないですし、『TOYVERSE』のヒストリーから活かせることがあるはずだからです。
ココネグループの法人間でもお互いの経験を活かせるようにしていきたいと思います。

左:CTOヒドンさん、右:CEO崔さん

ココネグループと連携し、一緒にグローバルに挑戦していく

留置)ココネグループは今年はホールディングス化という体制変更がありました。
具体的にどのような関わり方になったのでしょうか?

ヒドン)例えば、新規ゲームプロジェクトにおいてはココネ(東京)のメンバーに参加してもらい、東京側での知見を共有してもらいながらプロジェクトを進めてきました。
プロジェクトを通して東京で最適化されているプロセスや開発スキルをcocone vにもシェアしてもらい、成長しながら開発を進めています。

ココネには福岡、東京、韓国と様々な法人がありますが、「グローバルでの成功」という目標は同じです。今後注力するサービスに人手やノウハウが必要であれば、グループ間で連携・調整しながらサービスを作っていくことができます。
お互い切磋琢磨するライバルではありますが、協力しながら良いサービスを作っていくという姿勢は変わりません。
どの法人が上手くやったという話よりも、まずはサービスが成功することが大事です。

留置)ある法人で作ったサービスでも、グループで連携して最適な人員配置ができるのはココネグループならではですね。

ヒドン)「同じグループならば、皆で一緒に作るべき」という会長の理念があり、僕もそういう会社にしたかったんですよね。
法人は違ってもココネは1つの会社のようなものなんです。

グローバルに提供するココネグループの新サービス

お二人が選ぶ今年の漢字一文字は...

留置)崔さんとヒドンさんが選ぶ、今年の漢字1文字を教えてください。

崔)僕は「超」を選びました。

今年を振り返ると、成果においてもサービスの企画においても、今年は去年を超えられる1年だったと思います。来年は今年を超えていきたいという思いも込めてこの字にしたいと思います。

ヒドン)僕は「挑」を選びました。

考えると、2008年ココネという会社を設立してからの期間はずっと「挑戦」だったからです。ゲーム開発者としてやってきましたが、ココネとして開発してきてからは本当に初めてのことばかりでした。時代の変化に合わせて常に勉強して手を動かして...という挑戦の繰り返しでした。今年もまた新しく挑戦し続けてきたという意味を込めて、この字にしたいと思います。

左:CTOヒドンさん、右:CEO崔さん

会社、サービス、自分自身に誇りを持てる場へ

崔さん)僕自身の挑戦は、社会に良い影響を与えられる会社を作っていくことです。
会長の考えでもありますが、前提として、人と人の関係性が構築されるのは、大きく3つ「家庭」「学校」「会社」。会社は人にとって関係性が構築できる大事な場の1つなんです。

そんな会社が豊かな場所であれば、そこにいる人々の人生も豊かになるという考えのもと、「良い会社」であることが会社の役割の一つだと考えています。

それに向けて、まずはメンバーの皆さんに還元できるようにしたいと思います。
給与面だけでなく、時間、環境、成長、健康、やりがい。
様々な点において、メンバーの皆さんが「cocone vは良い会社だ」とプライドを持てるような会社にしたいと思います。

次に「良い会社」であり、多くのサービスが愛される「強い会社」となること。
来年は『TOYVERSE』がアメリカ・日本も含めたメジャーローンチを予定しています。
そこからが本番で、数字や反応から伸ばす点や改善すべき点が見えてきます。
他の新規プロジェクトについてもまずは無事ローンチすることを目指して頑張って行きたいと思います。

先程もお話しましたが、新規サービスづくりの原動力となっているのは既存サービスを支えるメンバー達です。
「自分たちがいるから新しいサービスに挑戦できる」というプライドを持ってこれからも頑張ってほしいと思います。

根本的な話ですが、私達のお客さまがいてこそ、私たちの会社、事業、組織は成り立っています。これからも「お客さま有りき」であることを忘れず、世界中のお客さまの感性をカタチにできるサービスづくりに挑戦していきたいと思います。

ヒドン)来年は、今年挑戦してきたこと、試してきたことの結果が目に見えるようになります
今年は作っている間に成長してきた1年でしたが、来年は成果を見て成長する1年になると思います。
成果を見て思い通りだと喜べること、残念だったと落ち込むこと、どちらを経験してもそれは成長に繋がります。
まずは新しいことに挑戦してきたことに自信を持って欲しいです。

そして、成功するまでやり遂げてほしいです。
そして次の挑戦に、それがまた次の成長に、と繋がっていくサイクルの最初を踏み出してほしいと思います。



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