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時短だけど時短じゃない「育児フリータイム」制度

「1時間だけ早く帰れたら、お迎えに行きやすいのに」

お子さんを持つ会社員にとって、よく利用される「時短勤務制度」。経済的な理由などをもとに共働きする世帯にとって、無くてはならないものです。

ちなみに時短勤務の時間は6時間と法律で定められていますが、企業によってはもう少し長くしたり短くしたりなど、異なることもあります。

そして時短勤務で共通するのは、“時短にした分だけ給与も減額”される可能性が高いということ。

昨年、政府から「異次元の少子化対策」の支援制度として「育児時短就業給付(仮称)」を2025年実施で目指すことが発表されましたが、これは2歳未満の子どもを養育する方が時短勤務を選択した場合、賃金の減少を補う制度とのことです。

とてもありがたい制度とは思う一方で、育児は2歳以降も続くもの。伸び悩む賃上げや物価高騰などの背景も考慮すると、お子さんを持つこと自体に悩む方も少なくないかもしれません。

また、時短勤務でも日によってはもう少し長く働きたいor早く退社したい・・・といった要望に対する柔軟性が乏しいことも現行制度の課題としてあるようです。

ココネでは兼ねてより、社員が子育てをしやすく且つ、育児を理由に退職することなく長い期間働いてもらえるよう「育児フリータイム」という制度を設けています。


— 給与の減らない「育児フリータイム」制度について

2018年から運用している、こちらの制度。通常の有給休暇制度とは別枠で付与され、子どもを持つ社員の誰しもが取得できる制度です。

具体的には、子どもが小学校を卒業するまでの期間、その月の平日の勤務日数×1時間のフリータイム(有休)を付与する、というもの。

今年の3月であれば、21日×1時間=21時間分がフリータイムとして使えることになります。例えば、9時に出勤・17時に退勤した場合、実労働は7時間ですが、1時間のフリータイムを使用すると、実労働は8時間とみなされます。まとめて使うこともできるので、午前中の4時間は働いて、残りの4時間をフリータイムにすることもできますし、1分単位でも使えるので、30分だけ早く帰ることも可能です。

※制度を利用できる方
・お子さんが小学校を卒業する年度の3月31日まで
・試用期間を終了した正社員のみ

— 時短との違い

労働基準法で定められた「短時間勤務制度」では、時短にした分の基本給やみなし残業分が差し引かれ、給与額は少なくなります。

「育児フリータイム」では、基本給とみなし残業分は支払われるので、給与額は変わりません。

もちろん「短時間勤務制度」を選択することも可能です。制度の選択肢が一つ増え、少し安心感にも繋がるのではないでしょうか。

— どんな人が利用しているの?

制度を利用しているのは、男女関係なく、対象者の50%以上。職種も様々で、管理職の社員も含まれます。育児休業後の復職率もほぼ100%ということからも、ココネでは仕事と育児の両立がしやすい環境が整えることに注力しています。

ちなみに育児休業から復職する方へのサポート体制もあります。復職を経験した社員からアドバイスを受けたり、同時期に復職予定の社員が集まる社内イベントの企画も。復職に緊張する方もいると思うのですが、少しでも不安を解消できるような取り組みを行っています。

— 実際に「育児フリータイム」を利用している社員のご紹介

【デザイナー職 Tさん(女性)】
保育園に通うお子さんを育てながら、2Dデザインチームのリーダーとして活躍

■1日の過ごし方
8:00 保育園へ
8:30 勤務開始(リーダー業務、MTG、デザインなど)
16:30-17:00 勤務終了し、お迎えへ(状況によって残業することも)

■フリータイムを活用して
「リモートワークと出社で勤務時間や業務内容を調整し、毎日1時間前後、フリータイムを使用しています。現時点でとても使いやすい制度だと思います。育児フリータイムだけでなく、フレキシブルに働き方を変えられるところもココネの魅力だと思います」

■チーム内の協力体制について
「時短勤務の分、(他のメンバーに)工数を追加していただいています。また、サブで動いてくださるメンバーもいるので、自分が不在でも組織が回るような状態でもあります」

■転職を考えている方へのメッセージ
「産休明けから、部署を3つ経験しましたが、どの部署においても育児に関して協力体制がありました。また、その3つともリーダー経験をさせていただきましたが、とても働きやすい職場だと思います。産休前からリーダー職を務めていたこともあり、復帰後はそのような経験はもうできないのではないかと思っていましたが、チームメンバーの協力もあり、充実したお仕事をさせていただいています。もし、ココネで働きたいお母さんがいましたら、是非一緒に働きましょう!」

【エンジニア職 Oさん(男性)】
0歳のパパ。サービスのサーバエンジニアやクライアントエンジニアとして活躍

■1日の過ごし方
(リモートワークの日)
9:30 リモートワーク開始
18:00 お風呂やご飯をたべさせるために業務終了
20:30 リモートワーク再開
(出社の日)
10:00 出社
17:30 業務終了
18:00 自宅に到着、お風呂、寝かしつけ
20:30 リモートワーク開始

■フリータイムの活用
「子どもが生まれた後、有給休暇を多く取得したため、休まなければならない時にフリータイムを8時間使い、休みとして活用しています。また夕方に子どもをお風呂にいれるために業務を中断する際にも使用しています。毎月5~15時間は使っています」

■チーム内の協力体制について
「会議が夕方に入ってしまい出られないときなどは、他の方が会議に出てくれたり日程調整などしていただいています」

■転職を考えている方へのメッセージ
「決められた時間内であれば、柔軟に使用できますので子育てに良い制度だなと感じます。また、この育児フリータイムを使っても欠勤と違い給与が減ることはないので、いろいろと物入りになる産後に助かっています。
もちろん子育ては大変ですが、色々と会社に助けられてるなと感じます」

— まとめ

自分らしく、そして安心して長く働ける環境・制度についてご紹介しました。

  • 月間の所定勤務日数×1時間を「フリータイム」として使える

  • 1分単位でも、まとめて使ってもOK

  • 給与はそのまま

  • 男女、職種、役職関係なく利用されている

ほかにもココネには「いい会社を作ればいい人が来る、いい人が来ればいいサービスができる、いいサービスができればお客様が集まってくださる」やウェルビーイングのような考え方をもとに、様々な制度を設けています。

ぜひこちらもチェックしてみてください。
ココネの働き方・制度

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