また君が私を見てくれる日を願って。

最初はあなたから
いつも好きっていってくれて
毎日電話をかけてくれて
寝る前の「大好き」を言い忘れた日は次の朝謝りながら大好きだっていってくれる
あなたと過ごす日々が楽しくて
毎日が幸せだった

あなたが私だけのものじゃないことを知った時
失ってしまうかもしれないと思った時
怖くて不安で焦った
嫉妬して拗ねて強がって
周りが見えていない私は気づけなかった
もうあなたが私のことを好きじゃないことに

だんだん減っていく連絡
続かない会話
一緒に帰る約束も家に早く帰ることを優先されて
次第に私と遊ばなくなって
他の子と遊びに行くようになって
冷められていることに気づいた

捨てられてしまうかもしれないと思った
涙は出なかった
私より他の子を優先するあなたに腹が立った
人の恋人にちょっかい出すその子が憎かった

ある日告げられた
「めんどくさい」「正直もう冷めてる」
その言葉
本当に別れが近づいていることを感じた
その時、もう好きっていってもらえないのかなと思った
もうデートに行って楽しいねって笑って
帰り際寂しいねってハグすることも
様子見しながらそっと近づいて愛し合うことも
もうできないんだって
その瞬間涙が溢れた
止まらなかった
もうあの時に戻れないこと
私が夢見た未来はないこと
声を上げて泣いた
こんなに泣いたのは初めてだった
いつの間にか泣き虫な君に似ていっていたのかもしれない
そして私がいつの間にか君のことが大好きになっていたことに気づいた
あまりにも気付くのが遅すぎた
いつも私は追われる側だと思っていた
いつしか立場は逆になっていた
君がいなくなるのが怖くてたまらなかった
大好きだった
嫌なことたくさんされたのに思い出すのは綺麗な思い出ばかり
君の嫌いなところを上げるつもりが
好きなとこばかり溢れ出てきて
好きが止まらなかった
溢れてやまないこの好きはもう君に伝えることはできない
君としたいこと君といきたいところ
まだまだたくさんあるのに
まだ何も達成できてないのに
次あったら私から手を繋いで大好きっていうんだ
次家に行ったら私から隣に行って甘えるんだ
そんな次は訪れない
次じゃなくて今すればよかった
永遠なんてないんだから
ちゃんと好きを伝えればよかった

まだ別れは告げられていない
前のような幸せも戻ってきてはいない
辛くて苦しい生き地獄
早くここから解放されたいけど
もしかしてを願う私は自ら手放すことなんてできなかった
だから今日も二度と戻らない君を追いかけ続けるんだ
君に本当に捨てられるまで。

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