冬の夜空を見上げるときのあの澄んだ感じをなんと言えばいいだろう
感情はしずかに夜へ溶け出してたとえば花としてよみがえる
花ひらく力がいつも暴力ならば、きみを忘れてゆくことならば
ラバトの化石どうなったかなあのころは突き刺すような毎日だった
冬の夜空を見上げるときのあの澄んだ祈りのような感覚は、何?
山羊の木をみたことがある あわいあわいひかりのような木だったけれど
ちょっとだけぼくは明るい色が好き 冬晴れのジーンズ、きみがくれたジーンズ
ぼくはきみのゆるキャラとして生きて行こうあらゆるビルの窓開けながら
初出:ネットプリント「角笛4」(知己凛さん発行) 2018年12月22日発行
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