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【自分の視野を広める他者の存在】

自分ひとりだけで考え事をすると視野が狭くなる理由、他者と話すと自分の視野が広まる理由について記載していきます。

■目次
1)脳は情報を取捨選択している
2)他者があなたの視野を広める

1)脳は情報を取捨選択している

脳は手抜きが得意で無意識で知覚する情報を取捨選択しています。

なぜなら脳が知覚できる全ての情報を知覚しようとすると大量のエネルギーを消費し、人間が餓死してしまう為です。

なので、全ての情報を知覚しているわけでなく、フィルターに通った情報を知覚しているのです。

この情報を取捨選択するフィルター機能をRAS(Reticular Activating System:網様体賦活系 )と呼びます。

そして、RASは「これはこうだ」と何かにロックオンをすると、それ以外の重要でない情報をロックアウトし、スコトーマ(心理的盲点)を生み出します。

つまり、脳は全ての情報を知覚しているのではなく無意識的に情報を取捨選択しているのです。

これから、あるゲームをして頂きたいと思います。
次の画像にはある英単語が書かれています。
グレーの部分に着目して、その英単語を見つけてください。

念のためもう一度、グレーの部分に注目して、ある英単語を見つけてください。では、お願いします。









画像1









「LIFE」という文字が見つかりましたでしょうか?
見つからなかった人は、今度は青い部分に注目して画像をみてください。

そうすると、見えたのではないでしょうか。

ここからは、種明かしになります。
今回は、最初グレーに注目してくださいと指示があった為、
グレーの情報にロックオンし、青の情報がロックアウトしてしまいスコトーマ(心理的盲点)となりました。

結果として、大きく書いてある「LIFE」という文字が見えなくなってしまったのです。

この画像だけでなく、「何か注目すると何かが見えなくなる現象」が常に生活で起っているのです。

自分1人では、見えなくなっている情報に気づく事はとても難しいです。
なぜなら、見えてない事にすら気づく事ができない為です。


2)他者があなたの視野を広める

人間の脳の仕組み上、スコトーマ(自分では見えていない・気づく事ができない情報)が必ず生まれます。
キャリアだったり、対人関係であったり、自分の人生を豊かに生きる上で重要なテーマにもスコトーマが生まれています。

そこに社会的な地位などは、関係ありません。名経営者でも学生でも、人間である限り誰でもスコトーマが生まれます。

自分1人で考えすぎてしまうと、スコトーマが原因で視野が狭くなったり、考えが偏りすぎたりしてしまいます。

そこで、自分では気づく事が難しいスコトーマを教えてくれるのは自分以外の他者の存在になります。

あなたが気づく事ができない情報も、他者はフラットに見る事ができる為です。

しかし、「他者」であれば誰でも言い訳ではありません。
なぜならば「他者」はあなたを「過去の記憶を通して見ているから」です。

「あなたのことを心の底から支援してくれる人かどうか」、「未来の可能性を信じて支援してくれる人なのかどうか」をよく見極めましょう。つまり「あなた自身が誰の言葉に耳を傾けるのか」ということをよくよく慎重に意識する必要があります。

あなたのスコトーマ(自分では見えていない・気づく事ができない情報)を伝えてくれる優しい人や、優秀なコーチのような人が側にいる環境にいる、または、そういった環境を見つけることが理想的です。

スコトーマを外し、あなたの人生の選択肢や視野を広めてくれるはずです。
[執筆]佐藤光司(Coaching4U認定コーチ補)/[監修]渡邊佑(Coaching4U代表・苫米地式コーチ・TICE式コーチ)


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