憂鬱の正体

ここ暫く頭痛のせいもあり、理由のわからない憂鬱に取り憑かれている。

夫が定年を前にほぼウチにいるせいか？
イヌネコがやらかす騒動のせいか？
体調のせいか？
春の体験レッスンシーズンなのにいまいち反応がないせいか？
鏡を見るたびため息がでる顔のシミ、シワ、老化のせいか…
全部ひっくるめて憂鬱なのである。

台所はほぼ夫に乗っ取られている。
わたしが立って料理をしている横でビール片手に張り付いて動かない。邪魔!
いちいち横槍が入る。
うるさい。
朝というより昼前から2時間くらいかけてコーヒーをいれ、自分のためのブランチを作りゆっくり楽しんでいる。
わたしはトースト一枚と紅茶だ。
イライラしながら食べるので食べた気もしない。
この生活スタイルがこれから死ぬまで続くのかと思うと憂鬱を通り越して鬱になる。
頓服を飲み、鎮痛剤をのむ。寝る。
充実した老後なんて皆無だ。
年寄のところにはピアノの生徒も来やしない。
体験レッスンを受けてもなんの連絡も無し。いまはそういう時代なのかね…

全身の老化も憂鬱の種。髪の毛は染めないとほぼ白髪…
かおのシミ、しわ、たるみ、ため息がでる。
エイジングケアを謳った公告が毎日のようにはいるが高くて手が出ない。

医療費もバカにならない。
イヌ、人間ともに年老いていくら払ってるだろう…
イヌなど保険がきかないのでなんやかんやで月二万円は払ってるだろう。
痛いけど仕方ない。家族の一員である。
全てひっくるめて憂鬱のタネ。
書き出したらちょっとスッキリした。