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富山旅行記~ありがとう~-5/1/24

「なんとなく北陸って飯がうまいイメージあるよね」
『ああ。特に富山なんかは魚介、ぶりとかね』
「寒ブリいいね、ただ今は春だしなあ。あ、ホタルイカが沿岸に大量発生する「身投げ」が例年の10倍近い発生量をたたき出してるらしい」
『へえ、2人とも行ったことないし、行くか』
「うん♡♡♡行くの♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

男2人、4/30-5/1で1泊2日の富山旅行に行ってきた。

結論、

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ありがとう。

どういうことか?
その訳/記録を備忘録として残していく。(意味不明)

1日目


4/30 9:20東京駅発、11:27富山駅着の新幹線に乗る。
俺は人生で新幹線に乗ったことが、記憶あるうちに2回しかない。
今回も少しもたついた。なんでチケットが2枚あるんだ?
あっ、乗車券と特急券の2つに分かれてるのね~。だから改札で2枚一緒に入れないと特急が止まるホームには入場できないのね。で区内移動賃が割り引かれるのね~。というのを友達に教わる。「22にもなってこいつマジか・・・」みたいな顔されたので、俺も負けじと「こいつマジか・・・」みたいな顔をしつつ、意味不明に相手の攻撃をいなす。人間は、舐められたら終わりだ、終わりなんだ。

富山駅。写真には写らないが、周辺は開けている

富山駅へ着いた。すごい綺麗だ。というか、地方中核都市の大型駅舎は豊かだ、と思う。私は普段東京や横浜の、狭いところに幅寄せる年季の入った駅しか見てない。地方の駅舎のほうが新しくてきれいんだよな。その上駅の周りもごちゃついていない。とくに富山なんかは脱炭素・高齢化への対応のために路面電車がバンバン通っており、駅の周辺の遮蔽物がないので素晴らしい。

北陸新幹線は金沢から先、敦賀まで引き延ばされたんだっけか。
大阪からだと敦賀までサンダーバード、それから北陸新幹線乗り換えで高速移動が可能になったらしいが、福井までの場合だと敦賀での乗り換え10分かかるからかえって不便とすら言われているみたいでやんすね。

駅の開けたロビーにて。富山のセカンドインプレッション

駅をさっさと後にして近くのレンタカーを借り、その時点で11:40くらい。
最初の目的地である「新湊きっときと市場」にて開催される、「ズワイカニのせり」が12:30からなので、急ぐ。
受付が12:00まで、かつ移動時間は30分はかかるので、間に合わない。事前に新幹線内で、市場の受付担当の方に電話で泣きつくことでなんとか参加予約までこぎつけた。すみません・・・

地方の漁港市場ワクワクする

着いた。観覧費の100円を支払う。受付の市場のご意見番のようなおばちゃんに「電話くれた子よね?待ってたんだよ、もう始まるから慌ててって!」と言われた。急いで向かう。

地面に裏返しで整列させられたカニ。
目を細めると、「シャレにならない生き物」に見える。つまり、しゃれにならない。

港に併設されている倉庫?がセリの会場だ。観客は体育館だとしたらランニングデッキにあたる場所で組んだ腕を柵の上に置きながら、何か如何わしいショーの裏社会勢力スポンサーさながらセリを見守る。床に裏返ったカニが綺麗に並べられていて驚いた。明らかに異常な光景。

せりは1個も意味わからなかった。呪文(値段?)を唱える卸売業者と、それに手を上下に振りながら(値下げて/まだ買いませんの意思表示?)反応をとる買い手たち。その応酬がシームレスに展開していく。察するに、もうどのくらいの値段で買うとか、誰が買うとかを全員ぼんやり分かっているので、形式のみ残して取引自体は暗黙の了解で行っているのだろう。

その後は隣の「きときと食堂」で白エビとカニの紅白丼(2,500円)を頂く。注文を待っていると、市場で受付をしていたご意見番っぽいおばちゃんが席に座っているのを見つけた。このおばちゃんが来るなら間違いないだろ!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwと勝利を確信した。
白エビ丼は3000円だったので、カニより白エビが結構高いっぽい。

2500円。白エビがかなりいいお値段するっぽい。

何の文句もなく美味かった。量はちょっと物足りなかったけど。
旅行は、腹のキャパをいかにして残すかが肝要だと言われているので長期的に見たらプラスだと言い張る。

その後は近くの内川エリアとやらへ。新湊も内川も射水市圏内にあるので。内川の街並みは、富山のヴェニスと呼ばれているらしい。
一本の川を挟んで店や集落が並列しているとのこと。

ここは大したことなかったので、そこらへんの和菓子店で腹ごしらえをしてあとにした。
友だちがドリンクとして頼んだ緑茶が「塩水」のような味がして飲めたものじゃなかったとのことで残していた。そこで、俺は店員さんに悪気無しに「普通のお茶とは一味違う、個性的な味がしたのですが、こだわりがおありなのでしょうか?」と聞いてみると、「よくぞ聞いてくれた!!!」みたいな顔をしながら長々と自慢げに語りだした。俺は「へぇ~」とか適当に相槌を打ちながら聴いていたが、チラッと後ろを見ると友達が残したお茶を無理やり一気飲みしていた。退店してから聞いてみると、「あんな熱弁してもらって残したら嫌な客すぎるから・・・」と吐きそうな顔で言っていた。so sorryねー。

15:00。その後車を富山駅方面へ走らせ、駅近くで予約しておいたビジネスホテルへ。車を駐車し、チェックインし、荷物を預け、レンタルサイクルを利用して富山ガラス美術館に行くことにした。

さすがにきれいすぎる

ガラス美術館の様子。圧巻だ。ちなみに美術館と図書館が一体となっていて、館内には本棚や読書スペース、自習スペースが用意されている。美術品が立ち並ぶ展示室のすぐ隣で、学生服を着た少年少女が勉学に励んでいた。この素晴らしい意匠が凝らされた建築物が、観光客など一見さん向けのただの美術館としてだけでなく、市民のための場として馴染んでいる姿が好印象だった。
ガラスの展示品については、写真撮影はOKだがSNSへの投稿がNGとなっているものが多いため、ここでの掲載はできない。が、めちゃくちゃ素晴らしかったのでまた見に行きたいな。今話題のガラスでできたホタルイカはここでは売ってないしすでに他の取り扱い店で売り切れたそうだ。残念!!

夜ご飯① 「糸庄 本店」のもつ煮込みうどん

17:30くらい。夜ご飯はグルメのリサーチをしていてべらぼうに評価が高かった「糸庄 本店」へ。ここの煮込みうどん(1000円)がめちゃくちゃうまいらしい。
結論めちゃくちゃうまかった。モツの臭みが全くない。うどんは平麺だが、ハリがすさまじく、他の食材と一緒に咀嚼しても口の中で生き残り続ける。食べ応えが抜群だ。
食いしん坊なのでプラスで「おつまみもつ」(800円)を注文した。お肉大好き君としては最高の時間だった。流石にめっちゃ苦しくなってしまった。

とはいえ、これで終わるのも寂しかったので、せっかくなので地のものを置く取り扱っていそうな居酒屋を探して1杯やることにした。

夜ご飯② 「島ん酎」の刺身盛り合わせ

目を付けた一店舗目の居酒屋が満席(18:30くらいで!)で断られてしまったので、二軒目の「島ん酎」に行くと、2席だけ空いてるとのことでラッキー入店。地元民らしき人たちでにぎわっていた。とりあえずいろいろ適当に頼んでみたのだが、どれもマジでうまい。人生で食べた刺身の中でダントツでうまかった。ホタルイカの沖漬けもビビるくらいうまかった。店主曰く、観光客向けの店じゃなく安く美味しく提供できるように頑張ってるらしい。こういうことを店主から聞けると倍うまく感じちゃう私は単純だ(J-POP)。
普段は飲まない日本酒を頼む、「羽根屋」「林」という地酒が大層うまかった。飲みやすい。としか言いようがないのが口惜しい。飲みやすいよ!と言われた後に飲む日本酒は飲みやすいモノなんだと思い込んでしまう私は単純だ(2サビの最後は繰り返し)。

ご機嫌で帰宅。
俺がツイッターでいいねしている最高に面白い動画たちを友達に見せて「お前何に笑ってんの?」と言われつつ、そんな友達は下ネタの動画でしか笑わないことを馬鹿にしつつ、黒部ダムに行くのに富山駅から3.5時間くらい、往復で1,3000円かかることに戦慄たので諦めつつ、0:00くらいに就寝。

2日目

ひどい夢を見て、6:00に1人起床。汗でベッドと毛布(おいてあった。神)がぐしょぐしょになっていた。最悪な気持ちになり、8時までベッドから起きる事が出来なかった。今自分が旅行という最高の時間を過ごしている事実を自分に言い聞かせ、なんとか起き上がり、9:00にホテルを発つ。質の良い食事のみで腹を満たしたい、かつ夜ご飯どうせ食べ過ぎると思ったので、朝ごはんの予約はあらかじめしていない。

黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗るために、温泉が有名な宇奈月駅へ向かう。いい名前だ。平成のラノベのヒロインの名前っぽいな。

めちゃくちゃうまい

道中、さすがに腹ぺこだったので、道の駅で林檎サイダーを買った。330円。今まで飲んだ林檎サイダーで一番うまかった。30%なので、確かにナチュラルな味わいからは遠ざかっているのだが、加算された甘味のくどさが炭酸のさわやかさによって漂白されている。

宇奈月改札。キッザニアのようなトイ感がある。

そうこうしているうちに到着した。宇奈月駅。
次の出発が25分後とのこと。30分おきに出てるとのことなので、間が悪い。
宇奈月駅から猫又駅というところまで、片道50分、往復するので100分とのこと。

駅にめぼしいものはないので、だらだらしつつ時間を過ごす。

ちなみに、この日はめちゃくちゃ寒かった。9℃くらい。シャツ一枚のみの軽装備できた私たちはかなり厳しい戦いを強いられることになる。
トロッコ列車は基本窓がなく、屋根しかないので風をガッツリ浴びることになる。プラス600円支払うと電車の様に密閉された室内で快適に過ごせるのだが、トロッコ感は薄まる。もちろん、俺たちは開放感のある標準トロッコを選択した。

そうこうしているうちに発射の時刻が迫る。改札を抜けホームまで行き、背もたれのないシートがただ並ぶだけの列車に乗り込む。私が乗る車両に他の乗客はいないようだった。

発車のベルがなり、「すごくちょうどいいスピード」で動き出した。全然遅くはない。でもジェットコースターのような恐怖を覚えるほどでもない。ちょうど、列車のスピード。

駅に直結するトンネルを抜ける。壁すっれすれ。
割と賑やかな音声ガイドがついており、乗客を野放しにしてやらない思いやりを感じる。

天気が曇りで、山の山頂のほうが霧がかっていたので心配だったのだが、存外景色を楽しめた。写真だと伝わりきらないだろうが。

ピンポーン、と空からガイドがやってくる。「このあたりにはお猿さんがいるかもしれません。工事によって掘削してしまった山の間をつなぐ、お猿さんのための橋を設置しているんですよ。」とのこと。こういうときの「動物いるかもしれませんよ」のにおわせってだいたい叶わないからな・・・。と思っていた。その刹那、強烈な「動物園のにおい」が立ち込める。

いたーーーーーー
ーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
しかも結構いる!!!!!
列車すれすれのところに、なんか知らんけど集まっている!!!!

あっという間に100分が過ぎた。めちゃくちゃ楽しかったな。
自業自得で寒すぎること以外は、100点だった。

その後は、

氷見きときと寿司(富山の寿司チェーン。正直に言うと、いい値段する割に普通でした(´;ω;`))
サウナ(水風呂が深さ160mあって最高だった)
「藤吉」の水だんご(今まで食べたスイーツで一番好きだった。本当に美味しすぎる。マジで関東出店して)
富山ブラック(味かなり濃い。ガツンと来ます)

を食べて吐きそうになりながら旅終了でした。最高。

友だちのK君といった旅行の中では最も充実したかもしれない。
黒部ダムにいけなかったのが心残りだが、1泊2日でこんなに充実した旅行にしてくれる富山は個人的大好き県になりました。

富山最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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