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ニッポンカジノ考

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早ければ2024年にも開業される日本版カジノ。そこにはどんな未来があるのか。依存症対策、反社対策などのリスクに、国はどのように備えようとしているのかを順次ご紹介します。
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(1) カジノの賛否は事実を知ってから

(1) カジノの賛否は事実を知ってから

令和2年1月10日、正式にカジノ管理委員会情報化参与の辞令を受けました。

私自身、カジノには賛成でも反対でもなく、職責上、カジノが出来ても入場できない立場ですが。特に反対する方々の意見発信や広報がイメージ戦略に偏っている気がしており、却って賛成派に足元をすくわれるのではないかと。ともかくFact に基づいて論を展開していただきたいと思っております。これは賛成派の方々も同じこと。

巷間、言われて

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(2) 反社会団体対策

(2) 反社会団体対策

さて、前の投稿で町の治安や雰囲気について書きましたが、やはり治安維持の観点で大切なことは、反社会団体との繋がりをいかに絶つかということでしょう。
実際、かつてのラスベガスは、最初のカジノ付きホテルであるフラミンゴが反社会団体によって建設されて以来、マフィア達の重要な収入源となり、その運営や権利争いのため、数々の違法行為がまかり通る。まさに毒花の楽園だったわけです。

こうした状況の改善のため、ラス

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